かずとがんちゃんの実験ノート

入院当日…まさかのジェットコースター的展開とは?

6.14 それは入院当日の朝、大学病院からの突然の電話で始まりました。

「入院手続きの前に今から第二外科を受診してください。病理検査の結果、直腸がんの方が先に発症だったことが判ったので、入院も婦人科から第二外科に変更になります。」と、いきなり告げられまして。
…え?ちょっと何言ってるのかわからない状態のまま、慌てて身支度を済ませ(入院グッズの準備は前日までに済んでたからセーフ!)、夫氏と大学病院へ。

とりあえず入院グッズを病院のカートに詰め込み、電話での指示通り第二外科窓口へと直行。

診察にて主治医から告げられたことは、病理検査の結果、直腸がんの方が先で子宮へと浸潤だったこと(大腸がんの疑いも?)、下痢が酷くて栄養が摂れてないという現状は治療以前のレベルでよろしくないので、本日緊急でストーマ(=人工肛門)造設手術(内視鏡・全身麻酔)をしてまずは全身の状態を良くする(検査と並行しつつ)ことを優先し、放射線治療や抗がん剤治療の後、最終的には直腸子宮全摘手術まで持っていけるようにしたい(治療期間は約半年ぐらい?)…とのことでした。


ストーマ手術と聞いて私が真っ先に思ったこと

「え?ストーマって、そんな簡単にチャチャッと(←言い方)出来ちゃうもんなん?」

…ビックリポイントはそこ?と思われそうですが、ストーマそのものは介護職時代の利用者さんにストーマの方がいらっしゃったから知ってたし、(沖縄とのご縁がきっかけで)飽きっぽい私が最終回まで読了&コミックスも全巻持ってるという島袋全優先生の漫画「腸よ鼻よ」にストーマのことが描いてあったから(先生は潰瘍性大腸炎)、ある程度は予備知識もあったのです。(まさか愛読書が参考書になるとは、夢にも思わなかったけれども)
…なので迷わずに「手術、お願いします!」と即答出来たのです。ストーマ=永久になる可能性の方が大きい…むしろ手術可能なレベルになってそうなって欲しい訳ですから。


術前の検査を済ませて同意書を書き(入院の諸手続きは夫氏に一任)、病棟へと移動してストーマの位置決めとか麻酔の説明の後、手術は15時頃になると告げられました。(手術までの待ち時間に荷物をドタバタと仮収め)

時間になり車椅子にて手術室へ。ここまできてしまえば私はもうまな板の上の鯉ですから…
手術スタッフの皆さんはバタバタと慌ただしく準備をされていて、酸素マスクの位置を合わせたり、点滴の指示をテキパキとされてるなぁ…とぼんやり思ってたら、いきなり落ちて暗転
…ハッと目覚めた時には、もう手術は終わってました。術後の痛みとかもなく、生まれたてほやほやのストーマちゃんからは排ガスもありました。


まさか入院当日にこのような展開になってしまうとは…患者の私以上に医療スタッフさんの方が「は?どういうこと?」と大変だったはず…
え?本日婦人科入院予定の患者が、いきなり第二外科入院に変更ですと?しかも本日中に緊急手術までするとな?(手術準備やら術後の部屋の確保とか…ご迷惑をおかけいたしました)
実際どのくらいドタバタしていたのか?といいますと、病棟に連絡を取ってた看護師さんが私の名前(仮に「オオタニ カズエ」にしときますw)をなぜか「オオタニ ショウヘイさん」と言い間違えたくらいですから(慌てて「オオタニ カズエです!」と横から訂正したワタクシ)


こんなところにまで、まさかの坂が待ちかまえているとは…盛りだくさんで長い長い入院初日でございましたとさ。

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