ストックイラスト1年間の総収入報告&これからは何を作るべき?
※投稿してから日が経って情報が古くなっているため、2024年4月に無料にしました!今までご購入いただきありがとうございました!
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こんにちは!イラストレーターの無印かげひと(@kage86kagen)です!
「ストックイラストで少しでも不労所得が欲しい...!」という切実な思いがきっかけになり、私は2020年2月から「ストックイラスト」をやり始ました。
「ストックイラスト」という言葉が初見の方に簡単に説明すると、
・あらかじめサイトにイラストを投稿しておき、それを見た購入者が購入→売り上げが発生して報酬を貰える
...というサービス内容の事を指します。要するに、イラストさえ投稿すれば、後はイラストが勝手に稼いでくれるという、嬉しいサービスです。
今では多くの会社がこのサービスを行っており、ストックイラストの需要は年々高まってきています。
...ということで、今回の記事では、そんな作者の「ストックイラスト生活1年間」について丸々ご紹介したいと思います!
この記事でお伝えする内容は、
●1年間の売り上げはいくらだったのか?
●その中で一番売れたイラストは何か?
●2021年からは何を重点的に作ればいいのか?
●今からでも稼げるのか?
などといった、ストックイラストの超濃ゆい内容をお届けしていきたいと思います!
もちろん、「売り上げ」については生の金額をお伝えします!(恥ずかしいですが...)
ストックサイトに登録したての頃は、
・「何が売れるのか?」
・「何のイラストが需要があるのか?」
などと分からないことだらけで、とにかく闇雲に描き進めるしかありませんでした。おそらく、今からストックイラストを始める方も同じ想いをしているかと思います。
・これからストックイラストを始めてみたいけど、今から初めても遅くはないか?
・イラストの仕事経験が無い人が始めた場合、売り上げの推移はどのようになるのか?
・これからはどんなイラストが需要あるのか?
などといった、「ストックイラスト初心者」向けの情報をたくさん詰め込みました。そのため、この記事は「有料記事」として設定させて頂きます。
前置きが長くなりましたが、さっそくご紹介していきましょう!
ストックイラストの1年間の売り上げについて
ではさっそく、私の「ストックイラストの1年間の売り上げ」について、報告していきましょう!
...とその前に、参考としてストックイラストをやり始めた時の私の状況を簡単に紹介したいと思います。
☆登録したての頃の作者のステータス(2020年2月の時点)
・フルタイムの会社員(退職準備中だった)
・イラストは趣味程度、仕事では一切やったことない
・知名度は最底辺 Twitterフォロワー数は30人
・ストックサイトは3社登録、後に2社追加登録し、計5社
・「3種類」の絵柄で投稿を決意
登録したての頃は、まだイラストレーターではありませんでした。イラストは小さいころから趣味として描いてきたものの、それを仕事にしたことは一切ありません。また、美術関係の大学も入学したことがありません。
そんな人間が、ストックイラストをやり始めたら売り上げはどういった推移になるのか?...気になりませんか?
長話もなんですので、さっそく売り上げ金額を公表したいと思います。
ストックイラストを初めて1年目の売り上げは、「約 63,100円」でした!(10円単位は切り上げて報告します)
月平均に換算すると、およそ5,000円といったところでしょうか?
