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羊の丸焼きを!!!!!!!喰らう!!!!!!!!!!!!!!なぜならば結婚したので(真ワ)

こんにちは。轍です。
縁あって結婚しました。結婚したのは2月の末なので別に日記として触れるようなことでもないんですが。

ただ結婚にあたって紆余曲折あり、ほぼ誰にも報告とかしてないって職場の先輩に言ったら、「じゃあ結婚祝いで丸焼き行こう!行きたがってたもんね」と、あれよあれよという間に結婚祝い会兼羊の丸焼き飲み会の開催を決めていただきました。

実はわたくし「人間は料理をする」を読んでからこっち、ずっと丸焼きというものが食べたくて仕方なく、オモコロの記事を読んで「思ったより手軽に都内で丸焼きって食えるんだな」と思ったのもあり会社でもずっと丸焼き食いてえって言ってたんですよね。

どこかでそれを聞いて提案してくださったのでしょう。本当に頭が下がります。

というわけで、今回は羊の丸焼きを食べてきたレポを日記の代わりに書こうと思います。
このあとわりとしっかり元の形がわかる感じの羊の丸焼きの写真が出てくるので、苦手な方はブラウザバックで。

丸焼きというだけあって20人以上集めないと食べきれないような量(ベビーラム1頭、8kg)って話だったので人数が集まるかということがかなり不安だったけど、最終的に20人を優に超える人数が駆けつけてくれ、めちゃくちゃ嬉しかったです。
最終的に来た羊は

18kg

あったので、20人いても苦労はしました。

訪れたのは「草原の料理 スヨリト」さん。


エアコンまで青空と緑にそまっている

モンゴル料理のお店で、結構見慣れない料理もいろいろありました。

ブラッドソーセージもある

モンゴルときたらこれでしょというノリで馬乳酒を注文。

不思議な形の瓶から注がれる

カルピスみたいな濁ったのを想像してたんですが蒸留酒だった。一杯目に飲むもんじゃねえな!

最初から丸焼きが来るわけではないので、乾杯のあとは砂ネギの和え物や干し豆腐などをつついて酒を飲みつつメインディッシュの登場を待ちます。

日本では食べられる店がかなり少ないらしい砂ネギ

ちなみにお通しがしっかりした羊の串焼きなので初手から全員のボルテージが高まっていてよかったです。

タマリスクの枝に刺さったラム串。スパイスが絶妙

酒を飲み交わして連れてきた配偶者の紹介などガヤガヤやっているうちに、

階下からデカブツの気配

羊の丸焼きが登場。

もうつやつや。
いや、いわゆる和牛だの刺身だので言われる脂と水分のツヤではなく、肉の表面から水分を飛ばしつつじっくりと焼き上げたときにだけ出てくる、なんともいえない煙とタンパクのテリ感です。最高か?

なんかえっちかも、この角度(何?)
こんな角度から見たらさあ…ちょっと…スケベ♡すぎない?(本当に何?)
このあたりまで寄って撮ったあたりで(あ、エロとかじゃねえな…)という気持ちになった
首のあたり

丸焼きのあまりの存在感に興奮して会社の飲み会ということも忘れて一人でずっと写真撮ってた。

このあと丸焼きの前で夫婦そろって写真を撮ってもらったのですが、映っている自分が今まで見たこともないようなめちゃくちゃな笑顔でウケました。ハイになってる人間ってこういう顔するんだ。
載せられないのが非常に残念です。自分でもかなり気に入ってるから…

夫婦になってから一度も二人で写真を撮っていなかったので、それが初めての夫婦写真ってことになるみたいです。あの狂気の笑みが?

一通り写真を撮ったら羊をさばいてもらうのですが、これが倍速かってくらい手際がいい。その手の中でデカい獣の塊が食物に変化していく。人間の根本に迫った気がしてちょっとドキドキしました。

で、前足からばらして後ろ足、スペアリブと食べるのですがもう目の前の羊を喰らうことで頭がいっぱいだったのでほぼ何にも写真が残ってないです。お前書き物向いてないよ。

調味料として唐辛子ベースのペースト、香辛料パウダー(クミン?)、ニラを発酵させたペーストがあったのですがこのどれもが薄めに味付けてある肉とよく合うんですわ。個人的にはニラのやつが一番癖同士!!って感じで好みでした。

足の肉はジューシーで食べやすくよく知った味、スペアリブは肉が薄い代わりに水分がしっかり飛んで旨味がぎゅーーーーーっと凝縮されていて、個人的には一番丸焼きである良さを感じられてよかった部位でした。
あばらから肉を剥がしとるようにして食べるんですけど、絶妙なパリパリ感、硬すぎないのに噛むとしっかり肉のいい風味のところだけがぐわっとあふれてきて、アア、もっかい、食いてえな…という気持ちです、今でも。1週間たってねえんだぞ。また20人集めるんか?
←カエシお疲れ様会として丸焼きオフしませんか?音頭取ります
←3回しか書いてない新参者がかよ?
←こういうのはたいてい新人の仕事では?
←そうかもね

丸焼きが来た後も羊のちんちん睾丸の串焼きを別で頼んで男性諸兄に食わせて爆笑したり、彼氏(夫とも旦那とも呼びたくないので、こう呼ぶことにしている)が私の職場の先輩に対してサファリ難民煽りしているのを空恐ろしい気持ちで呆然と眺めたりしているうちに〆のヨーグルトなどがやってきてお開きとなってました。

体験の総括としての感想です。

ずっと行きたかった羊の丸焼きは期待を裏切ることなく私の未知の領域をひとつ開拓してくれました。
調理の仕方でこれだけ食材が化けるというのは一調理者としても非常に興味深い体験になりました。
肉食文化が発達しなかった日本ではなかなか食べえないものを食べることができ、感動のひと時となりました。
結婚祝いで集まってくださった会社の皆様に本当に感謝しています。もう一回行きましょう

結婚より丸焼きのほうに感化されてない?この人

さて、羊もそこそこにしてカエシのほうの〆を。
カエシ短期集中連載の許諾が下りたとき、丸焼き会の日程を確認してました。
最後はこの話しようって決めてたんで。
歴史がある人間じゃないので最後に何かエポックで面白いもの残せたらいいなと最初から思ってはいて、その通りになっていたら嬉しいです。

こうしてちょっと書かせてもらって、読んでもらう前提で物を書くの面白いな~~という気持ちが結構ちゃんとしてきたので、今後も個人のNoteで食べることについてちょっとずつ書いてみようかと思っています。


「日本では肉食文化が発達しなかった」と言いましたが、例外的に発達した日本である”沖縄”という場所に行く予定もあるし、この辺また触れられたらいいな。

それでは、皆様今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
カエシに幸あれ。

Twitter: @wadawadawadachi / @i_miznori / @damashine_i←凍結解除されました これが本当の本垢だ!
note:https://note.com/triptaco


また会おうネ