一楽章 三十小節

ひと月。
三十日。
月が一巡り。
満ちて、欠けて、また満ちて。

ひと月。
振り返ればそこに三十日。
私はそこにいて、
そこにいなかった。
時間はそこにあって、
そこになかった。

アレグロは
いつの間にか
プレストに

ひと月。
次もまたきっとすぐ。
すり抜ける日々を
どうすればつかめる?

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