正月の熱(裏カ)

1/4より高熱で数日間うなされた。
検査の結果コロナでもない、インフルでもない。

発熱外来では解熱剤と風邪薬を渡されたので一旦風邪と思ってこの病魔と戦うことにした。
これはその記録である。

はじめに、ぼくは同居人の女(才女)と同棲しており、二人とも同様の症状で高熱でダウンしている。
 当初はお互い嘔吐と下痢があり、それは実家で食べたカニがおそらく犯人だろうと推測している。
 これは医者でもなんでもないただのクソニートの推測だが
 カニが原因で嘔吐→それで体調を乱す→風邪の症状がで始めた
だと考えている。マジで適当なので違うかもしれないがとりあえずそう思っておく。コロナでもインフルでもないならとりあえず大丈夫だからな。

そういえば元旦ジョブチューンで紹介されてたコンビニスイーツを買ってきて食べた。大福ロールケーキまじ美味いよ。

1月2日。初詣を兼ねて父方の実家に才女と赴く。
地元の神社で参拝(いま、接触しないように鈴鳴らす縄おろしてないんですね)。その後父がやたら自信持って出してきたカニを食べる会が行われた。
話によるとこのカニは12/27に冷凍で買ってきていたカニらしく、冷凍とはいえ時間が経ち過ぎていた気がする。でも後々連絡取っても親父たちはピンシャンしてるらしく、うーんとなっている。老人たちの胃袋はバカになっちゃってるのかな。

その後母の実家に戻り、先日のスイーツの残りをチョッコシ食べて就寝。

お正月、3日目。
この日は母の実家で箱根駅伝をぼーっと見ながら過ごす。この時から才女は若干具合悪そうにしており、なんらかの兆候があったのかも、と思う。夕飯にはカレーを食べた。新年初カレーは肉のハナマサのレトルトカレーだった。うまい。
晩に我々の家へと帰還し、ともども就寝。
が、夜中に腹に渦巻くただならない下痢の兆候を感じ起きると、才女がトイレで吐いているのを発見。声を揃えて「カニ」という。

4日、この日から才女は出勤だったが、年始早々お休みの連絡を入れた。熱は二人ともすでに37度を超えており、床の中で過ごす。この日は二人ともこまめに吐瀉物やもはや腸液と化した下痢をトイレにぶつけていた。
この日に才女は病院に行き、翌日コロナも陰性だと分かる。
才女ママとぼくの母から救援物資が届き、長く続く風邪との戦いが始まろうとしていた。ぼくは体調が悪い腹いせに散財して新しいデッキのパーツを注文した。具合悪い時に散財したくなるのほんとやめたい。

5日、ただ、寝て過ごす。
支給物資のお粥をお昼に少し掬い食べ、喉に優しいゼリー飲料で空腹を誤魔化した。若干下痢の予感もあったための措置だが、この日はもうあの腸液をトイレに流すことはなかった。
解熱剤は6時間おきに飲む。
飲んでから初めの1時間と終わりの1時間は解熱効果が少なく「苦、苦しい、、、、、早く薬をくれ......」になっていた。中の3時間はかなり楽でその間に食べたお粥の皿を洗ったり、年末年始に溜まった洗濯を済ませたりする余裕があった。ただし体温自体は高いままなので普通に無理はしないように。
寝てるだけでは暇なので布団で半身を起こしゲームをしたりしていたが、その体勢があだとなりついでに腰を痛める。年明けから踏んだり蹴ったりである。みんな大人しく寝とけよ。おみくじ大吉だったんだけどなぁ。
この日の晩くらいから二人とも咳が出てくるようになる。もともと吐いた胃液で喉が荒れていたのは感じていたのでそういうところからバイキンとか入ったんじゃないすかね。適当。

