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「温度」

触れるだけで

火傷しそうな

熱い吐息に紛れ

嘘を数えず

まばたきを見過ごし

費やす日々の

明日を

本を読むように

ゆっくりと

ページを

手繰り寄せ

行間の隙間を

揺蕩う言葉に

寄り添い

豪快に

それでいて

丁寧に

見つめる

愛しき人よ

あなたの肌の温度に

包まれて

手にする幸せの程よ

またとない

時間の旅に出会った

悲しみを少しずつ

喜びに変えながら

美しい世界の

音に 景色に

ふれて知る

優しさもある。

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