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術後9週間目 ”バージョンアップ”を実感


術後9週間目=63日目、ということは、2ヶ月経ったわけか。長かったような短かったような。

もう、傷口の違和感はほとんどない。平常時は傷跡はうまく隠れ、手術を受けたことなど誰もわからない。そして、大きくなり始めると、よぉーく目を凝らしてみると縫い目は見えるといえば見えるけど、人によぉーく目を凝らされるシチュエーションなんて、ない。笑 そして、最初に一番心配した「ツートーンカラー」も、全然大したことない。わからない。

ちなみに、きょうはいつもの温浴施設に行って、また開放感を味わってきた。あの術後最初の温泉デビューの時ほどの感動はもちろんないけれど、何も隠さず、しゃがむ時に何も気にせず、堂々と、ゆっくりとお風呂を楽しめる喜びは、何にも変えがたい。

そして、これまで、まだ少し残っていた、感覚的な”傷の感じ”(少しヒリヒリする感じ)も、もうほとんどない。傷跡を指でそっとなぞっていくと、確かに縫い目が線になっているのを指の腹で感じるのだけれど、そりゃあ、切ったのだからそういうものはある程度は残るだろうし、そんなこと、なんでもない。そういう意味では、もう完全「ゴール到達」宣言をしてよいのだろう、と思う。

そういえば、溶ける糸がどんどん知らぬ間に落ちて傷跡が落ち着いてから、同じ泌尿器科で私より何ヶ月前かに手術を受けた、あの、「同志センパイ」に、連絡をせず、ご無沙汰してしまっている。

手術の前、そして、直後から、あんなに色々心配してアドバイスを求めていたのに、自分が落ち着いたらしばらく連絡をしていないなんて、自分の中の信念に反する。この後彼にメールを送って、報告して、先輩の話を聞いてみよう。そして、そこで判断して、私も「ゴール」宣言(笑)を出そうと思う。それは、まるで、気象庁が正式に「梅雨明け宣言」をするかのような、自分の中ではとても大切な節目の一日となるだろう。

この前、このブログを、最初からざっと読み返してみたが、ここまでよく頑張った、自分。思い切った決断をして、本当によかった。そう断言できる今があるのは、とても幸せなことだ。

やはり毎回、その喜びがあふれるのが、セックスをする時だ。

あの、マツタケ(そんな立派なものではないが笑)の傘の部分が、洞窟のひだをなぞる時の感覚、特に挿れる時よりも、抜く動きの時の感覚が、あんなに気持ちがよいとは思わなかった!妻も、さきほど、恥ずかしそうに「正直、前と比べてこんなに気持ちいいとは・・・」と頬を赤らめながら言っていたのだった。見てくれもそうだけど、機能的に”バージョンアップ”したのは、嬉しい。

さあ、「同志先輩」に、メールを書いてみようか。
不思議なご縁でここまで来た先輩に、感謝を込めて。

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