事実上著作権侵害で金儲けしていることは誤魔化して、クリエイターの味方という態度だけは立派なSkeb

復習シリーズその2

有償コミッションサイトで個別に許可されてない二次創作依頼を受けるのは、誰がどう見ても同人活動という範囲を大きく逸脱している単なる商用利用である。
これが商用利用でなかったら商用利用なんて存在しないだろうというレベルの商用利用である。にもかかわらずそれを黙認している一次著作権者の寛大すぎる対応に感謝すべきなのだが、クリエイター様はそんな意識すらないのだ。

さて、Skebやその周囲の関係者たちは、クリエイタークリエイターと都合のいいことだけは言うが、この件に関してはダンマリである。
「当サイトに許可を出しているもの以外の二次創作は禁止である、と明確にすればいいだけの話」
ということは過去の記事でも言ったことだ。
あのへんの方々が妙に政治的なことを言っているのを見てしまうと、どうしても「え?二次創作問題は?」と思わざるを得ないのである。

二次創作依頼を受けないという正しい態度、女性向けでは割と顕著だなと思っている。
すでに商業で活動している人が二次創作受けないというのは当然と言えば当然だが、実際検索してみると女性向けジャンルでは商業作家でなくてもそのラインを守ってる人が多い。相互監視が厳しいのだろうか?w
しかしそれが当然というものだろう。

「二次創作絵師と著作権」という点では、先日興味深いことがあった。
ある絵師の二次創作絵を、その辺の意識がゆるゆるな海外のアカウント(公式?)が無断利用したのだ。
二次創作の無断転載問題だ。

ご存じの通り、二次創作であっても著作権は存在する。
したがってその出来事そのものは、絵師からの抗議に海外アカウント側が謝罪して片が付いたのだが、気になったのはその後の言葉であった。
絵師側の言葉を要約するとこうだ。
「今回は謝罪を受けて許しましたが、みなさんは謝れば無断利用していいと勘違いしないようにしてください」
まあ確かに、世の中には理解力が低い人もいるので、忠告しておくのは手かもしれない。言ってること自体は間違いではない。

でもさあ、そもそも無断利用の二次創作やん?

これ、自分が言いたいのは二次創作にも著作権があるとかいう話ではないんだよ。
一次創作者にも著作権があるという話だ。
一次創作者にやめてくれと言われたら、どうするんだろう。謝るのではダメなんだよね。だって自分でそう言ってるのだし。
謝って削除すれば何も問題ないでしょと考えて二次創作しているわけではないということだろう。
素晴らしい意識の持ちようだが、どう対応するのだろうか。お金を払って和解するのかな?まあそれぐらいはやるでしょうね。