見出し画像

【Ae】映像初心者から見たここ最近の映像界隈

こんにちは!kagecooです。
noteを書くのは初めてなので、本題に入る前に軽く自己紹介をしておきます!

1.自己紹介

 京都で生まれた僕は、大学時代まで京都で育ち、就職を機に2年前に上京してきました。新卒で入社したのはCMやPVを作る映像制作会社でしたが、現在はWebコンテンツ(テキスト記事)を発信している会社に在籍し、その中で割と最近に作られた動画事業部の一員として働いています。
 普段からPremiereを使うことが多く、多分今年に入ってもう90本くらいは動画を作ってると思います(我ながらすごい)。また、最近はずっとモーショングラフィックスやVFXなどを趣味で勉強しています。ざっくり言うと、趣味ではAe(たまにPr)、仕事ではPrを使うことが多いです。

 本題に入りますが、今回は「映像初心者である自分から見た、ここ最近の映像界隈」についてお話したいと思います。
※あくまで初心者目線のとりとめのないお話なので、内容は大目にみてください(汗)。

2.そもそも「モーショングラフィックス」とはなにか

 今回メインでお話しする「モーショングラフィックス」という言葉なのですが、一体これはどういったものなのでしょうか?
 先に答えますと、「絵や写真、文字や図形、ロゴなどの静止画像や素材に動きや音を与えたもの」といった定義で表されています。簡単に言うと「グラフィック」や「デザイン」を「モーション(動かす)」させる、といった感じでしょうか。文章で言うと少し難しく感じられるかもしれませんが、電車の中のトレインチャンネルで流れるCMをイメージすると分かりやすいかもしれません。少し前の例になりますが、綾瀬はるかさんの出演しているパナソニックCMは、個人的に好きなモーショングラフィックスの一つでした。

▼東京2020オリンピック・パラリンピック 観戦チケットキャンペーン【パナソニック公式】
https://youtu.be/C8GKoXIirGo

 「モーショングラフィックス」という言葉自体が登場したのは1960年あたりのことらしく、Aeが登場したのは1990年代とのこと。その後現在にわたって発展していくわけですが、正直なところこの言葉自体は、最近まであまり世間に浸透していなかったのでは?と思っています。実際自分が「モーショングラフィックス」の存在を知ったのも2018年の終わり頃だったので…(それお前の話やん!と言われたらそれまでですが笑)。
 しかし2019年、「モーショングラフィックス」が世間に知れ渡った大きなきっかけとなる出来事が起こりました。

3.2019年は「実写」×「モーショングラフィックス」が急激に流行った年だった

 2019年4月~6月にかけて、『さらざんまい』というアニメが放映されたのですが、おそらく個人的にはこれが「モーショングラフィックス」が世間に知れ渡った大きなきっかけの一つだったと感じています。幾原邦彦という僕の好きな監督さんが手がけたアニメ(過去作でいうと『輪るピングドラム』も好き)なのですが、この作品のエンディングがまさに「モーショングラフィックス」をゴリゴリに使った映像だったのです。
 ED映像を手がけたのは、これまた僕の尊敬する映像作家・tao tajimaさんという方でした。tao tajimaさんについて簡単に説明すると、「実写」の映像に「モーショングラフィックス」を掛け合わせた映像表現の先駆者的な存在です。彼の代表的な作品をいくつか以下に記載しておきますね。

▼『Night Stroll』- tao tajima
https://vimeo.com/69949278
▼Rayons ft. Predawn - Waxing Moon [OFFICIAL VIDEO]
https://youtu.be/NW_NK0e4JwQ
▼『朝が来るまで終わる事のないダンスを』 - tofubeats(個人的好き映像!)
https://youtu.be/WexkMxIzqwo

 『さらざんまい』の舞台が浅草で、このED映像も夜の浅草を撮影したものなのですが、本当に美しい映像ですので『さらざんまい』を未視聴の方はぜひストリーミングかなんかで観てください!笑
 まぁ宣伝はさておき、この「実写」×「モーショングラフィックス」を取り入れたED映像は当時大きく話題になりました。元々tao tajimaさんを尊敬していた自分としては、「まさかアニメでも彼の映像を拝めるとは…!」と非常に感動したものです。

 そしてちょうど同じタイミングで、僕が尊敬しているAeのチュートリアル動画を出しているダストマンさんが、「実写」×「モーショングラフィックス」のチュートリアル動画を出されたことで、YouTube上に実写モーションを投稿した人が爆発的に増えました。

▼実写×シェイプアニメーション!さらざんまいのED映像の作り方【After Effects チュートリアル】
https://youtu.be/nlprhgV-SI8

 これらのことから、「モーショングラフィックス」は多くの人に知れ渡ったと思います。

4.その後

 プラスα、もう一つ大きな出来事を挙げるとすると、昨年ドラえもんのOP映像が新しくなったのをご存知でしょうか?あの映像もゴリゴリのモーショングラフィックスで「めちゃくちゃお洒落!」と大きく話題になりました。これは10GAUGEという会社の依田伸隆さんという方が手がけたものですが、確か『君の名は。』のPVなども手がけられていたかと思います。今思えば、2019年はモーショングラフィックス界隈が大きく知れ渡った一年のように感じます。

 そして現在、モーショングラフィックス界隈も盛り上がり続けている一方で、「動画編集」界隈も盛んになってきました。「派閥」という表現はネガティブな印象を想起させる可能性もあるので書くか迷ったのですが、あえて書かせていただくと、「映像勢」と「動画勢」で対立している印象があります(『派閥』使っとらんやんけ)。最近は少しマシになりましたが、少し前は本当にお互いバチバチした空気でした…(Twitterもお互いの界隈で荒れてた印象)。
 「じゃあ『映像』と『動画』のちがいって何なの?」と思われたかもしれませんが、このあたりの話は長くなるのでまた別の機会に。といっても、僕も100%その辺りの事情を把握してるわけではないんですけどね汗

5.さいごに

 以上、「映像初心者から見たここ最近の映像界隈」でした!ただ、これは僕が体験した個人的な目線の話ですので、あくまで一つの考え方として捉えていただければ幸いです。
 今回note書いててなんか割と楽しかったので、今後も不定期に好きな作品のことや、Aeのチュートリアルとか出せたらいいな。やっぱりAeの勉強もインプットだけでは身につかないんですよね…汗
 読んでいただきありがとうございました!それでは、良き映像ライフを(´ω`)

〜余談〜
 Adobeのアイコンが変わったらしく、ショックを受けています…。