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CL愛知2023 top16 クワガノン 【エクストラ】


こんばんは、カゲロウです。
今回は久しぶりにCLに当選したのでエクストラ部門にこっそり参加してました。
エクストラのデッキ解説に需要があるのかわかりませんが、読みたいと言ってくれる方がいたので日記も兼ねてとりあえず書いてみました。

今回はクワガノンVをメインにしたデッキを調整メンバー5人と共有して使用し、自分は4-3と微妙な成績でしたが調整メンバーの中の2人が完走、1人がトナメに上がる事ができたのでデッキ選択自体は悪くなかったのかなと思っています。

調整メンバーの成績詳細
7-1 top16
6-2 完走
5-3 完走
4-3 (自分)
2-3

対ドラゴ 計5-2
対ルギア 計11-5
対黒馬  計2-1

全体面  計24-13

・デッキ構築経緯


自分はエクストラをちゃんと触った事が今までになく、また、忙しかったのもあり練習などは当選した事を確認してから頑張ろうと思っていたので、当選メールがきた2週間前くらいの時点ではエクストラの環境やギミックなどを全く知らない状態でした。
2週間という限られた猶予の中でエクストラの全てを理解する事は不可能だと思ったので、ある程度対策する対象を限定した上でデッキを考える事にしました。

・ドラゴダスト、ドラゴンルギア、黒馬の三強。
・パルキアは三強デッキに比べ数が少なそう。
・LOはどの形でも三強デッキのいずれかには不利を取るので怪しそう。
・超越系は7-1以上できる再現性が無さそう。

調整メンバーから環境の話を聞いたところ上記のような環境予想となったので、とりあえず三強デッキに5分以上取れるデッキがないか考える事にしました。

エクストラのデッキリストを色々と眺めている中で、どのデッキもドローサポートの枚数が少なく、グッズが多い構築かなと感じたのでグッズロックが刺さるのではないかというエク初心者ならではの安直な発想からクワガノンVというカードに注目しました。

クワガノンV単体では三強デッキにパワー負けするのが明白でした。
しかし、新弾で登場したミライドンexを合わせることでパワー不足の問題を解決できるのではないのかと考えました。

クワガノンVのデッキはパラライズボルトを使い続けないとデッキとして弱いが、パラライズボルトの50ダメージは心許なく、耐久面も脆いので殴り合いでは圧倒的に不利だと考えていたのが、パワー不足と認識していた理由でした。

雷デッキにクワガノンVを1枚いれるのではなく、「メイン」として構築を考えると、50ダメージではいくらグッズロックが強くてもVSTARやVMAXを倒すには1体あたり6、7回は攻撃しないといけません。
なので、相手がアタッカーを準備するのに十分な時間を与えてしまい、そのアタッカーと殴り合いをすると負けてしまいます。パラライズボルトではなく超電磁砲などの技を使わないとサイドレースが追いつかなくなる事が多いのですが、そうなってしまうとグッズロックという強みがなくなり、相手の土俵で殴り合いをしないといけなくなります。

そこで、スタンのミライドンからレジエレキVMAXを取り入れパラライズボルトのダメージを継続的に上げる事でこちらがパラライズボルトだけでサイドを進める速度を上げ、それに加えて妨害カードを絡めて相手のサイドを進める時間を稼ぐ事で三強デッキにもサイドレースで負けなくしようと考えました。

三強デッキに対して強い妨害カードを考えていたところ、カリンがレジドラゴに対して強そうだとまず浮かびました。
キリンリキと違いサポート権を使用してしまうものの、パラライズボルトとの両立ができるので、ポケモンレンジャーやドラゴンポケモン+博士の研究、デデンネGXなどが手札になければ、バトルコンプレッサーやボール系が使えないのでトラッシュにポケモンを送る事がレガシースターの運要素しかないので対応が難しく、トラッシュに技マシンとなるポケモンがない状態を作りやすいと考えました。
また、後述するシンオウ神殿+カゲツの押し付けやザオボーなどでも妨害でき、あらゆる手段から技を使えない状態を作れる可能性があるので、レジドラゴ側はこのデッキを深く理解していないとこれら全てをケアする事は難しく、どれかの妨害手段が通って技が使えなくなり勝てるのではないかと思いました。
さらに、上振れの要素として、先1でアーケオスをバトルコンプレッサーなどでトラッシュしてきたルギアデッキに対して、後1でカリンをつかいながらパラライズボルトを使うことが出来れば、とても有利に試合を進めることもできます。

