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【Movie】Carole King Home Again

25歳のカナダ留学中、椎間板ヘルニアになった。
心の実家、居酒屋てっぱんのかーちゃんに辛くて連絡したとき、
送られてきたのがCarole KingのYou’ve Got a Friendだった。

すごく励まされたし、メロディーも歌詞も歌声も刺さった。
それからYou’ve Got a Friend収録アルバムのTapestryを聴くようになった。
名盤も名盤。
You’ve Got a Friendをここ最近カバーし始めていた矢先、
「本物の」映画を1〜2週間ごとに入れ替え放映しているDenkikanで、
幻のライブ映像映画が1週間見れるということで見てきた。

Carole KingはNY生まれ。人前で歌いたいという気持ちはなく、ずっとシカゴでソングライターをしていた。
が、デモ音源で入れた歌が良すぎて、プロデューサーのラブコールで「シンガー」ソングライターになったそうだ。
アルバムをバンドで1枚、ソロで1枚出した後にリリースしたのがTapestry。
これが大ヒット。天才か。

この映画はアルバムヒット後しばらくしてからの、NY里帰りフリーライブの映像だ。

「今日はありがとう」と言った後の、歌い出し、弾き出しがかっこよかった。
声のかっこよさもだけど、フェイクもすばらしかった。
ピアノソロを弾いている時の楽しそうなキャロルの表情。本当に演奏するのが好きなんだなと感じた。
MCや曲のつなぎもすごく良かった。自分のライブでもやってみよう。

そして観客がおしゃれでかっこいい!
その観客たちは撮影やスピーカー用の棟に登ったり、柱で踊ったり好き放題。
危険だし自分は棟のそばにいたくないし、今では考えられないけど、映像で見るとなんかいい。明るい時代だ。

1部は弾き語り、2部はバンド構成、そして最後は弾き語りでYou’ve Got a Friend。
Cメロで「冷たい人たちはあなたを傷つけたり見捨てたり君の心まで奪っていったりする、でもそうはさせないで。」という箇所がある。
そこで泣きそうになった。
音楽活動をしていると、そんな冷たい人たちの心ない行動や言葉で悲しくなったり、悔しい思いをすることもある。
そんな自分に寄り添ってくれる、友だちのような歌だ。

また、どこかでカバーしよう。

それにしても映画はいいなあ。
水曜1200円だから毎週水曜来たいくらいだ。

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