相談箱より:生活や創作活動をするときの私はどんなタイプで、どう向き合うのがよいか
占星術相談箱からのおたよりです。
ご病気の中で頑張っていらしたこと、大きな転機を迎えたこと、そのタイミングでわたしの活動が目に入ったこと。偶然のことですが、こうしておたよりをいただけたことにやりがいを感じます。
新生活を前に不安を感じるのはあたりまえですが、そういったときに「自分の生き方はこれで正解なのか?」と感じ、そのこと自体に距離を置きたい、と考える、非常に理性的な方のように思います(おそらく、ご病気の治療の中で身につけた考え方でもあるでしょう)。
今後の展望も含め、出生図を見ながら読み解いていきましょう。
とても堅実で実質を重んじる方だと思われます。ご病気の治療にあたっても、認知行動療法やソーシャルスキルトレーニングを試してこられたということですし、漫然と良くなるのを待つのではなく、治療のために努力を重ねていらしたのだと思います(うつ病となると、ただ休むということも実は大事ではあるのですが、それが性に合わないという場合もあります。その際に試せる治療法にアクセスできたのは幸いなことです)。
人に喜んでもらえることが自分の喜びともなりそうな位置の金星ですが、水属性に冥王星がひとつなので「喜んでもらっている実感」を得にくく、それで苦しい思いをしてきたのかもなと思います。「なんか嬉しそう」「嬉しがってもらえて私も嬉しい」という共感ではなく、「喜んでくれた証拠」のようなものを求めてしまっていたのかもしれません。
「このやりかたで正解だろうか?」と不安に思うのは「誰かに採点してほしい」という気持ち、つまり「正解かどうかを決めるのは自分ではない」と思ってしまっている可能性があります。
だいたいのことは「自分が心地よくできればそれが正解」です。
もしも採点が必要ならば「どのようにしたときに自分が心地よいか」をリストアップしておき、それをもとに生活を点検するのがいいでしょう。「自分が心地よいリスト」も、常に更新が必要です。新しい場所でひとり暮らしをはじめるのであれば、その城を管理運営するのは自分です。すべてを自分のためにチューニングすることができますし、チューニングは常に変化する自分に合わせて終わることはありません。
実質・実利、目に見えるものが大事な方でしょうから「書き出して自分の頭の中から出力し、自分と切り離す」ことはかなり有効なはずです。頭の中でぐるぐる考えているうちは「自分」の一部ですから判断の自信もなくなってしまうかもしれませんが、出力して「この基準でいく」と決めればその通りにきっちり運営していくことができそうです。
その基準を見直す頻度も、あらかじめ決めてしまうほうがいいでしょう。3ヶ月に1回でも、半年に1回でも、どんな頻度でもかまいませんが、決めるのです。できれば書いて貼っておきます。そういった「自分で決めたルール」が人生を円滑にするでしょう。
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