SNS等で同じような立場の方の売り上げと比較したところ、おそらく私の売り上げは「低い方」かもしれません。
思い当たる節としては、
・知名度が無い
・デザイン性&使いやすさに乏しい
・単純に画力が中途半端
・時期に合わないイラストを投稿していた
...おそらくこれらが理由のため、売り上げは芳しくなかったと思われます。
ただ、それでも「6万円」の収入を得ることが出来たのは大きな進歩だと思います。これで、少なからず私のイラストに需要があるということを知ることが出来ました。
以下のグラフは、月ごとの大まかな売り上げ金額の推移です。変動はあるものの、全体を通してみると売り上げが少しずつ右肩上がりになっていることが分かると思います。
では、以下からは各ストックサイトでの売り上げの詳細を見ていきたいと思います。
・PIXTAでの売り上げ
日本で最も有名なストックサイト「PIXTA」での年間の売り上げは、こんな感じになりました。
登録した2020年2月のダウンロードは0枚でしたが、登録数も増えていくにつれて、徐々にダウンロード数も上がっていきます。
6月に一時的に売り上げが上がった理由としては、初の「エクストラライセンス」購入をされたためです。
「エクストラライセンス」をざっくり説明すると、「大規模な書籍の発行、広告」に使用する目的の時の購入の仕方です。
少し見づらいですが、その時に購入されたイラストは「クレープ(チョコレートソースがけ)」でした。
エクストラライセンス購入は自分に縁が無いものだと思っていましたが、...売り上げ単価ってこんなにもすごいんですね(笑)これを知った当時は心躍りました。
大きな変動はこの月だけでしたが、7月以降は少しずつ売り上げが伸びていきました。
・i Stock
お次は「i Stock」。PIXTAと比べると、売り上げは横ばい続きとなっています。
10月と11月は売り上げが上がっていますが、購入されたイラストを見てみると「年賀状関連」の素材があったため、季節的な売り上げによるものだと推測されます。
この記事をまとめている時は、「2021年1月、2月」の売り上げについても知ることができていますが、なんとこれも横ばいの状態...。
単に運が悪いのか、それとも、自分のイラストはi Stockとは相性が悪いのか...。もうしばらく様子を見てみるしかありませんね...。
・Adobe Stock
ASの売り上げ推移は以下の通りとなりました。売り上げ金額は、PIXTAに次いで2番目となっています。
7月8月は謎の落ち込みをみせましたが、そこからは徐々に売り上げを伸ばしています。
ASでの私の販売傾向は、「人物イラスト」よりも食べ物や建物といった「人物以外系」がよく売れました。同じイラストでも、サイトの購入者によって好みが変わってくるのかもしれませんね。
・imagemart
imagemartは、2020年6月に開設したばかりの出来立てほやほやのストックサイトです。そのため、購入者(とクリエイター)もまだ多くはありませんので、売り上げについても月に2,3枚程度となりました。
他のストックサイトと比べると「ストックサイト業界」への参入がかなり遅めと言えます。そう聞くと、「imagemartで稼ぐことはできなさそう...」と思いがちですが、実はそうでもありません。
imagemartでは現在、クリエイターを集めるために「期間限定のキャンペーン」を行っています。
キャンペーン内容は、
「2021年9月30日までに素材を登録すると、支払い報酬が20%アップする」
とのこと。
これは、2021年9月30日までに登録した素材のみが対象となるため、2021年10月以降に登録した素材の報酬は通常の報酬となります。
今のところ、イラスト1枚の最低報酬価格が「50円(定額購入の場合)」です。これが、10月以降に登録したイラストで売り上げが発生すると、報酬金額が下がります。
imagemartと比べると、PIXTAは25円、ASは0.33$(約33円)です。「ちりつも」ですし、こうして見ると報酬金額は高いのではないでしょうか?
「imagemartも気になる...」と登録をためらっている方は、今が絶好のチャンスですよ!
・イラストAC
最後は「イラストAC」。登録しているストックサイトの中で、「利用者が無料でイラストをダウンロードできる」唯一のサイトです。今まで登録したストックサイトの中では、最も遅く登録したサイトになります。
2020年の間はなんとか頑張って投稿し続けた成果もあって、報酬はそこそことなりました。11月12月は「年賀状素材」の季節ですので、他の月と比べると2倍の売り上げに。
このイラストACの最大の特徴は、「投稿したイラストは著作権譲渡」になるということ。そのため、有料ストックサイトで上げたイラストを投稿するわけにもいきませんので、イラストACに販売する場合は、新規のイラストを描いて投稿する必要があります。
このイラストACでのダウンロード報酬は、1枚4円。数年前だと1枚3円だったとか...!