次に浮かんだのはシンオウ神殿です。これはドラゴンルギアに対してのメタカードを考えた時に思い浮かびましたが、レジドラゴに対しても効果的でした。シンオウ神殿だけでは相手がスタジアムを持っていると意味をなさないので、カゲツとセットで使う事でより確実にシンオウ神殿を押し付ける動きが強そうだと考えました。

黒馬に関しては明確な対策カードはないのですが、レジエレキVMAXを絡めるとダメージラインが綺麗なのとカプサンダーGXの存在から相手が上振れても返しやすいのが偉く、相手が先1かがやくムゲンダイナなどからしっかり展開してきても無理な相性ではないと感じました。


ルギア、レジドラゴ、黒馬に対して大まかな勝ちのプランができたので、ひとまずデッキを作成してみることにしました。

こちらが初期の方のリストになります。

・初期リストから最終リストまでの流れ


(調整の流れを時系列にそってそのまま書いています。少し長くなっているので不要な方は次の項目まで飛ばしていただければ幸いです。)

このリストのままでも三強デッキにそこそこ勝つ事ができましたが、調整している中でいくつか課題が見つかったので細部を見直す必要がありました。

まず、これは僕がスタンも含めてポケカ自体を最近まともに触っていなくて最近のカードの効果に疎かった事が原因で見つかった欠陥で、ヒスイのヘビーボールのテキストをちゃんと確認しておらず、調整メンバーに指摘されるまで進化後のポケモンも持って来られると勘違いをしていました。
モココはゲーム中必ず1枚は使用するカードで、モココがサイドに落ちた場合に大変な事になるのでモココの枚数は1枚から2枚に増やす必要があり、一旦ヒスイヘビボをモココの2枚目にして様子を見る事にしました。

次に気になったのは、ボタンの評価です。
「デデンネGX、クロバットV、カプ・テテフGXを回収してベンチを開けたり再利用したりする」「アセロラのように使い中打点を回復する」ために始めは採用していました。前者はパラレルシティを採用すれば解決でき、後者は有効に働く場面でも手札にあるとは限らない事が気になりました。また、サポート権を使用するのも好ましくなく、微妙だと感じていました。
そこでボタンの代わりにパラレルシティを試しで採用してみました。展開で使った自分のポケモンの除去はもちろん、状況次第で相手の展開を制限できるのが強い場面があり、そのまま採用しました。不意にパルキアにマッチした場合についでで対策できるのも偉いと感じました。

ヒスイのヘビーボールを抜いてしばらく調整していたところ、ヒスイのヘビーボールを抜いた事で生まれた新たな欠陥に気付きました。
クワガノンVが1枚サイドに落ちている試合で2体目を使うには1体目が倒された後すぐにカリンを使わないといけず、かなりハードルが高いと感じました。

これを解決するためにはヒスイのヘビーボールの再採用、もしくはレスキュータンカを新たに採用する事でカリンよりも楽にクワガノンを回収出来るようにする必要がありました。

では、ヒスイのヘビーボールもしくはレスキュータンカを採用するために何を抜くかになるのですが、結論からいうとあなぬけのひもを抜く事にしました。

まず、始めのリストでのあなぬけのひもの採用理由として、相手の先1でのバトル場ソーナンス、クレッフィエンドに対してが主で、ついでにLOにも強かったからでした。しかし、練習をしていく中でソーナンス、クレッフィを先1バトル場エンドすることは難しいと感じ、仮に相手が先1でソーナンス、クレッフィをバトル場で返してきた状況であなぬけのひもが手札に都合よくあるとは限らないので怪しいという評価になりました。
また、今回は事前評価で三強デッキを優先するためLOは最悪切ってもいいと考えていた事もあり、採用価値の天秤にかけた時にあなぬけのひもの優先度が下がりました。

