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ミニマリストになりきれなかった。

俺は極度のYOUTUBE好き。
そんなある日、ミニマリストしぶさんの動画を閲覧したことがきっかけで、ミニマリストを目指すこととなった。
言葉の語源はこうだ。
「持ち物をできるだけ減らし、必要最低限のものだけで暮らす人。」
飽食、物が豊富な時代にあえて逆行しシンプルに生きようというライフスタイルだ。造語であるがその走りは断捨離という言葉が生まれた2010年頃からあったスタイルだ。

やってみた。
ワイシャツは5着全て白。同じスラックス3本、同じチノパン2本、同じTシャツ3枚、同じ下着5枚とね。2つ以上あるものは1つに。

これがよかった。何に良かったか。それはメンタル。心だ。
朝から何を着るかを考えないだけで一日がスムーズにスタートする。
整然とされた部屋はいるだけで心地がよく、心が澄みきる。

必要なものにはお金をかけ、必要ないものには極力金をかけない。

よかったよ。本当に。だから基本今も整理整頓は続けてる。

でもさ、なりきれないんだよ。ミニマリストに。
しぶさんは伝道者だから人よりも優れたミニマイリストだが、
俺は今部屋を見渡してみてかばんが4つある。また荷物も結構ある。
はい、これミニマリストじゃない。

ミニマリストの定義を意識すればするほど外れたくなる。
Tシャツ一つとってもそう。真っ白飽きたし、たまには柄の入ったもの着たいと。それは別にいいのかな。

根本的な問題は、この生活スタイル。モテない気がする。
俺はもう既婚者だけどまだよこしまな気持ちあるから、そんなチャンスあったら1回目のデートはいい。2回めのデートの時、え?またその服着てんの?って思われる。
イケメンでもない俺は、おっさんなんだから気を使わんと。

しかもさ、必要か必要ないかがすべての基準だったら、質素なデートになってしまう。喉乾いた?じゃ、公園で水飲むか、セブンのコーヒーて。
10人の乙女が10人とも嫌がる。そこ確信ある。てことで、ミニマリストを意識したシンプリストになった。


書いてて思ったが、そんな理由かよ。クソ野郎。


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