しかし、無料ダウンロードは購入者にとってはありがたい話でしょうが、クリエイターにとっては「著作者譲渡」も含めて1枚4円しか発生しないっていうのは、なかなか厳しいものがありますよね。(無料販売サイトなので致し方ないのかもしれませんが...。)
イラストACに投稿しているクリエイターの中には、「そのイラストは有料ストックサイトで販売できるレベルだよ!」っていうイラストを投稿されている方がいらっしゃいますが、満足いく売り上げを貰えているのでしょうか...?
...なんか、そう考えてたら「イラストACに時間をかけるんだったら、有料ストックサイトに尽力した方がいいんじゃないか?」と思ってしまい、2021年に入ってからは、イラストACには月に5枚しか投稿しなくなりました。
...ということで、ストックイラストの1年間の総売り上げ金額は、「約63,100円」でした!
2020年に一番売れたイラストは?
次は、2020年に一番売れた私のイラストについて報告したいと思います。
2020年3月以降は「新型コロナ」関係のイラストが爆買いされた年になったと思いますが、私のイラストは何が売れたのでしょうか?
今回は「PIXTA」さんの売上記録から抜粋して、上位5位まで公開していきます。
・1位 黒猫セット
コロナには一切関係ないイラストが1位となりました。
どういうわけなのか、私のイラストの中でも特に猫関係の素材が人気です。絵柄のテイストと「猫」というモチーフがマッチしていたのでしょうか?とにかく、2020年はこの猫達にたくさん稼いでもらいました!
・2位 ろくろ首
続いて、妖怪の一種である「ろくろ首」が2番目の売り上げとなりました
この「ろくろ首」は、ストックイラストに登録したばかりの大分初期に描いたイラストになります。PIXTAに限らず、ASやimagemartでの売上も好調でした。
これに味を占めて、同じような絵柄で「妖怪シリーズ」イラストを数十体描きましたが、それらのイラストも多数購入して頂きました。夢の「まとめ買い」です。
妖怪は海外でも人気があるのでしょうか?妖怪人気、恐るべし...。
・3位 白猫セット
売り上げ3位は、またしても猫ちゃんです。こちらのイラストは、なんと「Google画像検索」で一時期上位に表示されることがありました。おそらく、こういった検索からの流入もあってか、たくさんの方に目にとめてもらい結果的に購入に繋がったのかもしれません。
そうそう、PIXTAや他のストックサイトで登録した素材は、「Google検索」でのヒットにも影響してきます。ですので、「画像検索」で上位表示されれば、こういった感じで意外な恩恵を受けることができます。
これ以上話すと「SEO関係(Web用語の一種)」の話になってしまうので割愛しますが、「タグ付け」をきちんと行うことでこういった恩恵も受けることができます。
「タグ付け」作業は大変な為おろそかにしがちですが、こういった絡みもありますので、「タグ付け」する際にはイラストと深い関係にあるワードを重点的に登録しておいた方がいいです。
特に「Adobe Stock」では、タグ付けの順番が非常に大事になってきますので、関連性が強いワードから順番に登録していきましょう。
・4位 マスクをつけたサンタクロース
ここにきて、「コロナ関係」に関する素材がランクイン!
「ニューノーマル」を意識して、「マスクをつけたサンタクロース」のイラストを制作しました。こちらは2020年8月の夏場に登録したイラストになります。早い時期に登録したおかげもあってか、9月10月の早い時期でも売り上げがありました。
個人的には、鹿の足の描写が気に入っています。動物の足を描くのが大好きなんですよ...。
・5位 風鈴
こちらのイラストの制作意図はちょっと特殊な理由でして、昨年の2020年上半期あたりにPIXTAで開催されたコンテスト用に応募するために作った作品です。
PIXTAには、不定期で行われる「素材コンテスト」というものが存在します。こういったコンテストでは、PIXTA側で「指定されたタグ」を作品に付けることよって、簡単に応募することが可能です。
おそらく、こちらのタグ検索のおかげもあったのでしょう。予想外の素材が5番目に多い売り上げとなりました。
以上、2020年に最も売上のあったイラスト達を紹介しました!