6日、この日もただ、寝て過ごす。
ぼくも才女もお互い熱は下がらず37〜39.9あたりをうろちょろしている。ゼリー飲料だけでは絶対体に良くない(これは体に悪い、ではなく炭水化物を適当に突っ込んだほうが体力回復に良いではないのか?の意味)と思い、お粥を定期的に食べる。このレビューは後でします。
なぜか母からの支給品で「ガッツギア」があったので久々に飲んだけど、美味しいよねあれ。パッケージのせいでこの歳では買いにくくなったけど、美味しい。
バカなので解熱剤最初の一回を18時に飲んでしまったせいで効果が切れる6時間後こ深夜に起きて禁断症状の人みたいな顔で飲まないといけなくなった。ほんとアホ。
マジで解熱剤切れてる間は人の形を保てなくなるぐらいしんどい。熱ってこんなにしんどいんだ。ガキンチョの時は熱になると学校を休めて普段家で出てこないプリンを買ってきてくれるからラッキーぐらいに思ってたのに。プリンみたいなスイーツもそうだけど、ぼくの家は基本スナック菓子とジュースは御法度の家でした。お菓子はもっぱらせんべい、おかき、良くてヨーグルトでした。飲み物は緑茶小麦茶、中学生になって初めて友達の家でコーラを飲んだ時、美味し過ぎて感動したのを覚えてる。

7日、もう土曜日だ。
早朝龍角散ダイレクトのパワーで溢れる自分の涎が何らかの災害を引き起こしていたのでタオルを枕に引いて水際対策をする。いや間に合ってなくないか。ぼくは熱が下がらなかったが、この日当たりから才女の熱はだいぶ落ち着いてくる。ぼくと違ってちゃんと寝てたからかな。

8日、才女はほぼ完全に回復。ぼくも熱が下がり始めた。
ただ鼻水と一緒に喉が腫れ始めて二人とも声がガラガラ。
あと、二人とも体力の衰えがすごい。少し動いただけではぁはぁ言ってた。家の階段上り下りしただけで全速力で走った人みたいな顔になる。

9日、今日。喉以外はほぼ変わりない。マジでただの風邪だったんだろうか。だいぶ元気になったので進めてたポケモンSVのエンディングを二人で見て、泣いた。いいゲームだった。ああ、コライドン….。

さいごに、高熱があった時に
あるとうれしい、差し入れにもらえると笑顔になる物体の紹介をさせていただこう(武士)

・レトルトおかゆ
 才女ママとウチのオカンが山ほど持ってきた。大感謝のお粥。器に出してレンジで2分チンで食える。喉とお腹に優しい。カロリーも抑えめだが、体調崩した時って熱量を体に取り込んだほうがいいのではないだろうか?とも思う。
若干味が薄いので味の素や塩かけて食うと美味いぞ杉本。
 レトルトなだけあって保存期間も長いので、余った分は備蓄としてお家に常備させていただくつもり。今はいろんな味があるのも高熱で何もしたくない人間に優しい。

・冷えピタ的なやつ
冷えピタでも熱さまシートでも良い。パチモンでも構わない。なるたけおでこに長い間張り付いてくれるやつの方が良い。汗で取れることが増えるとまぁまぁストレス。物理的に冷やすだけでもかなり思考が楽になるのを感じる。マジで39.9とか出てる時は「ごめんね、今のぼくは一つのことを一つずつしか出来ないからちょっと待ってね」みたいなダメなロボットみたいになる。それがなくなる。2個くらいなら同時にタスクこなせるようになる。

・汗拭きシート
 こまめに体を拭こう。鬼のように汗をかく。鬼って汗かくんか?
 男性向けでありがちな体がサッパリする系が良いかも。冷感系だと体も冷えた感じがしてほてった体に気持ちいい。ただ冷たすぎて毎回体に触れる時「つめた!」ってなる。冷たくて痛いくらいに感じるが、徐々に慣れる。痛いのは一瞬だ。

・解熱剤(ロキソニンとか)
 これがないと生きていけねぇ!!
 マジであるとないことでは高熱の中できることがワオキツネザルとクラゲくらい違うのでなるたけ効果が切れないように飲んでワオキツネザルをキープしたいところ。洗濯や洗い物、簡単な片付けをするくらいの体の余裕を得ることができる。

