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祝200周年!フランクフルトのゼンケンベルク自然史博物館

グーテンターク!皆さまこんにちは。フランクフルトのYokoです。今日は今年創立200周年という歴史ある博物館によしおさんと出かけました。久しぶりの訪問。

お天気がよく片道4キロほどなので徒歩で出発。幹線道路を避けて公園を通りました。グリューネブルク公園は元はロートシルト家の庭園(の一つ)です。29ヘクタール、(そんなんある?と庶民は思う)

朝は少し霧が出ていましたが、帰りの午後は綺麗な青空です。

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途中フランクフルトらしい風景を撮影。教会と高層ビルのコントラストで後方に見えるのはフランクフルトの”鉛筆” メッセタワーです。

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さて、ゼンケンベルク自然史博物館に到着。

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入場にはワクチンパスに加えて、身分証明書による本人確認が必要でした。よしおさんは紙でQRコードつきのワクチンパス、私はアプリを提示。ただしコードのスキャンは不用で記録は残さないようです。

先週よりコントロールが一段厳しくなっていますがあまり緊迫感はなく慣れた感じのスタッフさんの対応でした。

さてこの今年で開館200周年のこの博物館。歴史があります。運営はゼンケンベルク自然史協会で、自然科学の研究と研究成果を一般市民に利用可能とすることを目的に設立された由緒ある協会です。あの文豪ゲーテさんが設立を推挙しています。実はゲーテは文学者としてより自然科学者として記憶されたかった人なので、自然史の発展を願ったのは想像に難くありません。もちろんゲーテの他にもフランクフルトの様々な有力者が設立を支援しています。名前の由来になったゼンケンベルクさんはフランクフルトの医療・教育のために私財を投じて尽力された方です。(苦労人で悲劇に見舞われた方でもあります。詳細はウィキペディアをご覧ください。) いかにもフランクフルトらしい設立経緯だなと思います。

このように研究を支援目的の協会が運営する博物館であるために、収集も体系的、膨大で、その一部が自然史博物館で一般に公開されています。

恐竜の骨格展示が圧巻ですが、小さなものではヘッセン州のメッセルピットで発掘された化石(油頁石で化石になったので骨以外皮膚の質感も観察できる)などがあります。また鳥類の剥製や昆虫類の標本も数多く。地球上の自然を俯瞰しながら学べます。

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無料ポスターが置いてありました。

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ルーシー” (コピーですが)

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新しい展示は珊瑚や海洋生物に関する展示。ある研究目的をもったプロジェクトを研究員が説明するという趣向になっているのがゼンケンベルク風。

また川の流れを中心に森林、建物の割合を増減すると水がどのように移動するのか(蒸発分含めて)シミュレーションを体験できるしくみなど、エコシステムや気候変動を意識した学びができるようになっていました。

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地殻の動きなどを学ぶコーナーも。すぐヤーパン(日本)を探してしまう。いつも思う。日本海溝、深すぎ。

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クジラの骨格標本とワークショップスタイルの会場。

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実際今日もたくさんの生徒さん、それから人生の諸先輩方シルバーの皆さんが団体ツアーで見学されていて、まさに市民の学びの場として開館して200年の今も博物館はしっかりと機能していました。

博物館には何度も来ているのですが、行くといつも学びがあります。

さて博物館からの帰り道、植物園に併設されたカフェ(兼レストラン)があるのですが、外からもはいれるためそこでおやつタイム。カフェハウス・ジースマイヤーです。

博物館と同様に、ワクチンパスプラス身分証明書の提示が必要でした。11月11日のマルティンの日のためにガチョウもも肉のロースト特別メニューがありました。

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我々はおやつということで。私はオレンジ・抹茶とココア、よしおさんはラズベリーチョコレートとコーヒーです。

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むふふ…美味しい。このコーヒータイムが本日の遠足のメインではなかったかと思いつつ、またテクテクと徒歩で帰宅。

リフレッシュできた一日でした。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

Bis dann! Tschüss! ビスダン、チュース!(ではまた〜)😊

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