元米国大統領ドナルド・トランプに対するゴリ押しが止まらない

「ゴリ押し」というと、何を思い浮かべるだろうか。
一時期、剛力彩芽という女優がバラエティなどにも強引に出演させ、ドラマの主演をし、あまりにも押し売りぶりについて「ゴリ押し」と表現されたことを筆者は思い出す。
そういえば最近、テレビやドラマで見ていない気がするが、彼女は元気なのだろうか。

という話は置いておいて、昨日に引き続き、ドナルド・トランプに対するアメリカ現政権や大手メディアの「ゴリ押し」が凄い。

大手メディアは今回のFBIによるトランプの別荘への家宅捜索を機に「ウォーターゲート事件以上の大スキャンダルだ!」という勢いで報道している。
産経新聞などの日本のメディアもその「ゴリ押し」にのっている。

今回のトランプ別荘の家宅捜索については、トランプとその周りの人たちも十分に予想していたようで、「やっぱり来たか」という感じであったようだ。
しかも、大手メディアが一斉にトランプをディスる報道をするのと同じくらい早いタイミングでトランプ自身が冷静な声明を出した。
これにより、トランプ支持者でないアメリカ人の多くも、「またバイデン政権がやってるよ」と言ったような反応となった。

バイデン政権はそもそもバイデンの息子であるハンター・バイデンのウクライナとの癒着について相当な捜査が入っており、それをもみ消すので必死である。
ハンター・バイデンは麻薬常習者であり、その固い証拠が多数出てきており、その火消しに躍起になっているという。
しかも今回、ハンター・バイデンが薬物使用を隠蔽するために、薬をトイレに流したという話を流用して、「トランプが大統領時代に機密文書をホワイトハウスのトイレに流した!」という話に作り替えてしまったために、「紙をトイレに流したら、アメリカだったらすぐにトイレがつまるだろ。アメリカではトイレットペーパーをトイレに流しただけでトイレがつまるんだぞ。」「ホワイトハウスのトイレは紙を流してもつまらないのか?!」「ホワイトハウスのトイレとトランプの別荘のトイレはつながっているのか?」「なぜホワイトハウスを調べずにトランプの別荘を調べるんだ」などという様々な愉快なツッコミがそこかしこで行われた。

メディアが「ウォーターゲート事件以上のスキャンダルだ!」と騒ぐことについても、そもそもヒラリー・クリントンが当時現職の大統領であったトランプをずっと盗聴していたことが発覚しており、メディアはその火消しに躍起になっている。
ウォーターゲート事件以上のスキャンダルなのは、トランプではなくてヒラリーの方だろうと一般的なアメリカ人は思っている。
ヒラリーには2024年の大統領選挙に出ようとしていた動きがあったが、この「トランプ大統領への盗聴行為」が発覚してから、大統領選挙への出馬の流れが途絶えたようだ。

メディアの嘘は構造がわかれば、彼らが何を隠したいのかが透けて見える。
トランプ別荘への家宅捜索についても、民主主義国家では考えられないような刑事手続き違反がFBIによってなされた。
現在、アメリカでは、このような国家権力を悪用した犯罪行為が積み重ねられており、今回の家宅捜索に関わったFBI関係者もブラックリストに載っているという。
日本では国家権力による犯罪は放置され続けているが、アメリカではそうはさせないという動きが続いている。
この顛末がどのようになるか、筆者は寸劇のように楽しみにしているのである。

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