ストックイラストを長期間やり続けると、こういった売り上げ記録から「自分のイラストはどういったジャンルに需要があるのか?」といった情報を分析することも出来ます。需要がありそうなジャンルに狙いを定めて、ひたすら投稿するという戦略も一つの手かもしれませんね。
2021年は何を重点的に作ればいいのか?
さて、自分のストイラ収入に関する話が尽きた(笑)ので、ここから先はストックイラストクリエイターの為になる情報を話していこうと思います。
ずばり、「2021年はどんなイラストを作ればいいのか!?」
今から話す内容は、ほぼ1年間、毎日「ストックイラストの情報シャワー」を浴び続けた私の見解となります。自分で言うのもなんですが、意外と的を得ている話題もあるかもしれません。
これらの情報が、ストックイラストの制作に役立つことを期待しています。
・「コロナ」関係のイラストは飽和状態...?
2020年に流行し始めた「新型コロナウイルス」の影響により、ストックサイト内でも関連したイラストが一気に増えました。
例えば、「マスク」というワードでイラストを検索すると、PIXTAでは8万件ものイラストがヒットします。(2021年3月現在)
そのため、今から「コロナ関連」の素材を作ったとしても、大量にある既存のイラストの中に埋もれてしまい、日の目を見ない可能性があります。
ですので、今からストックイラストに登録した方がコロナ関連素材を作ることについては、効率が悪いのであまりお勧めはしません。
ただし、「コロナ」関連ではあるけれど、「ワクチン」関連のイラスト登録数は意外と低いままです。
2021年は、「ワクチン接種」に関する話題が多くなってくるはずなので、「コロナ関連の素材の作りたい!」という方は、
・ワクチン接種をする人物キャラ
・ワクチンの容器
・注射器
・医療関係者
などなど、「ワクチン」という単語から可能な限り連想できるワードで素材を作っていくといいかもしれませんね。
ちなみに自慢になりますが、私が作った「ワクチン」イラストが、2021年1月時点での「imagemart」さんのカテゴリ一覧画面を飾りました。記念にばっちりスクショしました。
・「テレワーク」は穴場
感染拡大の影響により、世界では「テレワーク」でも仕事ができるよう、テレワーク環境を急速に整えていきました。一方、日本は世界と比べると、テレワーク形態がそんなに浸透していないように思えます。
これが影響しているかどうかは分かりませんが、国内ストックサイトを中心に「テレワーク」素材は、1年経った今でもそんなに登録数が伸びていません。
(2021年3月現在、PIXTAでの「テレワーク」検索は「15,000件」。2つ目のワードを入れて検索すると、さらにヒット数が少なくなる)
昨年の5月~8月あたりは、耳に胼胝ができるほど「テレワーク」に関するニュースが取り上げられていました。ネット記事内でも「テレワーク」素材がよく使われていましたので、間違いなく需要はあったはずなのに...。
こういった「テレワーク」素材も穴場ですので、狙ってみるのもいいかもしれません。
例
・テレワーク + 自宅
・テレワーク + ノマド
・テレワーク + オンラインサロン
・テレワーク + 子供の世話 etc...
・和風のイラストは年中通して需要あり
和風系イラストは、時代問わず安定した需要があります。
ついこの間体験したことですが、以下のような「海 + 和風」のイラストを投稿したところ、登録後5日ですぐに購入して頂きました!
