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【Music】瞼瞼/日食なつこ

ことしはいろんな曲を生み出せるよう、インプットを増やしていこうとアルバムを聴きまくって感想をnoteに書いていこうと決めた。

今回は、岩手出身のシンガーソングライター日食なつこさんの3rd Album 瞼瞼(まぶたまぶた)。
ギターやベース、時にドラムのような打楽器のパートさえもピアノひとつで表現する独自の作曲スタイルで演奏する日食なつこさん。

日食さんを知ったきっかけは、素晴らしい歌唱力と演奏力を兼ね備えた熊本出身のシンガーソングライターCO2さんのカバー動画だった。

ピアノ弾き語りの曲調ありきたりじゃなくてかっこいい!と思って日食なつこさんのアルバムに飛んだ。
アルバムのほとんどが日食なつこさんのピアノボーカルとkomakiさんのドラムで構成されている。

1 水流のロック

一瞬で心掴まれた1曲。この曲を聴いてアルバム離脱する人はほとんどいないんじゃなかろうか。
イントロのピアノとドラムのフレーズが最小最大限って感じで心地よい。
最初から最後までピアノドラム構成だが、それでいい、それがいい。
中毒性のある名曲。日食なつこで一番好き。


2 竜巻のおどる日

ベース入らずのピアノを弾かれるなあという印象。
サビの裏声が心地よい。
一番最後のサビを繰り返す直前で1音だけ上がるのがなんともいい。
そこを聴くために繰り返し聴きたくなる。

3 雨雲と太陽

雨雲が太陽に恋をしたお話、絵本のよう。
お天気の良い日にお散歩をしているような明るいメロディー、でも歌詞の情景はほとんど雨。そのギャップが良い。
サビのメロディーが好き。aikoさんが歌ってもめっちゃよさそう!

4 エピゴウネ

私が日食なつこさんを知るきっかけになった1曲。
夢追い人に響く歌詞だと思う。

情熱だけで生き残れたらどいつもこいつもヒーローだよ
守りたいのならそれなりに飛べ
背伸び程度で届くような空ではない

エピゴウネ サビより

日食なつこさんの音楽への覚悟や反骨精神が感じられる。
最近これを聴いて、まだまだ甘いな、もっと何かしなくてはと自分を鼓舞している。
「頑張れ」って言われなくても、自分で頑張ろうって思える曲。つまり最高!

5 青いシネマ

やや強めのピアノが多い中、最初は思い出を辿るような美しいピアノの旋律。
段々と日食なつこさんらしい力強さが現れてくる。
「最短経路になるような道は選ばないこと誓います」という歌詞に、これまた芯の強さを感じる。

6 数える

ありそうでない曲名。どんな歌なのだろうと聴く側の助走がつけられる。
伴奏はシンプルな方で、「記憶の微炭酸」など歌詞はさまざまな解釈ができそうな一曲。

7 三面鏡

最後にふさわしいミドルテンポの楽曲。
猫や花の世界線から自分視点に移っていく。
日常の切り取り方を問うている感じがした。

すごいよ日食なつこ!

ただならぬオーラを感じる、声に説得力がある。
曲調も声色も幅広い。
抽象的な歌詞なのにガツッと入ってくる感じがとてもいい。
やばいやすごいよ日食なつこさん。

私も勉強して、ライブして、ご縁を繋いで、それなりに飛ぼう。
できること全部やって、もっと高みを目指したい。

名盤をありがとうございました。


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