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【カゲマス】コスパ重視のガチャの引き方

幻魔石換算でさまざまなガチャの引き方とそのコスパを計算、比較してみる。
有償幻魔石(1000石=1250円)と無償の幻魔石では1石の価値は異なるが、その価値をどう捉えるかはプレイヤーそれぞれの個人差がある。
この記事では、有償、無償を区別せずに同じ価値として計算している。無課金、微課金のプレイヤーは、有償幻魔石のコストは無償のものより遙かに高いと捉えているはずなので、この記事はあまり参考にならないだろう。


カゲマスのガチャの種類

ガチャの種類は恒常または定期的に開催されているのは以下の通り:

レギュラーガチャ

  • 恒常設置

    • ガチャを引くことによるポイント(1回1pt)は累積していく

      • 200 pt でSS確定ガチャチケットと交換できる

  • 提供割合:SS 3% S 18% A 79%

  • 提供されるSSキャラ=すべての恒常キャラ。すべてのSSキャラを均等に提供(ピックアップ対象なし) この記事を執筆する時点で恒常SSキャラは33人、キャラあたりの提供割合は0.091% 今後、恒常キャラが増加するにつれて、各キャラの提供割合は減っていく

    • シナリオ連動イベント(付章)と同時に追加された新キャラは、イベント終了と同時に恒常キャラに組み込まれる(イベント中もキャラ一覧の未開放キャラに表示されることで、恒常キャラになることを確認できる)

プレミアムガチャ

  • 期間限定

    • 期間終了でリセットされ、ポイントは繰り越されない

    • 200 pt でピックアップ対象キャラと交換

    • 30 pt でピックアップ対象キャラの専用魔道具と交換

  • 提供割合:SS 3% S 18% A 79%

  • ピックアップ対象キャラの提供割合:0.690%

  • 提供されるSSキャラ=すべての恒常キャラ

  • 恒常キャラのひとりがピックアップ対象になっており、提供割合が通常 0.690% に設定される。他のSSキャラは均等に提供されるが、ピックアップ対象キャラが当たりやすくなっている分、他のSSキャラが当たる確率はレギュラーガチャより低い

    • ピックアップ対象キャラを引いた際、そのキャラのカケラ50枚がついてくる

      • ピックアップ対象キャラは恒常キャラなので、キャラのカケラを135枚集めれば解放できる(カケラ135枚集めるのとガチャで当てるのと、どっちが高くつくかは別の話。ただ、カケラは集めておいて損はない)

      • ピックアップ対象の恒常キャラの魔力覚醒やレアリティーアップを加速したいなら引く価値あり

ピックアップガチャ

  • 期間限定

    • 期間終了でリセットされ、ポイントは繰り越されない

    • 200 pt でピックアップ対象キャラと交換

    • (ない場合もある)30 pt でピックアップ対象キャラの専用魔道具と交換

      • イベントミッションの報酬などとして専用魔道具を得られる場合などでは交換はなかったりする

  • 提供割合:SS 3% S 18% A 79%

  • ピックアップ対象キャラの提供割合:1.380%

  • 期間限定イベントと連動してリリースされる新規キャラを提供するガチャ

    • 新キャラの強さはまちまち。おおむねシャドウフェスと恒常SSキャラの中間くらいだが、シャドウフェスキャラ並みに強いキャラが来ることもある

      • 例:正月ゼータ、正月イプシロン、アンネローゼ、青クレア

    • 新キャラは通常2体。個別のガチャが設定される

      • 1体目のガチャは期間限定イベント(3週間)の開始と同時に始まり、イベントと一緒に終了する

      • 2体目のガチャは期間限定イベント2週目(8日目)に始まり、イベントと一緒に終了する

    • イベントと関係なく1体の新キャラがピックアップガチャで登場する場合もある。最近だと[放浪の魔剣士]アンネローゼ

  • 復刻ピックアップガチャとして、過去の期間限定イベントのキャラのピックアップガチャが開催されることもある。復刻ガチャは1つのガチャにピックアップ対象が2体設定されている場合があり、その場合、提供割合はそれぞれ1.000%(2体合わせて2.000%)などと設定される

