日記のようなもの(23.8.3)

鮮烈な体験になったサークルの定期演奏会の影響で執筆から遠ざかってはや一ヶ月程。
このまま書けなくなってしまいそうで怖くなったので、リハビリがてら少しものを書こうと思う。

今日は一日イベントスタッフのバイトをし、6時頃に電車に乗った。ドヴォルザークのチェロ協奏曲を聴きながら機嫌よく帰っていたら、地下鉄の出口を間違えた。気付いた時には乗り換え先の駅とはそれなりの距離が空いてしまっていたので、まあいいかと、チェロコンを流したまま一駅歩くことにした。

時刻は6時半頃。いわゆるマジックアワーの時間帯。空の色がたまらなかった。
薄い朱色がかった地平線近くから、僅かに色褪せた水色へのグラデーションに、ぽつりぽつりと雲が浮かぶ空に、思わずスマホのカメラを構えてシャッターボタンを押す。気づけば空の写真ばかり増えるカメラロールに、自分の好みがありありと出ていて面白くなった。

良い写真が撮れたことにさらにご機嫌になりながら、再びチェロ協奏曲に浸った。
2週間ほど前に初めてきちんと聞いたドヴォルザークのチェロ協奏曲。それから見事にはまり、ヘビーローテーションしている。第一楽章から第三楽章まで、一部の隙もなく魅力に溢れている楽曲は、何度聴いても飽きることがない。チェロの入りがたまらなく格好良い。
9月半ばに東京交響楽団がドヴォチェロをやるらしく、弦楽サークルの後輩と聞きに行く計画を立てたのも、今日の話だ。聞きに行った日はまた日記を書こうと思う。

書き飽きたので、そろそろ終わりにする。
まあ、いい帰り道になったと、思う。

明日の午前中はたっぷりチェロを弾こうと思う。


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