こちらは、「葛飾北斎」の有名な浮世絵を参考にして作ったイラストになります。あの「独特な波の描写」が印象的ですよね。
個人的には、「雰囲気は出てるけど、あまり出来栄えが良くないな...」と思っていたのですが、今じゃPIXTAやASでの売り上げが好調です。
他にも様々な「和風イメージ」イラストを投稿していますが、他の素材と比べると頻繁に購入されているように見えます。
「和風」や「和柄」といったワードで検索をかけると、かなりの件数(40万件)になりビビると思いますが、購入者は「和風」という単品ワードで検索することはほぼありません。
それでも、「和風 + 〇〇」もかなりの件数はヒットしますが、「和風系イラスト」はたくさん投稿されているにもかかわらず、幅広いクリエイターで「安定した需要」があるみたいです。
和風イメージを一気に出すための秘策としては、「和柄(七宝柄、鹿の子絞り、など)」を利用するのが一番手っ取り早いです。和柄の作り方はGoogleで検索するとたくさん出てきますので、とりあえず和柄を作っておくのもいいでしょう。
「年賀状素材」や、「海系統」、「ポストカード」素材を作ったらチャンス!ここに「和柄」を追加するだけで全く別の雰囲気の素材を作ることができます。
こういった汎用性が高い「和柄イラスト」を作っておくこともおススメです。
ストックイラストは今から登録しても稼げるのか?
最後は、こちらについて紹介していこうと思います。「今からストックイラストを始めても稼いでいけるのか?」といった疑問についてですが、正直に言ってしまうと、なんとも言えません。むしろ「稼ぎにくくなる」かもしれません...。
近年は、「ストックイラストの需要の高さ」、「ストックイラスト先駆者達による豊富なアドバイス」のお陰もあって、ストックイラストのクリエイターが急増しています。
クリエイターの人口増加は喜ばしい話でもありますが、逆に言うとたくさんのストックイラストが投稿されているため、現在は飽和状態とも言えるでしょう。
そんな中、これからストックイラストに登録して投稿しようとしても、既に大量にある素材の中に飛び込んでしまうことになり、購入者に見つけてすらもらえないかもしれません。
そのため、これから素材を投稿していくならば、今以上に工夫を凝らす必要があります。
そのための「ヒント」をいくつかご紹介しましょう。
・1つのジャンルに狙いを定めてその中で素材を投稿し続ける
「1つのジャンルに狙いを定めて投稿し続ける」と、そのジャンルを頻繁に利用する購入者に、「こういう絵柄で投稿しているクリエイターがいるんだな」と、覚えてもらきっかけができます。
そうすると、いつかは「〇〇といったら〇〇さんだ!」と関連づけてもらい、「素材のまとめ買い」といった事象が発生しやすいです。
(例えば、「医療系」、「工場系」、「介護系」、「背景」...などといった大項目のジャンル)
・他の方と差別化した絵柄を開発する
これについて例をひとつあげますと、PIXTAには「tamaさん」という人気クリエイターさんがいらっしゃいます。もしかすると、以下の女性キャラクターをどこかで見かけたことがあるかもしれませんね。
「女性」に関する媒体を扱っている書籍やサイトでは、tamaさんのイラストをかなりの頻度で見かけます。
この方の絵柄は、他のクリエイターとは完全に違う絵柄が特徴です。要するに「差別化」が出来ている状態です。
こういったように、「他の絵柄とは極力差別化できている、唯一無二の絵柄」を開発していければ、ストックサイト内でも「この絵は○○さんだ!」と覚えてもらえるかもしれません。
(とはいうものの、新し絵柄を開発するのはそう簡単ではありませんが...)
・「動画コンテンツ」に目を向ける
ここからは「イラスト」から少しずれた話になりますが、リアルタイムで重要な話なので、「動画素材」についても少しお話します。
「動画コンテンツ」は、ここ5年間で急速に成長を遂げています。それに加え、昨年は日本でも「5G」に関する話題が目に見えて広がり始めました。
「5G」とは通信系の用語でして、簡単に説明すると「今以上に通信速度があがる」、通信速度の「第5世代」の事を指します。(現在の主流は「4G」です。)
この5Gを使って、映画ぐらいの長さの動画をダウンロードすると、なんと2,3秒でダウンロードが完了になるとか...!