・ゼリー飲料
 1日分のビタミン系やローヤルゼリー入りの元気印のやつや、ガッツギア。これも才女ママとウチのオカン揃って買ってきたが意外と王道のinゼリーはなかった。1日分のビタミンのやつは美味しいんだけど、何本も飲むと1日分のビタミンを倍とかとることになって大変なことになりそうなので日に一本にしています。元気印のやつやガッツギアは朝ごはんになってます。
 あと、飲み薬を飲んだとき、荒れた喉に実際に引っ掛かってるのか知らないけど腹に収まってない感じがするので、ゼリーで流し込む手を使いました。おくすりのめたね。

・アクエリアス的な液体
 最初はお茶飲んでたんだけど、冷静に利尿作用があんまり良くない気がしてた。差し入れでスポドリいただいたので飲んでいるが、水分補給と体の中を冷ますのに良い。ただ飲みすぎてお腹タプタプになる。注意。

・カップゼリー
 ぼく的熱出た時の代名詞。さっきの思い出話だとプリンだったけどゼリーの日もあった。
喉のダメージを気にせず食べられるので楽。冷たいゼリーが炎症で熱持った喉を通るのがキモチイイ。食べ過ぎはダメだぞ杉本。

・デカい冷蔵庫
 これは元々あったモノだけど、大量の要冷蔵の差し入れの数々をしまえるだけのデケェ冷蔵庫があってよかった。うちは二人暮らしだけど普通に4〜8人家族向けぐらいのデカい冷蔵庫を使ってます。冷凍食品やつくったおかずを大量に備蓄できるからね。

・龍角散のど飴
 ふらりと気分転換に寄ったカラオケで破滅的な歌唱をするため喉を労わるために持ち歩いているぼくの常備お菓子。食べる元気はないが、若干ゃ空腹みたいな時にちょうどいいし喉に良いのでお菓子食べてても罪悪感ないよね。ぼくはハチミツののど飴が好きです。龍角散のど飴は香りが独特なので、苦手な人によっては別のものが良いかも。

・龍角散ダイレクト
 ふらりと気分転換で寄ったカラオケ〜のくだりで持ち歩いてた生薬。6日の晩まで存在をすっかり忘れていた。バカ!飴は覚えてたのに!
 これがすごい喉に効く。咳ばっかしてた喉がかなり楽になるし、咳もまぁまぁおさまる。さらに鼻水もおとなしくなるまほうのクスリ。すごい力だ!!!絶対良くないモノが入ってるって(偏見)
 これがあるのとないので風邪で喉がアレたとき、発声の楽さに違いがでる。それまで割と身を削って声を出して会話してたのも楽になった。
 ただ鬼のように涎が分泌されるので寝てる最中とかに溢れる可能性がある。あった。ので、
枕元にはタオルを引いておくとヨシ(のぶ)
あと、喉が荒れまくってるときは唾を飲むのも痛くて辛い場合もある。そういう時はダメージを受けるきっかけを増やすだけになるので過信は禁物です。

・風邪薬
 市販品でもいいから買っとけ。使用期限は切らすなよ。解熱剤との併用は説明をしっかり読んでからね。

・Netflix
 布団の中暇過ぎるし、体起こしてゲームしてると腰を痛めるのでスマホで見られるなんらかのサブスクがあると暇つぶしに良いかもしれない。
ソシャゲとかでもいいんだけど、ボーッと流してて寝落ち出来るくらいのモノの方が休まなきゃいけない身としては良いと思うので、程よくスリルの少ない日常アニメとか見ればいいんじゃないかな。才女はずっとゴールデンカムイを見ていたが。

・ASMR
 女の子に優しく看病してもらう系をフルスペックで楽しめるぞ。エッチなやつはやめとけ。

・親戚付き合い、近所の友人
 なかったら間違いなく死んでたか、救急車で運ばれてた。心から感謝。そこの親離れしたんだ、と斜めにもたれかかってるオマエ! 近所に友人のいないぼっちのオマエ! マジで命に関わるから少しでいいから縁の紐を結んでおくんだぞ。

以上、正月早々病に倒れたかりなよしのぶのレポートとおすすめグッズでした。

-----------------------------------
 Twitter:@KRnN_life
 pixiv:やってないよ
 niconico:ないよ
 fanbox:ない
 Skeb:しない