創造性と知能、どちらを優先します?

創造性と知能、どちらを優先します?

もちろん、知能が高く、創造性も高いことがベストですよね。
でも、どちらかを優先できるとしたら、
知能は高いが、創造性は低い子を選びますか?
それとも知能は低いが、創造性は高い子を選びますか?

米国の心理学者ワラッタとコーガン博士の長期の追跡調査によると、
知能は高いが、創造性が低い子どもたちは、大人になると普通の人になる確率が高いことが判明したそうです。
それに対し、知能は低いが、創造性が高い子どもたちは、自分の得意分野で、独創的な発見をする天才になりやすかったのです。

もちろん、これから社会で望まれるのは、一芸に秀でた飛びぬけた人間です。

では、その創造性は、どうやって育てたらいいのでしょうか?
競争を煽った方がいいでしょうか?
好きなことを思う存分させた方がいいでしょうか?

これまた米国の心理学者、テレサ・アマビル博士によると、7歳から11歳までの女の子を対象にした実験で、「競争を煽ると、かえって創造性が落ちる」という研究結果が出たそうです。
つまり、ハッパをかけるのは創造性に良くないのです。
オリジナリティに欠けてしまうのです。
将棋の藤井六段のご両親によると、4歳になるまで、立体的なゲームにトコトンのめりこんだそうです。そして、それを止めなかったそうです。
創造力は好きなことを自発的に行うことによって、発達するもののようです。

また、緑の環境と創造性は、とても相性が良いということも判明しています。
これは、当然、予想がつきますけどね。

また、思考の柔軟性は、数字や字で問題を解くよりも、画像で思考する問題を与えた方が発達することもわかっています。
ぜひ、絵解き算数の問題をおすすめします。
驚異的な結果が出ますよ。
小学生でも、連立方程式を解けてしまいます。
もちろん、文字式を習わなくても。

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