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わたしのこと#1『4月9日生まれ』

私が生まれた日は4月9日です。

当時小学生だった私は、授業で数字を知り同級生と数字について話をしていた。
物知りな同級生から数字の『4』と『9』は悪い数字と言われ、私は自分の誕生日がその悪い数字で構成されていると告げたところ、「不吉」だったか「縁起悪い」だか言われたと記憶している。
悪気はないのだろうが、何となく寂しい気持ちになったものだ。
それを家に帰り仕事から帰った母に話した。

私 「4月9日って縁起悪いんだって」
母 「なんで?」
私 「4が『死』って意味で9が『苦しむ』って意味らしい」
母 「『49よくなる』って思えばいいでしょ」
私 「………」

この時私は何も言えなかったが、心の中で『母すげぇ!』と思っていた。
捉え方1つで180度変わる見方を一瞬で導き出した偉大な母がキラキラして見えた。

もし同じ誕生日の人で良くない日付と思っている方がいたら、どうか私の偉大なるポジティブな母の教えでネガティブな考えを1つ忘れてもらえたら嬉しいと思う。

最後に、この記事を書くにあたり、母親本人に当時の話を聞きました。
覚えてはいたようですが、とくに反応はありませんでした(笑)

ただ私は気持ちが軽くなると同時に、その日から自分の誕生日が悪い数字とは思わなくなりました。
だって『良くなる』んですから!

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