レスキュータンカはパラレルシティやバトルコンプレッサーとの相性が良く、序盤に博士の研究やボールで切ったポケモンを回収できると楽になる事があります。ヒスイのヘビーボールに比べて使っていて強い場面の頻度が多いと感じたのでレスキュータンカを採用する事にしました。

調整を重ねていく中で、後1パラライズボルトの成功率が少し気になってきました。
もちろん調整では何十回と回しているので試行回数的にも後1パラライズボルトが決まらない試合があってもおかしくないのですが、それでもCLでは7-1以上しなければならない事を考えた時にやや後1パラライズボルトの再現性が低いと感じました。

後1パラライズボルトが失敗する時に感じた理由は大きく分けて2つあり、それはかるいしに触れなかった時ポケモンに触れなかった時です。

この問題には素直にボールとぼうけんのカバンの採用枚数を1枚ずつ増やす事でかるいしとポケモンに触りやすくしようと考えました。何を減らすかとても悩みましたが、最終的にトレーナーズポストを減らすことにしました。

安定性を上げるためにトレーナーズポストを減らすというのは直感に反しますが、トレーナーズポストはあくまでもランダムサーチなので、確定サーチであるボールやぼうけんのカバンそのものを増やした方が良いと考えました。

また、調整中にハイパーボールのコストが気になる場面が所々目立ったので、コスト問題が少しでも楽になればなという気持ちでボールの配分をクイック4、ハイパー3にしました。

他にこのデッキに採用して強そうなカードがないかカードリストと睨めっこしてる時にオリーヴというカードを見つけました。
カゲツとの選択枠であり、共通の役割はシンオウ神殿を押し付ける時にセットで使い、神殿を壊す事ができるカードを相手の手札から消す事です。
カゲツは0コストで使える点と、オリーヴに比べて対象が狭いものの2枚消す事ができる点が優秀です。
オリーヴはカゲツと比べ、コストを2枚消費した上で1枚しか消す事ができませんが、サポートにも触れます。刺さる場面で都合良く使用できるかは別ですが、全体面に刺さる場面が必ず存在するので個人的にはカゲツよりもオリーヴの方が採用価値が高いかなという印象でした。

対ドラゴとの調整を重ねる中でドラゴ側がレジドラゴVでドラゴンレーザーを連打する動きをしてきた時に前のクワガノンVが闘魂のまわしをつけても2回で倒されてしまい、同時にベンチのモココやメリープにもダメージが乗っていくことが厳しいことが分かりました。
このプレイはカリンで対応できないので、フィールドブロアーを1枚ザオボーにする事でレジドラゴVでドラゴンレーザーを連打してきた時はダブルドラゴンエネルギーをロストすることでお茶を濁したり、レガシースターのために進化させるように誘導したりできると考えました。

最後にACESPECの枠なのですが、最初はパソコン通信を愛用していたものの途中でポケモン回収サイクロンを試した時に思いの外使用感が良いことに気づきました。パソコン通信は確定サーチによりデッキの安定感が上がるのに対し、ポケモン回収サイクロンは前述のボタンのような使い方ができ、デンジからサーチできるのも偉く、器用なカードです。
どちらも強いカードなのでどちらを採用するかは個人の好みになると思います。

まとめ

ヒスイのヘビーボール → モココ
ボタン → パラレルシティ
あなぬけのひも → レスキュータンカ or ヒスイのヘビーボール
トレーナーズポスト2 → ボール1、ぼうけんのカバン1
カゲツ → オリーヴ
フィールドブロアー1 → ザオボー
パソコン通信 or ポケモン回収サイクロン

・現在のリストと採用理由

前章の流れで出来上がった今回の構築がこちらになります。
(今回は調整メンバーの人ともリストを共有しましたが、個人の好みによって2、3枚程内容が違うので、まとめて解説するために一応全員分貼ります)

