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ラボ日記「要支援者等の共助モデル構築WG」の第12回目を実施しました。

令和6年5月23日(木)晴れ
参加者:かがわDX Lab会員及びLabフェロー 約30名(オンライン含む)
場 所:かがわDX Lab及びオンライン

本日は、ラボにおける福祉・防災分野の研究項目「要支援者等の共助モデル構築WG」の第12回目を実施しました。
本WGは、認知症高齢者等の要支援者に対して、位置情報を活用することを念頭に、徘徊捜索支援や災害時の迅速なサポート体制の整備など、平時・災害時それぞれのケースに合わせた支援策を、行政のみに頼らない、民間事業者を含めた地域で支え合う仕組みを構築することで、より実効性の高い、「共助型社会」の実現を目指しています。
本日は、県内3自治体、県、かがわDXLab会員が集まり、主に実証内容に関する議論が行われました。
本日のWGでは、それぞれの機能で必要な実証をどのような内容で行っていくかについて提示され、それぞれ議論が行われました。
徘徊時の捜索を目的とした位置情報機能については、GPSやセンサー等の機器を要支援者の方に受け入れていただけるかという実証を計画しており、近日中に小規模での検証が行われることが共有されました。
また、屋内での見守り機能については、どういった課題やニーズがあるのかアンケートを実施することでプラットフォームに載せる機能を選定していく実証が計画されています。
そして、徘徊や災害が発生した際に自治体等へ連携する機能についても、自治体や県警の方から伺った現状のフローや課題を踏まえたうえで実証を行っていく計画です。
かがわDX Labフェローからは、位置情報機能について、「徘徊時に活用するための位置情報は、センサー形式の機器が適しているのではないか」「協力者の方がセンサーからの情報を取得・送信できるようにしておくことで有効的なデータが県警や自治体などへ連携できるのではないか」といったアドバイスをいただきました。
災害時支援機能については、「災害の中でも様々な状況が考えられるため、どこのレイヤーでの支援をゴールとするか整理が必要」といったアドバイスもいただきました。
今後も、具体的な実証研究計画の策定・実行、及び詳細なビジネスモデルの構築に向けて、引き続き議論を進めて参ります。
今後もかがわDX Labの活動は、noteで引き続き情報発信をしていきます。

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