4 養鶏場紛いの駅ビルにて、蝉とタップダンスを踊って言う。「俺は! お前が! 嫌いだ!」

6 抜け道を探す。例外的に16から引き算をする。油を流して腐った匂いに顔を背ける。アスファルトの勤労を祝って何処にも居ない女の救いを想う。アース。その緻密にも普遍的かつ壮大な感触を数えて眠る。泥水の垂れた跡があるガラスを通してランバージャックを探す。誰も居ないように見える公園で、回り続ける風車と、膝に痣を刻む女。水底に見た。


2 予算を憂鬱に思う。僕は声が聞きたい。誰でもいい訳じゃないけれど。吐瀉物を引っ張り出さないようであれば、それでいい。「Never more !!!」鳩を蹴る。巨大なゴミ箱の中に居る。有機的にした方が金がかからないからだ。本棚が破裂しても、肥やしはまだまだ足りない。大人は思っているよりもキャラクターの裏の役者である僕のことがわかるらしい。ドアが海を漂流して、足をつけて島になる。一本の矢と、西を流れる小さな澤。鈴が実る大きな木の根元に栗が析出し、新しく三つの角を持った山に牧を設ける。あの橋はとても高い。連結したい。危険だ。痛む。不安定だ。だけれど、安心出来ないから。

7 鹿の子。公衆電話に愛を重ねて放り込む男に、火のついたままの吸殻を投げつけ、碇の思い出の匂いがするコーヒーを飲む。傲慢。そうだと思っていたし、実際そうだったものが劣等に移り変わっていく。あの人になりたいなんて思わないけれど、本当に妬ましいとは思う。濁るということ、ロマンスを奏でるキーボードと、不思議なリズムを刻む音。例えるならそう、空っぽのスイスナイフ。僕にはあの人の目がわからないし、外側で似ているのか内側で似ているのかが全くわからない。枕、トレー、排気口。実に様々なものが排気口やボールに挟まれている。貴女と私。どれほどに近く思っているだろう。きっと悲しい。それはアヴァンギャルドでいることの代償。

1 ウィードを買おう。語るだけじゃ何にもならんと知ってるけれど、快楽主義がうまく働かないのが日常になっている。抜け出したいものにも海綿体。散らすように美しい、満ちる血。

5 時間。素材というのは必要なのに、赤裸々なものは相応しくない。でも僕はそれを忘れたくはない。手段を探す。もっともっとずっと。「どうしてだろう。」並べられたコーンから油を抜いて、染みだらけの地面囲う埋まった土台に残骸を落とす。ロゼワイン。わずかに全身打撲が閉鎖して、今後も大多数を刻む。ずっと探している道具と性格。描ききること。きっと僕は悲しませることになるだろうし、詰めが甘いなとつくづく思う。それに酔って何もかもを打ち明けて欲しい。浪費というのが最も危険で後悔に値するものだろう。

3 嗚呼。

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