『時代遅れのRock'n'Roll Band』に感謝の意を込めて
『時代遅れのRock'n'Roll Band』で、桑田佳祐が私の元に帰ってきた。私の周りで桑田やサザンは、団塊ジュニア世代の音楽だと勘違いされていた。私は、一抹の寂しさを感じながらも、強く争うことはしなかった。仕方ないと、どこかで諦める自分がいた。
今、私の時代のヒーローたちが集まってカミングアウトして、私の元に帰って来た。
『人生百年時代。みんな頑張ってるじゃん!』
そんな感激を覚えた。初めてラジオで『時代遅れのRock'n'Roll Band』を聞いたとき、出だしの単調なメロディーに、
「桑田、また、手抜きしたな。この野郎!」
と、ちょっと憤慨した。そのあと、誰だこの声は、と興味をそそられた。その先、いつもの調子で素直に私の心に入って、桑田サザンのいつもの定位置に納まった。早速、dミュージックでiPhoneにダウンロードした。今、通勤途中の地下鉄で、左手は吊り革にブラ下がりながら右手でnoteに打ち込んでいる。聞き慣れた雰囲気のメロディー・ライン。何度も聞いたことのある様な歌詞の言葉。彼らの歌う姿を収めたミュージック・ビデオを思い浮かべながら、聴いている。すると、
『さて次は、どんな人生の企画書を書こうか』
と、意欲が湧いてくる。
この間、会社の重役に手渡した企画書には、今のところ何の反応も返って来てないけど。あれやこれやと企画を練っている時間が、最高に楽しい時間であることは、実感である。
桑田佳祐と仲間たちに、伝えたい。
「沈みかけた気持ちに元気が蘇って来た。みんな、ありがとう!」
創作活動が円滑になるように、取材費をサポートしていただければ、幸いです。