一階に湯船のあるオフィスビルと５つの選択

米国の褐色の大柄な女優さんが挨拶まわりをしている。
紹介されたので少し話をした。

「５つの選択があって、選ばなければならない場合、ランダムに選ぶのではなく、一つを選んでその理由を直感レベルで表示することで納得感を出すことができる」

と教えると友人と一緒に紹介して欲しいと言われた。

その少し前、毎日新聞のビルに似た１Fで風呂を探すと入口近くに湯船があった。ここは使っていいのだろうか、と思っていると一緒にいた男性がさっさと湯船につかっていた。

それをみていた、同年代のそのビルで働く男性が

「そこはそんな簡単に入っちゃいけない」

というのだが、老人５人連れくらいもやってきて、風呂にはいるのだった。こんな簡単に風呂に入っていいのかな、と思ってあたりを見回すと会員制の風呂も向こうにあるようだった。

風呂からは展望がよいと書かれており、富士山がみえるようだった。
部屋に戻って、冷蔵庫をあけるとヨーグルトドリンクがたくさんはいっていた。さきほど、注意した社員にもひとつくばった。

「掃除ですー」

と係の女性がドアをあけたので、

「大丈夫です」

と答えた。流しの右端を水が流れる仕組みになっており、勾配がついている。そこを水が流れて落ちてくる。その先には水受けをかねたビニール袋がはられた白い箱がおいてある。

その少し前、プールサイドで水泳をみていた。
日本の女性選手が背泳ぎで中国選手と競っていた。
彼女は５０ｃｍくらいの差でゴールにいた女性の手に触れ、ゴールした。すごいことであった。快挙といってもいい。

その少し前、左回りに一周１５０ｍくらいのトラックを走っていた。リレーの最終回になっているようだった。一周して、右奥でトラックを見失い一度速度を落として、それから全速でトラックを最短で走った。優勝したようだった。