役割
役割
テントウムシダマシって虫がいるんです。
見た目はてんとう虫みたいなんだけど、草食なので葉っぱを食べちゃう。
そんなテントウムシダマシにうちのじゃがいもがめっちゃ食べられて、瀕死の状況。。
ネットで対策を調べると「虫除けのスプレー」「地道に補殺」「一匹潰して警戒フェロモンを出させる」などの方法が出てくるんだけど、どれも対処療法的で。
実際捕まえると丸っこくなってなんだか可愛くて、殺す気にはなれなくて。
なんかもうちょっといい方法ないかなぁと思って家の本を読み漁っていたら、岡本よりたかさんの本にテントウムシダマシの役割についての見解が。
「作物が役割を終えた葉を落として、生殖成長していくのを助けているんじゃないかと僕は推測しています。」
その瞬間、テントウムシダマシの見え方が全く変わって見えたんです。
「害虫」ではなく、役割をもって、それを全うしている存在としてみることができるようになった
そうだったんだね。君はそんな役割を持ってこの地球を支えてくれているんだね。
美しい意図が見えた時に、自分の受けていたインパクトの質も変化して、新しい道がひらけていく。
メガネのレンズが変わることで、活かしあうつながりの生態系への希望が見えた、そんな体験でした。
同様に、自分のこの地球における役割ってなんなんだろうってことも、ふとした時に考えたりする。
パーマカルチャーデザイナーとして暮らしをデザインして、ビルドすることなの?って言われると、一部そうなんだけど、そうじゃない。
いのちがめぐる生態系のような社会で生きていきたいんだよなぁ。
暮らしの在り方も、教育も、コミュニティの文化も。
地球とのつながりを思い出して、全てのいのちが活かされていくような。
大地からのギフトを、暮らしの中でアートして、また土へと還していくような。
「わたし」の境界線が溶けていって、相手のものも自分のものとして喜び、嘆けるような。
人が暮らせば暮らすほど、水も空気もきれいになり、山も川も海も豊かになっていくような。
全部はうまく言葉になんないなぁ。
でもこうやって生きたい世界をにぎり続けることは、僕が持っている一つの役割の気がするなぁ。
さて、そろそろジャガイモの様子を見にいこう。
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