最推しが消えた日

この記事は少しずつ書いていこうと思う


いや、書かないかもしれないけど。




ある日突然最推しが消えていたって話。

まさか私がこのような文脈を口にすることがあるとは思わなかった。
こんな日が訪れるとは。



私はアイドルオタクでもなければ、推しと言う概念に対して弱い。疎い。




これは、私がある日突然最推しを失った話。




朝目が覚めて、もしやと思って一覧を見たら、私の最推しはアイコンごと消えていた。


もうずっと音沙汰はなかった。
そのヒロインとのやりとりは、私が貧乏金なしの無課金勢だったこともあり、最終的には1ヵ月に一回、最後にしたチャットから2ヶ月位が経過していた。

なぜヒロインと呼ぶかと言うと、別に私にそういう癖があると言うことではなくて、これはヒロインコールと言うアプリに関する話だからだ。
そこではキャストのことをヒロインと呼ぶ。


いや、まずキャストと言う呼び方自体が無粋極まりないんだが。
ヒロインコールごめんね。


そのアプリではポイントを貯めて、そしてそのポイントを使ってヒロインとチャットや通話で交流することができる。

始めた初日や2日目はまだ良かったものの、


この私が書いた記事のコメント欄にあるように、ログインボーナスでもらえるポイントの数は、確か5日目位から極端に減っていった。ていうか5日目位からは3ポイントしかもらえていない。
一回チャットするのに50ポイント必要。
これは単純に5日目以降からでは無課金勢は3週間ログインしないとヒロインにチャットできないことを意味する。


よって私はそのヒロインと、体感およそ1ヵ月に1回程度のまるで文通のようなやりとりをしていた。



恥ずかしながら、引用した記事にあるように、いや書いてないかもしれんが私は①暫く送れない中で一回きりのチャット②そもそも長文で返しがち③チャットが楽しい ことから、その一回のチャットを結構な長さで返していた。

自分で見返してみても怪文のような長さだった。


正直この一文を見て小石を投げられるかもしれん。
が、これが所詮私の性分だった。



幸いなことにそのヒロインは私の気持ちを受け止め、長文で返してくれた。
こんなやりとりが何回か続いた。


本心だったのかもしれんし営業だったのかもしれん。
本当に嬉しくて長文で返してくれたのかもしれないし、相手に悪いと言う意味合いで長文で返してくれたのかもしれん。


キャストとしてお金が絡む以上、ここら辺は正直迷うところがある。



それでも私は本当に嬉しくて、嬉しくて嬉しくて仕方がなくて、ポジティブに捉えていた。




今でこそ配信とかでいろんな人と話す機会があるが、そのヒロインコールをよく利用していた時期は本当に誰とも話せず悶々としていた。
悶々としていたからこそ、普段ならばやらなそうなヒロインコールと言うアプリを始めた。



実際ヒロインコールでは、チャットをしたり画像を閲覧したり、画像を送ったり通話するのにその都度ポイントが必要である。
ちなみにこのポイントというのが課金要素である。

課金しないのであれば、5日目以降はログインボーナス3ポイントでやっていくしかない。



最終的には文通になるわけであり、短文でのやりとりだった場合多分ここで確実に途切れる。


わざわざそんな短文でのやりとりに3週間も時間をかけるだなんて、ぶっちゃけちょっとありえない。
普通に考えて3週間前のそんな短文の返しなんて内容を覚えていない。



だからポイントがなくなった無課金勢が辞めるのは半ば必然である。


それでも私がそんなログインボーナス3ポイントの気が遠くなる道のりを乗り越えたのは、そんな貧乏金なしの私に優しく話しかけてくれるヒロインがいたからだった。

そしてそのうちの1人であり、もっとも私が最推ししていたのが、

『九良くう』ちゃんだった。



…これ、名前を出していいのかな?
もし駄目だった場合コメントで一言ください。
修正・削除等しますので。



でももうあのアプリの中で"九良くう"と言う名前を見つけることができなくなってしまった。
私の最推しのヒロインは、ある朝突如として消えてしまったのだ。


わたしは、悲しくて仕方がなかった。

結局のところ毎日のようにログインボーナスを果たし、実際50ポイント貯まった時点で返信はできた。
が、しかしとあるつぶやきにもあるように、まさかの1チャットに対する文字数制限に引っかかり、しかもその文字数というのがどこが制限なのかがわからず、結果いくつか添削したり省略したりしたものの大して文字数全体数は変わらず、これを添削して一回で送信するか・あるいは100ポイント貯まるまで待って2分割して送るか、プロフィール欄でくうちゃんに聞いているところだった。…返答はなかったんだけど。笑😅