4-3 (自分)
7-1予選10位 ベスト16
6-2 完走
5-3 完走
2-3

クワガノンV 2
メインカード。1試合に2体は絶対使い、たまに3体目を使う時もありますがレスキュータンカやカリンがあるので2枚。

ミライドンex 2
主に序盤の展開要因ではあるものの、たねでレジエレキVMAXの恩恵を受けられるので、終盤にサイドを取り切るためのアタッカーになることもしばしばあります。
ミライドンexを場に出せばサイドに2枚落ちなどのイレギュラーは除いてクワガノンVとレジエレキVを出す事ができ、後1パラライズボルトの成功率が格段に上がります。
特性が出した時ではなく、場にいれば毎ターン使えるのも偉く、クワガノンVやメリープが倒されてもまたすぐに出す事ができるのが非常に強力です。

カプ・コケコGX 1
カプサンダーGXは黒馬やドラゴン系に刺さるときがあります。
使わない試合も多いですが、黒馬が上振れたときにはカプ・コケコGXがいないと勝てない時もあり、黒馬が存在している限りは採用価値のあるカードだと思います。

レジエレキVMAX 2-2
パラライズボルトの打点を上げるのが主な役割で、森の封印石の貼り先要員でもあります。進化後が逃げ0なのも優秀です。

モココ 2
エレキダイナモのエネ加速は必須なので採用しています。クワガノンVを2面用意する事が少ないので、クワガノンVが倒されたあとすぐに次のクワガノンVを起動したり、ミライドンexなどのアタッカーを最後に起動したりする時に必要です。

メリープ(ふわふわまくら) 2
70メリープとの択ですが、ふわふわまくらとNやパラライズボルトを合わせることでワンチャンスをつかみに行く時があるのでふわふわまくらかなと思っています。
2体並べるとばくおんぱGXやアストラルビットで一掃されるので気をつけなければいけません。

カプ・コケコ♢ 1
せんじんのまいでのエネ加速要員です。

デデンネGX 1
クロバットV 1
カプ・テテフGX 1
カプ・テテフGXとデデンネGXは1枚ずつ必須、デデンネGXクロバットVのドローソース系の総数は2枚欲しかったのでクロバットVも1枚入れました。

クイックボール、ハイパーボール 4-3
前章でも述べましたが、体感6枚だと後1パラライズボルトが安定しなかったのでボールは7枚欲しいと感じました。
ハイパーボールを4枚にするとレジエレキVMAXに早く触れるのが偉いのですが、コスト面が重いと感じる場面があり、クイックボール4枚の方がやりやすいと考えました。
配分は個人の好みだと思います。

バトルサーチャー 4
カリンやNなどが必要な時に使いまわしたいので最大枚数採用しました。
特にドラゴ対面ではカリンやザオボー、手札干渉系サポートなどをよく使い回すのでバトルサーチャーを減らすと困る事が多いと思います。

トレーナーズポスト 2
序中終盤いつあっても困らないカードですが、全体のバランスを考えた際に最終的に2枚の採用に落ち着きました。

バトルコンプレッサー 2
カプ・コケコ♢やバトルサーチャーとの相性が良いです。また、このデッキは対面や状況によって不要なカードというのが存在し、それらをトラッシュして圧縮する事で強い山を作る事が大事だと考えているので自分は2枚採用しました。
最低1枚は必須、2枚目は選択枠で、調整メンバーの一部はバトルコンプレッサーの2枚目の枠を後述するスピード雷エネルギーにしていました。

レスキュータンカ 1
ヒスイのヘビーボールとの選択枠。
パラレルシティやバトルコンプレッサーとの相性がいい点と、クワガノンVの3体目をカリンを挟まずに使える点が優位性です。

フィールドブロアー 1
ドラゴの混沌のうねり、ダストダスについているポケモンのどうぐ。
ルギアのサイレントラボ。
その他全体面のかるいし、ダメージアップするポケモンのどうぐ。
自分で貼ったパラレルシティ、森の封印石。
これらのカードを2枚も割れるのは偉いので必須です。

ぼうけんのカバン 2
後1パラライズボルトの安定感が上がるので1枚は必須です。デンジから入った時のサイド落ちケアや、他のサポートから入った時に2枚あると素で引きやすいのが偉く、中盤以降も2体目のクワガノンの闘魂のまわしの確保や相手が裏をグズマで縛ろうとした際の解決札(かるいし)になり腐りにくいので2枚採用しています。

