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ラボ日記(令和6年2月15日)福祉・防災分野の第8回目WGを実施しました。

令和6年2月15日(木)曇りのち雨
参加者:かがわDX Lab会員及びLabフェロー 約20名(オンライン含む)
場 所:かがわDX Lab及びオンライン

 本日は、ラボにおける福祉・防災分野の研究項目「要支援者等の共助モデル構築WG」の第8回目を実施しました。
 本WGは、認知症高齢者等の要支援者に対して、位置情報を活用することを念頭に、徘徊捜索支援や災害時の迅速なサポート体制の整備など、平時・災害時それぞれのケースに合わせた支援策を、行政のみに頼らない、民間事業者を含めた地域で支え合う仕組みを構築することで、より実効性の高い、「共助型社会」の実現を目指しています。
 本日は、県内2自治体、県、かがわDX Lab会員が集まり、主に実証内容に関する議論が行われました。
 本日のWGでは、WG開催の事前のタイミングで実証予定場所である介護施設等の見学を行った結果も踏まえ、実証に関する方向性の案が提示され、それぞれ意見交換が行われました。
 かがわDX Labフェローからは、「対象とするユーザーやサービス内容に応じたインターフェイスの分類をした上で、それぞれ何をやっていくべきかを検討しても良いのでは」「要支援者の方のカテゴライズとして、コミュニケーションを取る事が難しい方と、自分の意思で自由に動けない方という2つのポイントを考えた場合、ビジネスモデルとして新生児や乳幼児も対象者に考えられるかもしれない。今の議論の対象者だけに限らず、そういった派生ビジネスもアイデアとして出てくるのでは。」といったアドバイスもいただきました。
 民間事業者からは、実証に向け、被験者様となる施設ご入居者様及びご家族に向けた実証に関する同意書について意見が出され、行政側も含めて協力していく方針を再確認しました。また、認知症徘徊捜索について、エリア内にいる方全員への緊急情報通知のような仕組みが使えないか、といった意見も出され、既存の通知の仕組みを調査し、活用の可能性を確認する方向となりました。
 また、県からは過去の徘徊に関する捜索協力の件数実績の共有や、
県を跨ぐような広域での連携方法や件数実績も共有され、それぞれ議論が行われました。
 今後も、実証内容の詳細やビジネスモデルの検討を継続しつつ、具体的な実証研究計画の策定に向けて、引き続き議論を進めて参ります。

 今後もかがわDX Labの活動は、noteで引き続き情報発信をしていきます。


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https://kagawadxlab.pref.kagawa.lg.jp/

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