使わない選挙権は剥奪せよ?

生命保険会社OBの平野浩が間抜けなことをツイートしている。

作家百田尚樹氏が爆弾発言。「使わない選挙権ははく奪せよ」。実際はできないだろうが、賛成だ。世界には投票率が80%後半から90%台の国が多い。シンガポール、オーストラリア、ベルギー、トルコ、ブラジルなどである。ドイツも70%台である。3回棄権したら選挙権を剥奪するという案もある。

来たよ、来た来た。「外国ではこうだ、なのに日本は――」というチープな言説、チープなレトリック。

それ以前に、「~の日だから、みんな~しなきゃいけない」というのが全体主義の根底であろうが、大馬鹿者め。

「~しないのはけしからんから、剥奪すればいい」って、ほんと、大馬鹿者。投票率100%近くで民主主義が実現されず、一党独裁がつづいていた国家のことを、この馬鹿者は知らんのか?

同一性、等質性を国民全体に対して追求しようとするところから、どれだけ危険な政治性が生まれるのか。それがどれだけファシズム的な世界、独裁的な世界への道を切り開くのか。

グローバリズムの時代では多様性を受け入れる思考こそが必要なのに、何を逆を言っとるのかな、この元保険親父は。百田も馬鹿だけど、この保険親父も同様に馬鹿。

「みんながいっしょに~しているぅ♪」っていうその「みんなが」ってところに酔いしれとる、アホな利己主義者でしょ。「みんなが~しているから、みんな~する」って、まだグローバリズムに抵抗するつもり? アホかいな。

投票しないのも自由。
その自由が確保されているからこそ、自由がある。

自由ということを学び直せ。

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