かるいし 2
後1パラライズボルトするのに必須です。
エレキダイナモとの相性がいいのと、ぼうけんのカバンがあるので入れ替え系よりもかるいしの方が安定します。
パラライズボルト下ではフィールドブロアーが飛んでこないので破られにくいのも強いです。

闘魂のまわし 2
HP40、火力10のどちらの恩恵も強いので2枚必須です。

森の封印石 1
デッキの安定感を底上げできるので1枚必須です。
ぼうけんのカバンの2枚目と森の封印石の2枚目で選択枠になります。

ポケモン回収サイクロン 1
ACESPEC枠。
使い勝手が良く腐りにくいのでデッキの器用さが上がり、デンジから触れられるのが優秀です。
パソコン通信との選択枠になります。

プラターヌ博士 1
1枚は必須です。

N 1
1枚は必須です。

マリィ 1
ジャッジマンとの選択枠でしたが、1ターン目に進化先を持ってきてエンドされた時や、ポケモンレンジャーをバトルサーチャーでループされそうな時に、デッキの下に送るのが強力です。Nよりマリィを優先する場面は大体序中盤で、自分が5枚引ける方が安定すると思うのでジャッジマンよりマリィの方が価値が高いかなと判断しました。

デンジ 1
エネとグッズの組み合わせが偉いです。
後1の行動としてパラライズボルトを決めることだけ考えるのであればデンジからぼうけんのカバンを持ってくる事でほぼ成功します。
ポケモン回収サイクロンを採用している場合は1度だけアセロラやAZとしての役割を持つ事ができます。

グズマ 1
1枚は必須です。

ザオボー 1
ドラゴに対して混沌のうねりをロストに送ってレガシースターから回収できなくしたり、レジドラゴVでドラゴンレーザーを連打してきた時にエネを破壊して動きを止めたりします。
暇な時にエネを割る事でリスクを軽減できる事や、バトルサーチャーで雑に使い回せるのも悪くなかったです。

オリーヴ 1
前章で述べましたが、カゲツとの選択枠で、共通の役割はシンオウ神殿を押し付ける時にセットで使い、相手のシンオウ神殿を壊す事ができるカードを消す事です。
カゲツは0コストで使える点と、オリーヴに比べて対象が狭いものの2枚消す事ができる点が優秀です。
オリーヴはカゲツと比べ、コストを2枚消費しますがサポートにも触れるのが魅力的です。

カリン 1
ドラゴに対してパラライズボルトとセットで使うのが強いです。
暇な時に自分のポケモンを戻すために使いもします。
ルギア対面では後1カリン+パラライズボルトという上振れも存在します。

シンオウ神殿 2
ルギアとドラゴへのメタカードです。
どちらの対面も2枚は必要だと感じるので最低限の2枚です。

パラレルシティ 1
自分の使用済みのデデンネGXやクロバットVを落としてベンチスペースを空けたり、相手の展開を制限したりします。例えばルギア対面では序盤に出す事ができると、ルギアVSTARに進化されたとしてもアーケオスが満足に出せなくなり、そこにスタジアムを破るカードを使用してくれるとその後に貼るシンオウ神殿が通りやすくなるのが強いです。
他にも色々器用に使えるカードであり、1枚あって損がないと思います。

サンダーマウンテン◇ 1
中終盤にはシンオウ神殿やパラレルシティを出したく、共存できないので後1パラライズボルトのために使う事が多いです。

基本雷エネルギー 6
最低限の枚数です。


(選択枠)
スピード雷エネルギー 1
自分は採用していませんでしたが、主にバトルコンプレッサー2枚目との選択枠です。
元々は安定性を上げるカードを増やしたいと考えた時に、トレーナーズポストの3枚目とエネの7枚目の択になり、その折衷案として浮かんだカードです。トレーナーズポストを増やすよりも好感触だったため採用候補に残りました。
エネの総数が増えるのも単純に強く、シンオウ神殿下でも全てのポケモンの技に無色エネがあるのでいつ引いても最低限の仕事ができるのが偉いです。
バトルコンプレッサーとは役割が違うのでどちらを採用するかは個人の好みになると思います。

