羽化不全の子の飼育ケース作り
今回出会ったのは羽化不全の野生クロアゲハです。
翅が折れ、裾はボロボロの状態で保護しました。
今回は羽化不全のクロアゲハを保護した際の
飼育ケースの作り方を載せたいと思います。
(⚠️素人が情報を集めながら作ったものです。その点の把握をよろしくお願い致します。)
蝶の保護
羽化不全の野生の蝶を見つけた場合、まずは保護を優先してください。
地面を這いずる蝶は、猫やトカゲなどの格好の餌でありおもちゃになります。
(明け方に見つけた、もしくは羽化したての場合は、羽化不全ではなく、翅が伸び切ってないだけの可能性があるので近づかず、触れずに様子を見ましょう。)
飼育ケースのセッティング
①飼育ケースの準備
保護する際、小さな飼育ケースがあれば、蝶に適した花を共に入れ、様子を見てください。
その間に大きめの飼育ケースを用意しましょう。
家に元々飼育ケースや水槽がある人はそちらを利用しましょう。
家にない人は、100円ショップやペットショップで気軽に購入出来ます。
②飼育ケースの底について
プラスチックやガラスは表面がツルツルしているので、虫は登ることが出来ません。(※稀に登れる個体もいる)
安心して生活できるように、まずは地面のセットをしましょう。
歩きやすいように、そして飼育ケースを綺麗に保つ為に、飼育ケースの底に敷くものは
・キッチンペーパー
・洗い替え出来るフェルト
など、蝶の脚がひっかけられるものにしましょう。
③蝶が止まれるようにする
次に蝶が止まることが出来るようなものを入れていきます。
飼育ケースに、ガーゼやハンカチなどの布を垂らすようにすると、蝶が軽く飛んでもすぐ止まれるようになります。
僕の場合は飼育する上で、自然に近くしたいと思ったので、二又に分かれた細い枝を、止まり木としてセットしています。
基本的には飼育ケースの準備はこれで大丈夫です。
蝶のご飯
蝶は蜜を吸って生きています。
蝶によっては、近所で簡単に花を入手出来る場合があるので、余分な葉っぱを落とし、小さな虫が付着してないかを確認した後、飼育ケースに入れてあげてください。
花を入手するのが困難な場合、人工的にご飯をつくることになります。
蜜=甘い
というイメージが強いと思いますが、糖分量が多いと、蜜を吸うことが出来ても、お腹の中で糖が結晶化してしまい、排出できなくなって死んでしまいます。
そのため、用意する人工蜜は、人間の味覚でほんのり甘いかな?と思うくらいの薄さに希釈しなければ行けません。
①砂糖から作る場合
砂糖 : 水 = 1 : 5~7 の割合で希釈してください。
②蜂蜜から作る場合
蜂蜜 : 水 = 1 : 8~10 の割合で希釈してください。
上記の人工蜜を、コットンやティッシュなどに染み込ませた上で、受け皿やケースなどにのせて飼育ケースに入れてあげてください。
吸蜜について
人工蜜の場合、蝶はそれがご飯であると認識出来ません。そのため、吸蜜の補助が必要になります。
翅をピンセット・もしくは指でやさしくつまみ、爪楊枝などで吸蜜口を、ゆっくり、慎重に伸ばして、コットンに当ててあげます。
しばらくすると勢いよく吸い始めるので、ゆっくり手を離してあげます。
蝶は吸蜜後、直ぐにおしっこをします。
なので、それが確認出来れば、一旦は安心していいと思います。
今回、初めて羽化不全のクロアゲハの飼育をすると決めたものの、飼育方法については、色んなところにバラけて書かれていて、とても困ってしまいました。
なので、他の人がこのまとめをみて、羽化不全の子を助けられたらいいなとおもいます。
今回はここで終わります。
またクロアゲハのあーちゃんについて、書こうと思います。吸蜜中の写真も撮れたら頑張って撮ります📸✨
では!またのー!
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