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ホッカイドーカボチャと麦のリゾット

グーテンターク!皆さまこんにちは。フランクフルトのYokoです!今日はしとしと雨が降り最高気温も13度までと肌寒い一日でした。そんな今日は温かいリゾットを秋の味覚カボチャで作りました。

ドイツでカボチャというと細長かったり、とても大きかったり、あるいは食用でなくデコレーション用が売られていますが人気なのはHokkaido カボチャです。手ごろな大きさで色鮮やかだからかもしれません。

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和食の煮付けにするにはホクホク度が足らないので物足りないかもしれませんが栗カボチャのような味わいがあり、スープにしたりまたひき肉とよくあいます。

今日はカボチャの旨味を味わうべくリゾットにしました。

なぜホッカイドーと名前がついているのかはよくわからないのですが、1990年代アメリカから欧州に入ったときにはHokkaido だったようでアメリカで定着した名前のようです。確かに日本産のものがアメリカで普及したようですが、北海道ではなく石川の加賀野菜、打木(うつぎ)栗かぼちゃだと言われています。

すでにここまで日本からアメリカを経て欧州まで長い旅路なのですが、そもそもカボチャの原産地は中米(メソアメリカ)です。そこから欧州にもたらされますが、日本には16世紀に豊後国(大分県)にポルトガル人が乗った船が漂着、そこでもっていたカンボジア産のカボチャを大友宗麟に献上したことに由来します。だからカボチャだそうです。そこから400年後アメリカにわたりさらに向こうの欧州まで地球1周しているHokkaido Kürbisを日本人がドイツで買いイタリア風に調理するという…。グローバルですな。

まずはヘタを取り除いてからパカっと半分に切り種を取り除いて一口大に切りました。皮も薄いので食べられます。皮ごと食べられるのはドイツ的にもポイント高いです。😁

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その他の材料です。この他バターとガーリックも使いました。

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Pearlgraupen は直訳でパール大麦。大麦ふすま層を取り除き磨かれた全粒大麦でパッケージにあるようにサラダにしたりスープに入れたりします。

そしてSalbei (セージ) も。ドイツでセージといえばまず喉に良いということでハーブティーになったりのど飴になっていて身近なハーブですが、殺菌作用など薬効が強いので食べすぎに注意です。

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先にカボチャは3分の2をピューレして、残りはサイコロ状のまま煮込みます。

玉ねぎみじん切り半分とカボチャ2/3ををブイヨンで煮込んでからハンドミキサーでピューレ状にし、ザルでこします。

それからバターで玉ねぎと麦を炒めて、今日はワインの代わりに日本酒をいれて先程のカボチャピューレとあわせて、途中で1/3のカボチャを加えて材料が柔らかくなったら胡椒をひいて出来上がりです。

オリーブオイルでソテーしたセージをのせてパルミジャーノを削ったら完成です!

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さすがにカボチャと麦ではお腹が膨れるのか今日は事前に「パンはいらない」とよしお殿が言うので今日はパンなしです。

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今日は天吹という佐賀のお酒。ドイツにも日本酒を扱うお店があり、よしおさんが買いました。おそらく彼が好きな雄町米で作っているからだと思います。というのも今までで一番好きな日本酒が雄町米を使った倉敷の燦然だからです。

天吹もワイングラスで美味しそうに飲んでいました。

それでは

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

Bis dann! Tschüss! ビスダン、チュース!(ではまた〜)😊

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