    • 復刻ピックアップガチャは、2体目の新キャラのガチャと同期間に設定されることが多い

  • 提供されるSSキャラ=ピックアップ対象キャラおよびすべての恒常キャラ

    • プレミアムガチャと同様に、ピックアップ対象キャラ以外のSSキャラが当たる確率はレギュラーガチャより低い

シャドウフェスガチャ

  • 期間限定

    • 期間終了でリセットされ、ポイントは繰り越されない

    • 200 pt でピックアップ対象キャラと交換

    • 30 pt でピックアップ対象キャラの専用魔道具と交換

  • 提供割合:SS 4.5% S 18% A 77.5%

    • 正月など特別なイベントでは 6.0% になったことがある

  • ピックアップ対象キャラの提供割合:0.690%

    • シャドウフェスは、ピックアップ対象キャラが当たる確率はレギュラーガチャと同じ(正月など特別なイベントでは1.380%になったことがある)
      1.5倍になっているのはSSキャラのどれかが当たる確率
      なので注意

  • 強力な新キャラが提供されるガチャ

    • 期間限定イベントの終了と入れ替わりに7日間開催されることが多い

  • 復刻シャドウフェスガチャとして、過去のシャドウフェスガチャのキャラのガチャが開催されることもある

    • 期間限定イベントの最終週(15日目)に始まり、フェス新キャラのガチャと同時に終わることが多い(開催期間14日間)

  • 提供されるSSキャラ=ピックアップ対象キャラおよびすべての恒常キャラ

    • プレミアムガチャと同様に、ピックアップ対象キャラ以外のSSキャラが当たる確率はレギュラーガチャより低い

ガチャの引き方の種類

レギュラー、プレミアム、ピックアップ、シャドウフェスのいずれも、ガチャの引き方にいくつかのタイプがあり、価格、石の種類、引ける回数などが異なる。
ガチャの引き方の種類は以下の通り:

通常

  • 2800石で10連。有償、無償を問わない

  • 300石で1回。有償、無償を問わない

ガチャチケット

  • 有償2500石で10連

    • 1回限り2000石のチケットが出ることがある

  • ミツゴシショップで購入する

    • シャドウフェス、ピックアップガチャの場合2枚まで。各ガチャ専用で、他のガチャに流用できない

    • プレミアムガチャの場合1枚まで。他のプレミアムガチャにも使えるので貯めておくことができる

  • レギュラーガチャのチケットはイベントショップで販売される。クエストの報酬としてもらえることもある

1日1回限定有償ガチャ

  • 有償100石で1回

  • 同時に複数のガチャが開催されている場合、そのそれぞれで1日1回引ける(1回限定のガチャを除く)

コスパ重視のガチャの引き方

以下、目的別のコスパ重視のガチャの引き方
石を円換算するレートは、最もお得なPC版の有償8,000石+おまけ無償1,300石(10,000円)パッケージに基づいている(1石=1.075円)。
おまけがない場合、有償1石=1.25円

目的① SSキャラをコスパよく引きたい

何でもいいのでSSキャラ1体を引くために必要な幻魔石の数は以下の通り:
シャドウフェスガチャ(SSキャラ提供割合=4.5%)
1日1回限定 有償100石 2222石
チケット10連 有償2500石 5556石
通常10連 2800石 6222石
通常1回 300石 6667石
その他すべてのガチャ(SSキャラ提供割合=3.0%)
1日1回限定 有償100石  3333石
チケット10連 有償2500石 8333石
通常10連 2800石 9333石
通常1回 300石 10000石

シャドウフェスガチャで1日1回限定有償ガチャを毎日回すのが圧倒的に高効率

現在、シャドウフェスガチャを引ける1ヶ月あたりの回数はやや不安定。新キャラ1体1週間だと8回。復刻ガチャが2体の場合16回となる。
例外的に、2024年2月は新キャラ(エリザベート)1週間に加えて、VTuberコラボに連動して復刻ガチャ2体2週間が設定されたので 40 回引けた。ただこれは、VTuberコラボ時期の売上増加策の可能性が高いので、今後再現する可能性は低いだろう。
基本的には、1ヶ月に8〜16回しか引けないので、タイパはさほど良くない