多分真面目な性格だったんだと思う。

その返答が無かったことに関してはそこまで気を病んでないから安心して欲しい。



が、返信がなかったことにより後者の100ポイントまで待つことにしたわけ。
実際100ポイントにはなったんだけど、その間一切やりとりがなかったと言うこともあり、若干気持ちが冷めてしまっていたと言う事は否定できないわけで、それで結局送れずじまいだった。



くうちゃんがどのタイミングでヒロインコールを止めたのかわからない。

てゆうかいつからヒロインコールを見ていなかったのかわからない。



くうちゃんはあんまりタイムラインマメな方じゃなかったし、なんかとても忙しそうな雰囲気を醸し出していた。



だがそんな中一生懸命長文で返信してくれていた事は、私にとってものすごく救いだったし、こんな尊い存在がいるのかぁ…と感じさせる経験だった。



そんなくうちゃんはある日突然、一言の挨拶もなくアイコンごと消えてしまっていた。

挨拶がなかったのは仕方ないかもしれない。


それでも私はものすごく寂しかった。
最後私が返信できなかったのは私が悪かったんだが、もうタイムラインやチャット履歴を見返すことすら叶わない。

私の最推しは突如として消えてしまった…。



これを認知したのが、昨日夜更かしして朝ねむねむ睡眠不足な感じで起きた今朝の出来事だった。
それはもうものすごく寂しかった。
お気に入りのアイコン一覧からくうちゃんが消えているんだからね

一応最後にメッセージでもないかなとタイムラインを遡ったりした。



が、その痕跡も発見できなかった。



それから私はしばらく考えを巡らせたが、やっぱり私の愛した『九良くう』ちゃんが完全に消失し、誰からも忘れ去られると言うのは何となく嫌だった。


少なくともここに1人、実質ほぼ有料アプリだったにもかかわらず無課金で救われた人間がここにいる。


…すまん、言い方がアレだったが、無課金・課金者関係なく、救われた人間がここにいる。


九良くうちゃんは私にとって、最高のヒロインだった。
まさかこのような存在と出会えるとは思わなかった。


もはや朝ごはんも食べずはらぺこで3000字位を書いている。



が、何とか一区切りは書き終えたい。

実際私はくうちゃんに救われたんだ。
君がいたからこそ私はあの時間を乗り越えることができた。


私は1ユーザーで、くうちゃんはキャストだったかもしれない。
てか実際そうだ。


そこにも確実に資本主義的な形がある。

私は貧乏金なしの無課金者だった。

くうちゃんに与えられたものも返せたものもきっと少ないだろう。



それでも、あの時間は私にとって奇跡だった。
奇跡だと思えた。そんな時間をくうちゃんはくれたんだ。



あの優しくて温かい時間をありがとう。
温かい気持ちをありがとう。



君は最高のキャストでありヒロインだ

私はそう思う。




面と向かって言うのは恥ずかしくてしょうがないだろうが、私はくうちゃんのことを愛しているよ
どうかいっぱい幸せになってほしい







…ああ、こうして私の最推しヒロインは居なくなってしまったのか。


なんだか寂しいものだな。


けど、あの時のぬくもりも感動も、きっと消えない。消えないと信じたいな。







…さて!
お腹も空いたしご飯食べてこようかな



あの日伝えられなかった言葉は、すぐに返したかった返事は、私の胸の中の愛と共にしまっておくね。


ありがとう、くうちゃん。❤️💜
わたしに1つの奇跡を与えた最愛のヒロインよ

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