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【スイッチ版】ドラクエ1は王道RPGなのか【レビュー】

どうも!ひろきです!
今回は1986年発売の「ドラゴンクエスト」のスイッチで出たリメイク版のレビューをしていきたいと思います。

プレイし終わった直後の感想は

 "新鮮"だったな…

でした。34年前のゲームなのにこんな感情を覚えることに驚きました。

その驚いた点について話していきたいと思います。


まず、驚いたのが

主人公は"1人"で冒険に出発し、 "1人"で冒険を終える

ところです。攻撃から回復、移動や補助呪文まで1人でこなしてしまうのは、かなり衝撃的でした。

このシステムを採用しているゲームはドラクエ1の他に最近のものだと、

 UNDERTALE

https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn%3AANd9GcRSy77sJAWqe1U5iEcqPqQ5haVmtpQ2PIYH7Q&usqp=CAU

があります。どちらのゲームも、ワクワク感とともにどことなく"寂しさ"を感じさせて、それが主人公としての使命感を奮い立たせているように感じました。

このシステムのデメリットとして挙げられるのは、やっぱり戦略の幅が狭いというところですかね。全体のシナリオは短いのでそこまで感じることはなかったですが。


次に驚いたのが、

 突然のボス戦

です。大抵のボス戦前は回復ポイントがあったり、そこだけ他のフロアと雰囲気が違ったり、ムービーが流れたりと、何かしらの「ボス的な空気」があります。

ドラクエ1には中ボスとラスボス以外の戦闘にそれが一切ありません。

下の写真の場合だと、

今勇者がいる位置まで行った瞬間、 いきなりボス戦に突入します。

https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn%3AANd9GcSSDM3E5YcpMSoBxfW6jNHZCTsDjNPzlYfCjQ&usqp=CAU

アイテムを見つけたから行っただけなのにいきなりめちゃくちゃ強いモンスター出てきたときは、

「通常モンスターがこんなに強いの!?」

と、勘違いしました。


こんな風に、今こんなゲームを出したら

 流石に理不尽

といわれそうなものは多かったです。

でも、よくよく考えてみると魔物が「行くよ行くよー!」って言ってから出てくる光景の方がシュールなので、もしかしたらこちらの方が自然なのかもしれませんね。


そして最後に、最も驚いたのは

平和な世界を冒険することはできない

という点です。エンディング後の世界が冒険できないということですね。ドラクエ4までプレイした限り、ドラクエはシリーズを通して、

世界を平和にする=冒険が終わる

という考えを持っています。クリア後から少しだけ時間が戻り、ifルートや追加要素を楽しむことができても、モンスターの出ないみんな笑顔の世界を自由に楽しむことはできないんです。

ここにもまた達成感とともに"寂しさ"を感じざるを得ません。

ゲームの中のキャラ達は平和なまま「The End」していく。たしかにそれを望んでいたはずなのに、いざその結末が来てしまうと…。。゚(゚´Д`゚)゚。

そんな喪失感というか何かが抜けてしまったような感情が残るのも、とても魅力的でした。


ここでタイトルの

「ドラクエ1は王道RPGなのか」

という問いを考えてみてください。

たしかにドラクエシリーズは和製RPGの基礎を確立し、「ドラゴンクエスト」はその第一作目として今後のドラクエシリーズの基盤となりました。

しかし、そんな「基盤」を34年後、歴史を知らない若者がプレイしても魅力的に感じてしまうは、

変化を続ける挑戦的な姿勢と、普遍的な面白さを求める王道という姿勢を、調和させた作品

だからではないでしょうか。


なんだか読み返すと照れ臭くなりますが(笑)、ドラクエ1が

 面白かった

ということだけでも伝わっていればそれだけで嬉しい限りです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!では、また!