話を戻しますと、こういったように「動画コンテンツ」というのはこの先もっと需要が増えてきます。これは、ストックイラスト業界でも同じことが言えると思います。
現在、ストックイラストで販売されている動画は、8割が実写です。イラストを動かした「アニメーション」の方を見てみると、世界的に大人気にもかかわらずストックイラスト業界では販売率が少ないです。
ここに目を付けて、「イラスト」スキルに「動画」を加えた「アニメーション」分野にも視野を向けるといいかもしれません。
現在、私も試験的に「アニメーション」を投稿し始めました。アニメーション動画を投稿されている方は、アニメーションといっても「3DCG」系を上げている方がほとんどですが、以下のような動画を上げている方はほとんどいないと思います。(PIXTAでは...。)
上記のイラストは、既存のイラストを簡単に動かせる「Live2D」というパソコンソフトで制作しました。
AdobeのAfterEffectとは違い、イラストを直感的にかつ滑らかに動かすことが可能ですので、超おススメのソフトです。
Live2Dについての説明は以下のブログ記事で詳しく紹介していますので、よかったら参考にしてください!
(Live2Dを使うとイラストを3Dのように動かせる!「Live2D」とは?)
動画作りは覚えるまでに時間はかかるものの、一度覚えてしまえば、ストックイラスト以外のクライアントのお仕事でも、かなりの戦力になること間違いなしです。
「動画作るの難しそう...」と思っている方...。どうやって「イラスト」を描けるようになったのかを思い出していただければ、動画制作のハードルはそんなに高くないことが分かります。
結局、どれも同じこと。出来るようになるには時間がかかりますが、慣れてしまえばこっちの物です。
「動画素材」について熱く語ってしまいましたが、イラスト投稿と併用して、「動画素材」を作っていくのも十分ありだと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、「作者のストックサイト1年間の総売り上げ」についてと、「これから何を作ればいいのか?」など、濃密な情報を提供させて頂きました。
ストックイラスト1年生の私の収入は、「約6万円」でした。素材登録5,000枚と比較すると少ないかと思われますが、売り上げは着実に右肩上がりですので、2021年は大いに期待できるかもしれません。
現に、2021年1月~3月現在の売り上げを調べてみましたが、既に「約3万円」を見込めています。とても嬉しいです!
これから描くべきストックイラストについては、「今話題になっているけど、意外と登録数が少ないイラスト」などについて紹介しました。
「新型コロナウイルス」という大項目で見るとたくさん投稿されていますが、それに関連した「ワクチン」や「テレワーク」の素材はまだ少ないです。
これに目を付けて集中的に作ると、購入されやすくなるかもかもしれませんね。
また、途中で「動画コンテンツ」の話が出てきてしまい、驚いた方もいるかもしれません。ただ、現状「ストックイラスト」が飽和状態になっているなか、「どうしてもイラストで稼げる見込みがない!」と思う方は、まだクリエイターが集まっていない動画制作に目を向けて見るのもいいかもしれません。
最近は、「基本的な機能を兼ね備えている動画編集ソフト」が無料でダウンロードできるものもあります。まずは無料ソフトから触ってみて、慣れてきたら有料版に移行してくといいでしょう。
絶対に言えることは、これから先は「イラストも描けて、プラス動画編集もできる」方がかなり重宝されると思われます。イラストレーター人口が多くなっている中、「イラスト」が描けるだけでは稼ぐのは厳しくなっていくでしょう。
これから先、クリエイターとして長期的に活動していきたいのであれば、時代に適応できる力が無いと、時代に置き去りにされてしまいます。
イラストレーターの場合、「動画編集」のスキルも身に付けることができるなら、「仕事が無い...!」といった不安要素が少なくなるかもしれませんね。
ここまで約1万文字にも及ぶ内容となりましたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました!今回の記事が少しでも参考になりましたら、ぜひともSNSなどで共有をしていただれば嬉しいです!
最後までご覧いただきありがとうございました!
共にストックイラスト作りを頑張っていきましょう!
それでは!
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