なぜこういう会をやろうと思ったのか〜当事者研究、始めます。その2

ふだん私は傾聴ボランティアをやっております。

つらい気持ちや生きづらさ、絶望感を持った人たちの話を聞いていてよく耳にするのが「こういったことを話す場がない、相手がいない」というものです。

親しい人たちに心配や迷惑をかけたくないから話せない、もしくは原因がそこにあるので話せない。とにかくそういった思いをずうっと抱えていると自分の中でどんどんしんどさがたまってきます。
その状態が続くと人は「自分のいる意味がわからない」「いてもいなくてもいい」というように視野がどんどん狭まっていってしまい最後には自分を消してしまいたいまでの状態に追いつめられてしまいます。なので個人的に「もっと気軽に早い段階で話を聞く相手や場があればいいのにな」と思っていました。

そんななか出会ったのが「当事者研究会」という活動です。同じつらさを持った者同士が集まることでそういった「話せる場」を提供できる。その上研究をしていくことで自分を助けるためのしんどさとの向き合い方や考え方を得られるというメリットもある、ということで「これはぜひやってみたい!」と思うようになりました。

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