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ドイツコロナアップデート(2020/12/13)

グーテンターク!皆さまこんにちは…フランクフルトのYokoです。

今日はドイツ政府からハードロックダウンの発表があったのでコロナアップデートです。

これまでの部分的ロックダウンからさらに厳しいハードロックダウンが12/16(水) から適用されることになりました。今日メルケル首相と州首相が合意して決定。クリスマス期間は特別に緩和します。食料品店や薬局などを除く店舗の営業を今週16日から来年10日まで禁止するというもの。理容業も営業停止、学校や保育所も原則閉鎖となり春のロックダウンと同じ状況になります。

その他外で騒がないようにアルコール販売時間の制限や花火の販売規制(ドイツは法律で決まった期間しか一般で花火を売買できません。毎年年末はOKですが今年は禁止) が適用されます。

とにかくどんちゃん騒ぎは禁止

家族の集いのクリスマスはミニマムでお祝い

普段会わない人とは会わないで

ということ。

年末年始をそーっとすごしてという政府のメッセージです。理由は医療崩壊を防ぐため。

厳しいなあ。😩

仕方のない状況ではあります。

ドイツの新規感染者は先週より増加。

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死亡者/週も一時の600人弱/日より減るも予断を許さない状況。

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引用 tageschau 20:00, 13.12.2020

またロベルト・コッホ研究所の本日のレポートを見れば7日平均の10万人あたりの感染件数が169件となっていて50件の目標から程遠いです。

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重症者数の増加も懸念されています。

Covid-19患者を含めた集中治療病床の使用率が8割を超えています。(うちCovid-19の患者は2割) 

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引用 RKI Covid-19 Daily Situation Report 13.12.2020 (Sonntag)

一応クリスマスは予定通りよしおさんの実家に車で帰ることにしていますが、今年はクリスマスプレゼントは少なくなりそうです。今からオンラインで注文しても配送が増えている昨今、クリスマス前に届く可能性は低く、リアル店舗の買い物は明日と明後日のみなので…。でも前から薄々わかっていたこと。先日のメルケル首相の演説を聞けば今日の発表内容は予想できました。ドイツの科学アカデミーも接触制限は避けられないと勧告していましたし、意思決定でどこに根拠を置くのかは示されているので賛否はあっても政府の「総合的判断」の軸はわかります。

あとはいつからなのか流石に翌日月曜日はないだろうと思っていたら、漸次猶予を与えるということで水曜日からの規制です。

とにかく体調整えて、状況みながらよしおさんパパママにクリスマスに会えるようにベストを尽くします。

来年11日から必ずハードロックダウンが解除されるわけではなく、全ては頑張りが数字に現れるかです。

12月末にはバイオンテックのワクチン緊急使用認可がEUでもおりる見込みですが、その成果は1/10までには出ないので全てはドイツ人の辛抱強さにかかっているといえそうです。部分的ロックダウンでは

テイクアウトだけのはずの店の前で人恋しい馴染み客のおじちゃんおばちゃんが小さな瓶ビールをグイグイやコーヒーを飲みながらマスクせずお喋りする姿も見かけました。人は皆寂しい、リアルに触れ合いたいその切なる欲求と「俺、私は大丈夫」という謎バイアス。人間の業を見せつけられます。

そんな人たちが集うのをとめるには店舗ごと営業停止せざるを得ないのが今の現実。

さてどうなるか…。引き続き自らの行動も自制しながら状況をウォッチします。

以下は在フランクフルト日本国領事館からの連絡です。

ドイツにおける防疫措置(各種制限措置の更なる強化)
ドイツにおける新型コロナウイルス感染者数が依然として拡大している現状を踏まえ,12月13日,メルケル首相と各州首相による協議が行われ,現在講じられている各種制限措置では十分とは言えず,更なる感染拡大を防ぎ,感染経路を追跡し得る水準まで低下させる必要があるとして,概要以下のとおり各種制限措置の更なる強化が発表されました。
 この強化措置は,さしあたり12月16日(水)〜2021年1月10日(日)までの間有効です。             ○各種制限措置:これまでに連邦と州で合意した各種制限措置は,原則として2021年1月10日まで引き続き有効。
○接触制限の厳格化:友人・知人,親族との私的な集まりは,自らの世帯及びもう一世帯に属する者による合計で最大5人までに制限(14歳以下の子供はこの制限人数には含まれない)。
○クリスマス期間の接触制限緩和:各連邦州の感染状況に応じ,12月24日〜26日までのクリスマス期間は,自らの世帯に加え親族4人までの私的な集まりは可能(この場合,2世帯を超える,または5人を超える集まりも可能。14歳以下の子供はこの制限人数には含まれない)。
○集会の禁止:大晦日及び元日にはドイツ全土で群がり集まること及び集会が禁止される。さらに,人で賑わう公共の場所での花火は禁止。原則として大晦日前の花火の販売は禁止。
○店舗の営業:小売店(Einzelhandel)は閉鎖(食料品や生活必需品の販売を除く)。
○サービス業の営業:ボディーケア分野におけるサービス業(理髪店,コスメティックサロン,マッサージ,タトゥースタジオ等)は閉鎖。
○学校:原則として閉校または出席義務を免除。保育園も同様に閉鎖。
○雇用主への要請:会社を休みとするか,在宅勤務によって事業所を閉鎖しうるか検討するよう要請。
○飲食店:デリバリーサービス,持ち帰りサービスのみ可能(その場での飲食は禁止)。公共空間におけるアルコールの消費は禁止。
○教会等での礼拝等:教会,シナゴーグ,モスクでの礼拝や集会は,最低1.5メートルの対人距離の確保,着席時も含むマスク着用義務及び合唱の禁止が遵守される場合のみ,許可。
○介護施設等及び訪問介護サービス:従業員に対する定期的なコロナ検査など,特別な保護措置が講じられなければならない。
○旅行:ドイツ国内及び国外への必要不可欠でない旅行の自粛。
○経済支援:制限措置によって打撃を受けた企業,自営業者及びフリーランス等に対して引き続き財政的支援を実施。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

Bis dann! Tschüss! ビスダン、チュース!(ではまた〜)😊




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