・基本的な盤面の作りかた

基本的には上の画像のような盤面が理想的です。裏面のカードは自由枠になるので、空いていたり他のポケモンがいたりします。

序盤
じゃんけんに勝ったら後攻を選びます。

後1パラライズボルトが最優先
そのためにはサンダーマウンテン◇かカプ・コケコ◇が必要になりますが、基本的にはサンダーマウンテン◇を優先して使います。試合の中終盤ではサンダーマウンテン◇よりシンオウ神殿やパラレルシティを出したいので、序盤に使ってしまいます。また、カプ・コケコ◇を使う時には、山札から雷エネルギーの総量が減ることになり、後のターンの手貼りが不安定になります。
基本的には森の封印石からサーチして使いますが、なによりもパラライズボルトをつかうことを最優先に考えるので、カプ・コケコ◇を使ってしまうのがやむを得ない場合もあります。

サンダーマウンテン◇を使ってパラライズボルト > カプ・コケコ◇を使ってパラライズボルト >>>>> 変にサンダーマウンテン◇にこだわってパラライズボルト失敗

中盤
基本はパラライズボルトを連打します。
場の状況、お互いのサイドの枚数などからどのサポートを使うかなどの判断が重要になります。
大事なのはサイドを6枚取られる前に相手の場を壊せるかなので、相手が動いて猛攻を仕掛けてきても焦らずにゲームプランを立てて行動するのが大切です。

終盤
最終的にはミライドンexもしくはレジエレキVMAXでサイドを取り切ります。試合が終わるのであればグッズロックをする必要がありません。
カプサンダーGXも〆性能が高いです。

・三強デッキへの考え方


ドラゴダスト

・カリン
・シンオウ神殿+オリーヴ or N (マリィ)
・ザオボー

3種類の妨害とパラライズボルトを合わせて使用し、相手が攻撃できない状態を作りその間にサイドを取り切る事が目標です。
相手がレジドラゴVでドラゴンレーザーを連打してくる場合がきついので、その場合はカリンだけでなくザオボーやシンオウ神殿で止めに行く必要があります。ポケモンレンジャーやレガシースター→タイムレスGXでグッズロックを突破されることがあるので、状況に合わせて妨害手段を使い分ける事が大切です。

この対面では如何に早い段階でレガシースターを使わせられるかが勝負になります。

基本的には先1のバトルコンプレッサーやボールなどである程度技マシンが落ちるので序盤に1回カリンを使いたいです。

相手の貼ったスタジアムは、相手がまだレガシースターを残している時はザオボーで破ってあげるとレガシースターで回収されなくなるので、シンオウ神殿を押し付けやすくなります。

また、相手がしばらく動いてない状態で手札が多い時は、ポケモンレンジャーやキバナを抱えているかもしれないので、余裕があればオリーヴを使うのが安全です。


黒馬

・90+230=320(レジエレキVMAX+闘魂のまわし+パラライズボルトorビリリターンGX+超電磁砲)
・50+50+220=320(パラライズボルト2回とレジエレキVMAX+超電磁砲の計3回)
・80×4=320(レジエレキVMAX+パラライズボルトを4回)
・対面6エネ+レジエレキVMAXありのカプサンダーGXでワンパン
・相手の展開速度でプランを変えるべき

基本的にはパラライズボルトを連打します。
相手が遅い展開の時はパラライズボルト4回で1体倒し、2体目を高打点技で倒して6枚のプランで考えます。
相手がしっかり回っている時は悠長な事をしていると不意のアセロラやカプキュアーGXで追いつかなくなるので、倒せる段階でミライドンexや超電磁砲で倒しサイドを進めた方がいい場合もあります。
後者のプランを取る場合、高打点技で倒す時にNやマリィを合わせて使う事で次の相手の番の動きを出来るだけ抑えたいです。
また、たまに相手がすごく上振れて3ターン目くらいに8、9エネついている時はカプ・コケコGXを早めにつかって対処する場合もあります。

