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IDってなに?メリットは?

 ファスティング中なのにYouTubeを開くと大食いばっかり出てきて食欲に負けそうです。どうもカギピです。
今シーズンよりシティリーグの予選終了条件が異なりその結果話題になっているID(ׄ同意による引き分け)についてIDとは?メリットは?など書いていきます。


IDってなに?

 IDはインテンションナルドローのことををさし、プレイヤー同士の同意により対戦結果を引き分けとすることです。

ポケカではできるの?

 公式大会ではできます。
 ポケモンカードゲーム フロアルール Ver2.7の第9章に書かれています。見たことがない方は公式大会に参加する前にご一読することをお勧めします。

なんでいまIDが話題に上がっているの?

 それはシティリーグ2024シーズン3より予選の終了条件が全勝者2名から全勝者1名に変更になったためです。それによりIDをすることのメリットが出てきたため話題になっています。詳しい内容は後述します。

IDするメリットは?

 日本のシティリーグの予選ではほとんどメリットがあることは少ないのです。ただし、条件を満たせばすることにより決勝に進みやすくなることがあるので説明します。

前提として引き分けになるとどうなる?

 日本のシティリーグの予選では引き分けは両者敗北として扱われます(詳しいレギュレーション 予選の勝敗決定を参照)。この引き分けとは対戦を行った結果お互いが同じ数の勝利条件を同じタイミングで満たしたときの引き分け(上級プレイヤー用ルールガイド Ver. 3.3 E 勝ち負けを参照)とIDした時の引き分けをさしています。なので予選中に行うと両者敗北となってしまします。予選に採用されているスイスドロー形式では両者敗北は勝利点のほかにオポネントという計算があるため、単純に負けるよりも不利になってしまいます。詳しくはわかりやすくあそビバ!ちゃんねる!さんが動画を出されているのでそちらを見てください。

じゃやる意味ってあるの?

 引き分けは両者敗北になることで不利になることが理解していただけたと思います。
 ただし次のパターンにおいてはした方が決勝に進みやすくなります。それは予選を4-0で勝っている場合です。その場合5回戦開始時点の全勝者が4名以下になっており、そのラウンドでIDとすると5回戦の終了時点で全勝者が1名になるため予選が終了します。その結果4-1にはなるのですが最後の対戦相手が全勝してる方なのでオポネント的にも上位になりやすいです。逆に5回戦を普通に戦い負けるともう一つの全勝者卓で両者敗北が起こらない限りは全勝者が2名のため6回戦が開始されます。そこでも負けると4-2となり決勝に上がることは難しくなります。そのためIDした方がいいよねと言われています。

ほんとにした方がいい?

 ここまで読んでいただいてじゃ4-0ならとりあえずIDで!となるは危ないです。あくまで可能性が高いだけで4-1でもその前の対戦相手の結果によっては、他の4-1の人にオポネントで負け決勝に進めない可能性があります。

じゃあいつしたらいいの?

 目安としては5回戦開始時点で3-1の人が8人以下であれば行うことでほぼ確実に上がれると思います。その場合5-0が1人4-1が7人になるのでオポネントによる計算なしに上がることができます。他で上位の両負けが起こらない限り計算上33名以下の参加者で行われた場合に起きえます。なので今の最低募集人数は64人なので半分くらいになるまでは確実ではないと思ってください。

最後に

 ちょこちょこIDをする人を叩くようなポストを見たのですが上記にある通りルールに記載されたプレイヤーの権利としてあるのですることは問題ないです。
 また、あくまでここに書いた内容は決勝に進むために効率的な方法としてIDの使い方を書かせてもらいました。IDをせずに対戦を楽しむのも素敵なことだと思うのでIDするしないで争うのはやめましょう。
 一部IDをジャッジに申告したら断られたというケースもあったそうです。他の裁定でもそうですがジャッジも間違えることがあるので、そういった際にここに書いてありますと提示できるとミスが起きずに済むので知識としてどこに書いてあるかを公式の参照先をしておくといいですね。

みなさんの良きポケカライフを🍖

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