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少しずつ日常を取り戻しつつあるフランクフルトで久しぶりのお買い物

グーテンターク!皆さまこんにちは。フランクフルトのYokoです。

今日はWäldchestagで森の日。なぜかフランクフルトはペンテコステ(聖霊降臨)の翌日に森でお祭りを開く習慣があります。

今はコロナでイベントは中止されていたすが、感染拡大を示す指標が下がってきたので、フランクフルトでも幸いお店の営業ルールが緩和。少しずつ日常を取り戻しつつあります。

ワクチン接種率も上昇。現在までに1回以上接種を受けた人は人口の40.4 %、完全接種率が14.3% 、10万人あたりの新規感染者7日平均指標 58.4 までさがり50以下が見えてきました。

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100以下で緊急ブレーキが撤廃されて、州政府管理の行動制限に移行中。さらに市郡で州平均より指標が低い場合は各市郡でさらなる緩和を進めている状況です。私の住んでいるフランクフルト市内は66.9 と全独平均より高い数字ですが、一時は軽く100を超えていたので改善は明らかです。

Covid-19 Stringency Index(厳格度指数)のグラフで見ていただくとわかるようにドイツはかなり強い規制を実施してきたのでようやく…という感じです。

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 (1)学校閉鎖
 (2)職場閉鎖
 (3)公共イベントの中止
 (4)集会に対する規制
 (5)公共交通の閉鎖
 (6)外出の自粛要請
 (7)国内の移動制限
 (8)海外への渡航制限
 (9)国民への啓蒙活動

が数値化された指標です。

日本は現行憲法上、実質的には国家緊急権の規定がないので私権を制限するような命令を出せないので指標の数値はかなり低いですね。ドイツには国家緊急権はあり、厳しく私権制限が可能です。ただヴァイマル憲法を利用し、ナチス政府が国家緊急権発動を乱用した過去があるので、連邦政府が独走できないような仕組みにはなっています。連邦政府は連邦議会および連邦憲法裁判所の統制を受ける仕組みになっています。またコロナ対策にしても連邦政府が意思決定する場合も16の州政府の合意があり初めて効力をもつという形になっています。今は例の指標が100以下なので州政府が私権制限を含むコロナ対策を行っているところです。

さて今日私は森には行かずによしおさんの誕生日プレゼントのアイデア探しに街中へ繰り出しました。

まずは予約せずに行き、買い物方法を確かめるつもりでお店に行きましたが、スタッフさんに聞くとOKでしたのでそのまま買い物しました。

小さな店舗なのでマスク着用はもちろん店内のお客は2名まで。(おそらく平米数で決められた基準)最近適用されていたルールの陰性証明提出も今は不用とのことでしたが、予約は必要でした。

でも今予約ね。今誰もいないからといいわよと言われラッキー。少し大きな店舗だとQRコードをスキャンしてインターネットで30分タクトの予約を入れてから入店という衣料品店もあったのですがこじんまりとした店はそこまでしなくてもよく電話か店頭でということでした。

ただし氏名と連絡先(電話かメアド) 日付署名(虚偽の内容を書くと条例により罰せられます)は書く必要がありました。

そして無事誕生日プレゼント🎁第一弾購入。

ネットショッピングよりリアル店舗で買うほうがらやっぱりいいなあ…。とテンションもあがりました。気に入ってくれるとよいのですが。

お店はこのフランクフルト証券取引所のそばです。4月のお天気がいつまでも続いて、雨が降ったりやんだり、合間にちょっと晴れたり今日もそんなお天気でした。

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テイクアウト以外のカフェの営業も久しぶりに見ました。ちょっと見づらいですが奥にゲストさんがいます。

このまま色々なことが日常に戻ると、ドイツ連銀によれば、経済も回復すると。しかも秋にはと。まだコロナインパクト真っ只中の1消費者にはホンマカイナの世界ですが、連銀ですから各種ファンダメンタルズの傾向とマクロ分析はしているでしょうから多少は希望を持ってもよいのかなと。

こういうデータを探す自分もいますが精神衛生上プラスのおまじないと思い、前向きに過ごします。

“Le pessimisme est d'humeur ; l'optimisme est de volonté.”
- De Alain / Propos sur le bonheur

「悲観主義は気分、楽観主義は意思によるもの」とアラン先生もおっしゃっているので楽観的に。


最後にワクチン予防接種会場でのミニコンサートの話題です。☺️

フランクフルト市の大規模予防接種会場はメッセ会場です。

そこで昨日から接種会場で生演奏のクラシックコンサートが行われることになったというニュースを観ました。

これから7月まで16回午後に開かれるそうです。演奏者と接種を受ける方は十分な距離がありマスクをはずすのは演奏中のみで、あとは着用。ソロかデュオでの演奏や歌唱のみ、規定の安全衛生基準を満たす環境で演奏しているとのことでした。

今年のイベントは早くて夏からが殆どなので演奏家の方もまだ5-7月初旬までは出番が少ないでしょうからこのようなパフォーマンスの場があるのはいいことではないでしょうか。そう言えば、ハウプトヴァッヘ駅のストリートパフォーマンス演奏(バイオリン、フルート、アコーディオン、ギター、歌唱)も最近復活しています。ライブ音楽が流れている街はヨーロッパの日常であり、音楽が戻ると気持ちが落ち着きますね。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

Bis dann! Tschüss! ビスダン、チュース!(ではまた〜)😊










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