パラライズボルト4回で倒しに行く際に3回目の攻撃をする前にオリーヴを使うとアセロラを手札にない状態を作れます。
相手にはベトベトンやサイレントラボが採用されている可能性があり、中終盤にカプ・コケコ♢が腐る事があるので、この対面に限り後1のパラライズボルトはカプ・コケコ♢から狙う方が良いと思います。
また、サンダーマウンテン◇でパラライズボルトをしている場合は余裕があれば2エネつけておくと相手のゲンガー&ミミッキュGXのホラーハウスGXをケアできます。

ポケモン回収サイクロンを採用する場合、アセロラとして使う事でエネの少ないダイガイストやナイトウォッチャーを1回だけ回復する事ができ、強力です。

低頻度で起こりうる盤面ですが、パラレルシティで相手に青の効果を向けると効果的な場面があります。

この対面に限った話ではないのですがGX技を状況に合わせて使い分ける事は大切で、2体目のこくばバドレックスVMAXにN+ビリリターンGXをする動きも強いので、GX技の選択肢をカプサンダーGXだけでなくビリリターンGXも視野に入れて考える事が大切です。


ドラゴンルギア

こちらの上振れ要素として、相手がアーケオスをトラッシュに置いている場合はカリン+パラライズボルトを後1でできると強力です(但し、最優先はパラライズボルトを使うことなのでカリンをあきらめることが少なくないです)。

次点で相手の手札が先1のプレイでわかっている場合はマリィ+パラライズボルトやオリーヴ+パラライズボルトを狙うのも強いです。

ルギアは2面立つ事が少ないと考えるため、相手が動いてきたら神殿の1枚目でドラゴンアタッカーを止めつつ、神殿を破りにきたルギアをレジエレキVMAX+パラライズボルト2回で倒し、ルギアを倒すときに神殿の2枚目を押し付けて完封するというルートが強力です。

サイドプランは2-1-3又は2-2-2で、相手がTAGTEAMGXを場に出してくるかでどちらにするか決めるのがいいと思います。
稀にアーケオス2体の処理を優先して戦う場合もあります。

相手の入れ替えれるカードの枚数は多くないと思うので、最後の3のサイドを取るときはN+ビリリターンGXが刺さりやすく、選択肢に入れておくのが良いです。
また、相手が圧縮のためにダブル無色エネルギーなどを場にたくさんつけてくれる時もあるので、カプサンダーGXでTAGTEAMGXを倒して〆る時もあるので、相手の場に合わせてGX技の使い方を考えるのも大切です。

序盤に引いたパラレルシティは相手に青の効果を向ける事で相手の展開をかなり制限する事ができ非常に強力です。
また、破られた場合もそこでスタジアムを破るパーツを1枚消費することになるので、最終的に中終盤にシンオウ神殿を押し付けやすくなります。

・最後に


自分がこのデッキを形にできたのは三強デッキの事だけを考え、かつ先1のバトル場ソーナンス、クレッフィでの事故もある程度切ったからです。
当日の自分や調整メンバーの負けは、先1ソーナンス、クレッフィでの事故や、LOや三神パルキアなどの三強デッキ以外のデッキが多いです。

三強デッキにはかなり分があると思っていますが、初見殺し性能が高く、非公開性で先攻環境だったからこそ強みを活かす事ができたので、仮にCL宮城にエクストラがあったとしても同じデッキを持ち込むかと言われたら怪しいと思います。

上記のような事情や、グッズロックというデッキタイプの関係もあり、マッチ運や相手の引きなどの運要素がどうしても絡んでしまうデッキで、今回の調整メンバー全員の成績を見てもわかる通りアベレージを安定させるデッキではありませんでした。調整メンバーの中で必ず沈む人がいる一方で、誰かしらが勝ち上がれれば良いと思っていたので、結果的に盾こそ取れなかったもののトナメ進出1名と最終完走2名という結果は上出来だったと思います。
それを理解しながらこのデッキを信じて握ってくれた調整メンバーの人には感謝の気持ちしかないですね。


デッキに関して質問などがありましたらメンバーの誰かにDMいただければ対応できますのでお気軽にご連絡ください。

長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

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