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【BOS】FA戦線2022

こんにちは。こんばんは。合同ノートRed Sox担当のRyuです。まだロックアウト中ですが、レギュラーシーズンが例年通り始まることを信じて、Red SoxのFA市場でのこれまでの動きのまとめと展望をしていきたいと思います。

これまでの動き

 まずRed Soxのこれまでの動きを語る上で、Eduardo RodriguezがTigersに行ってしまったことは欠かせないでしょう。というのも2021年のRed Soxはチームの総得点では両リーグ5位なのですが、総失点では両リーグ18位、ア・リーグ東地区だけで見ても4位という状況で、投手陣のテコ入れが急務だったからです。より詳細に見ていくと、 Nathan Eovaldiが182.1回を投げてERA3.75、Eduardo Rodriguezが157.2回を投げてERA4.74と、Nick Pivettaとほぼ同様の成績で先発2・3番手級の働きをしていました。年齢も28歳と比較的若く、結局Tigersと5年総額7700万ドルの契約を結びました。

 そんな状況で先発に開いてしまった穴をどう埋めるのか注目していたのですが、Red Soxは3人の先発投手をFAで獲得しました。それが、James Paxton, Michael WachaRich Hillです。何とも味わい深い補強ですね。。。

 James Paxtonは2021年にTommy John手術を受けていますが、2019年にYankeesで150.2回を投げてERA3.82という成績を残しており、それ以前も比較的安定した成績を残しています。そういった状況を踏まえて以下の記事では、"Boston Red Sox are gambling on the recovering James Paxton"と言われています。確かに「賭け」みたいなところもありますね。そう考えれば1年1000万ドルの契約は妥当だと思われます。

続いてMichael Wacha。個人的にはこの契約も「賭け」みたいなところがあるように思います。というのも好不調の波が激しく、投球回数も年によって大きく変動しています。直近5年の投球回数を時系列に並べてみると、165.2 84.1 126.2 34.0 124.2となっています。それで1年700万ドル契約なんでしょうね。

最後にRich Hill。この選手は遅咲きで、36歳頃から本格的に才能が開花しました。41歳で迎えた2021年は158.2回を投げてERA3.86という、Eduardo Rodriguezよりもいい成績を残しています。しかし、年齢もあってか1年500万ドル。これだけの選手を年俸500万ドルで雇えるならRed Soxからしても満足だと思います。

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展望

以上見てきたように今年のRed Soxは、ケガや年齢といったリスクを受け入れる対価として長期契約というリスクを回避するという傾向があります。また、先発の頭数も足りているのでこれから大きな契約を結ぶというのは考えにくいです。あとはChris Sale次第ですね。。。

最後にこの動画を観て2022年シーズンに向けてテンション上げていきましょう!






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