20200729

 改めて言うまでもなく無気力である。ここ最近ずっと続く雨のせいなのか、ずっと体調の芳しくない日々が続く。何をするも億劫で人から呼び出されない限りは布団から起き上がらず生活する日々を送っている。

 考えてみれば生活保護の申請をするべきなのだが、まったくもって何もしたくない。このままでは家賃も払えなくなってしまうのだが、それすらもどうでも良いぐらいに何もしたくない。これほどの無気力というのは久々という感じである。積極的に死にたいとかそういう気持ちはないし、可能であれば生きていなくてはと思うのだが、そう考えれば考えるほどに倦怠感が全身を包む。布団の上で音楽を聴きながら呆然としていると、このまま何もせずに死んでいくのならばそれもまた良いかもしれないと思う。死にたいのか、死にたくないのか、それすらも自分ではっきりしなくなってきた。

 相変わらず世間は伝染病でごたごたしているようなので、いつも一緒に遊んでいる友人も引き続き在宅勤務をしつつふらふらと遊びまわっている。彼はいつも辛辣で、ぼくが絶対に言ってほしくないようなことをずけずけと言ってくる。先日も「お前は俺が死ぬなとか生きろとか言わないから一緒にいたいんだろ」と言われ、なんだかつらくなって思わず嘔吐した。だがそういうところが心地良かった。彼はぼくが死んでも何も思わないだろう。それで良いと思う。ぼくはそれで勝手に気が楽になる。

 人事は尽くさないが天命を待っている。近況を尋ねられるともうこれしか言うことがない。消極的自殺と言えばそうかもしれないが、積極的自殺を行っていないのだから誉めてほしいぐらいだ。

 七月が終わろうとしている。ずいぶん長かった梅雨が明けようとしているとテレビで言っていた。最近は天気のことばかり気にしているなと思う。

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