焔は蒼く炎る 1?

退屈だ。
ああ退屈だ。
見上げた天井は、薄暗く月明かりが窓から蒼く差し光る。
絹ごしらえの触りの良い布団、ぐっと腕を伸ばそうとすると人肌の温かさと寝息が聞こえる。
そういえば店だったなと左手で頭を掻き、月明かりの中でまた目を閉じた、やたら心地よく深く意識を失った。

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