シャドウフェスガチャ以外だと、引けるSSキャラの数は 2/3(66.7%)まで減る。1体のSSキャラを引くためのコストは 1.5 倍になる。

単にどれでもいいのでSSキャラ(および魔力の核)を増やしたいなら、シャドウフェス以外のガチャを引くのはとてもコスパが悪い。
目的①のためにシャドウフェス以外のガチャを引く理由は『たくさん石を使ってもいいので、早くたくさんのSSキャラ(魔力の核)を集めたい』に限られると思われる。

目的② 効率的に叡智の結晶を集める

叡智の結晶1つを得るために必要な幻魔石の数は以下の通り:
シャドウフェスガチャ(SSキャラ提供割合=4.5%)
1日1回限定 有償100石 38.8石
10回 チケット有償2500石 76.4石
10回 2800石 85.6石
1回 300石 116.5石
その他すべてのガチャ(SSキャラ提供割合=3.0%)
1日1回限定 有償100石 38.6石
10回 チケット有償2500石 75.7石
10回 2800石 84.8石
1回 300石 115.8石

1日1回限定有償ガチャが圧倒的に高効率

10連ガチャは10回目がS以上確定なので、その分、叡智の結晶の数が増えやすいが、1日1回限定有償ガチャの低価格がそれを上回る。
ただし、引ける数に限度があるので、やはりタイパは悪い。

目的③ ピックアップ対象のキャラを引きたい

ここでは、キャラ本体を引くだけのコストを考えます。完凸をめざすとか重課金前提の方にとってはチマチマした貧乏くさい計算でしかないので参考にならないと思います

ピックアップ対象のキャラを引きに行く場合、コスパを考えるなら、200連(魔道具も入手するなら230連)の天井まで引いて当たるまでやるか、30連まで引いて魔道具と引き換えて撤退して次の機会を待つかの二択と考えるべき(魔道具を確保しておけば、次回以降は本体が当たりさえすれば、30連まで引かなくてもよくなるので)。
それ以外に「ここが引き時」の線を引くのは難しい。
30連でやめるにしても、200連まで引くにしても、もっともコスパがいいのは以下の手順:

  1. 初日から最終日まで、1日1回限定有償ガチャを引く(7連または14連)

  2. 有償チケットで引く(10連または20連)

  3. 10連で引く

  4. 最後は1回引きで30, 200, 230連のいずれかの回数きっかりで終わるようにする

例① 期間14日間、提供割合1.38%のシャドウ/イベントガチャを、当たるか天井まで引く場合(魔道具なし)

もっともコストがいいのは、上記の通り、①毎日1回限定有償100石ガチャを14日間引いた後、②チケット20枚、③通常の10連を16回、最後に通常の単発を6回でちょうど200連に収めるやり方で、この時、ピックアップ対象キャラを引くためにかかるコストの期待値は17,247石(18,545円相当)。得られる叡智の結晶の期待値は224.6個。
この計算は、対象キャラを引いたところでガチャを止める想定で、そこまでにかかる経費の期待値(平均値)である。1回1回のガチャは運に左右されて安上がりに終了する場合もあれば天井に達する場合もある。何度も繰り返していくと、平均コストはこの値に収束してくる。
毎日1回限定有償100石ガチャを使わず、最初にチケット20枚、これで当たらなければ通常の10連を最大18回引いた場合、コストの期待値は 19,681石(21,162円相当)である。この時、得られる叡智の結晶の期待値は236.6個。
差額は2,434石(2,617円相当)。12.4%の節約になる。
その代わり、ガチャの最終日までは毎日1回限定有償100石ガチャを1回ずつチマチマと引き、最終日に一気に最大200連まで引くという面倒くさい作業をしなければならない。
順番は大切で、最終日まで待たずにチケットを使うと、コストは上がっていきます。例えば、初日に30連(チケット20枚+通常10連)引いて、それで外したら、毎日1回限定有償100石ガチャを引き始めるという流れにすると、順番を入れ替えただけで、コストの期待値は18,011石(19,367円相当)に上昇する。

叡智の結晶の数でどのくらい損が出るのか?

