「浜松城」 ~徳川300年の歴史を刻む出世城~ [続日本100名城No.148]
静岡県の浜松城を訪れました。
徳川家康が17年間在城した浜松城は、江戸幕府300年の原点となった城です。
武田信玄との三方ヶ原の戦いの際、家康が討ち死に寸前まで追い詰められ、九死に一生を得たのが、この浜松城です。
その悔しさと恐怖に怯える表情を当時に絵師に描かせたのが、有名な「しかみ像」です。
自身の冷静さを欠いた行動で、多くの家臣を失ってしまった自分を戒めるため、常にこの絵を手元に置いていたそうです。
江戸時代を通じて、徳川家譜代大名の居城となり、歴代城主が幕府の要職に登用された者が多いことから、「出世城」とも呼ばれています。
(老中5人、大坂城代2人、京都所司代2人、寺社奉行4人)
中でも有名なのが、天保の改革の水野忠邦で、唐津城から自ら進んで浜松城に移ってきたようです。
現在の天守閣は、昔の石垣の上に鉄筋コンクリートで再建されています。
■アクセス■
・JR浜松駅から徒歩約20分
バスで約10分(市役所前)
■料金■
・200円(天守閣と天守門共通)
スタンプは、天守門にあります。
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