10連ガチャを引くと10回目がSキャラ(叡智の結晶10個)以上確定になるが、毎日1回限定有償100石ガチャや、単回のガチャを細かく引くとこの得点は発生しない。その分、獲得できる叡智の結晶の数は減る。
例①では、対象キャラを引くまでに得られる叡智の結晶の数は、全部10連挑戦した場合に比べ、平均で12個減る。
叡智の結晶1つを得るために必要な石の数でコスパを比べると、毎日1回限定有償ガチャを使うやり方が 76.8石に対して、すべて10連の場合は 83.2石で、200連で得られる石の数は少ないが、コスパには優れている。

ピックアップ対象キャラを引く確率に「SSキャラ1.5倍」とかは関係ない

シャドウフェスガチャではSSキャラの出現率が1.5倍(たまに2倍)になるが、これはピックアップ対象キャラを引ける確率にまったく影響しないので注意。
ピックアップガチャも、シャドウフェスガチャも、対象キャラを引ける確率はまったく同じ。違うのは、何でもいいのでSSキャラを引ける確率。こっちは、そのまんま1.5倍とかの倍率で効いてくる。

1日1回限定有償100石ガチャで当たりは出るのか?

なお、毎日1回限定有償100石ガチャでもちゃんと当たりはでる。筆者は、最近のイベントで登場した黄ラムダを、初日の最初の毎日1回限定有償100石ガチャで当てたし、他にもこの1ヶ月以内に恒常SSキャラを1体引いている。
そもそも、運営を信頼できないなら、こんな計算をする意味はないし、この記事を読む意味もない。
直近300回程度のガチャの結果を記録してみたが、ゲーム内で表示されている提供割合はおおむね正しそうに見える。

例② 期間7日間、提供割合0.69%のプレミアムガチャを、当たるか天井まで引く場合(魔道具なし)

参考までに、例①とは逆に、期間が短くて1日1回限定有償ガチャを引ける数が少なく、また対象キャラの提供確率も低い場合。
もっともコストがいいのは、例①と同様、①1日1回限定有償石ガチャを7日間引いた後、②チケット20枚、③通常の10連を17回、最後に通常の単発を3回でちょうど200連に収めるやり方で、この時、ピックアップ対象キャラを引くためにかかるコストの期待値は29,537石(31,761円相当)。得られる叡智の結晶の期待値は360.6個。
一方、最初にチケット20枚、これで当たらなければ通常の10連を最大18回引いた場合、コストの期待値は 30,796石(33,113円相当)である。この時、得られる叡智の結晶の期待値は366.7個。
差額は1,259石(1,352円相当)。4.1%の節約になる。
期間が短いと1日1回限定有償ガチャを引ける数が抑えられるので、節約の幅は小さくなる。また、提供確率が 0.690%と低いので、当たるまでにガチャを引く回数は増えるので、ガチャを引いた回数に占める1日1回限定有償ガチャの割合も減るため、さらに節約幅は減ることになる。
ガチャを引く回数が増えることにより、例①に比べ、得られる叡智の結晶の数は増える。ただし、叡智の結晶1つあたりに投じる石の数は例①よりわずかに増えるので、高率がいいわけではない。ただ、ガチャを引く数が増えただけ。
このようにプレミアムガチャは、キャラ獲得(または魔力覚醒1凸)に平均3万円以上かかり、オマケでキャラのカケラ50個がついてくるという商品。対象キャラがよほどの推しでない限り、重廃課金者以外には引く価値はほぼないものと思われる……

まとめ

コツコツのんびり成長できれば満足で、課金できるのであれば、SSキャラと叡智の結晶を効率よく増やしていくには、シャドウフェスガチャの毎日1回限定有償100石ガチャを、毎日コツコツ引いていくのが、ほかのあらゆる方法の2倍以上効率がいい。ただし、回数に限度があるのでタイパは悪い。
早く成長したい場合にも、これをやった上で他の方法のガチャを引いていくのが効率的。

シャドウフェスやイベントで、ピックアップ対象キャラを取りたい場合にも、毎日1回限定有償100石ガチャを初日から最終日まで毎日引き、それで当たらなかった場合に、最終日の残り時間に一気にチケットや通常のガチャを重ねていくのが効率的。

ただし、これらの対象キャラは、所有すると同時期に開催しているイベントで有利になることが多いので、即時投入したい場合には最終日までのんびり毎日1回限定有償ガチャを引いているわけにはいかないだろう。そこは各プレイヤーの判断。

ここに書いたのは、あくまでも『コツコツのんびり成長できれば満足で、課金できる』場合のコスパ最高な方法。

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