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子供は歯が抜けるとお金がもらえる

6歳ぐらいになると子供の乳歯が抜けていきますね。
赤ちゃんの歯から大人の歯へと生え変わる、成長したなぁと感じる時です。

私の子供の頃は、歯が抜けると「ネズミの歯と変えてくれ~」と言って屋根の上に投げていました。

みなさんは子供さんの歯が抜けた時は、どうされてますか?

カナダで子供の歯が抜けた時

カナダの子供達はどうしているか、というと……

歯が抜けると「おめでとう!よかったね」って周りから言われます。

学校で歯が抜けた時は、先生から「おめでとう」と言われて、大切に家に持って帰ってきます。

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抜けた歯はオフィス(事務室)からこんな入れ物をもらい、その中に歯を入れて持って帰ってくるんです。
歯の形をしたプラスチックの入れ物。
なかなかステキでかわいい。

この写真には紐がついていませんが、実際には紐がついていて首からこの入れ物を下げて帰ってきます。

家に帰ると「かあちゃん(うちでは、かあちゃんと言わせています)、歯が抜けたよ!」とニコニコして見せてきます。

そして、歯を入れ物から出してティッシュペーパーに包み、自分の部屋に行き、枕の下に置いておくのです。

歯の妖精

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なんで枕の下に置くの?というと、

カナダの子供達は、「トゥースフェアリー」と呼ばれる歯の妖精がいると信じています。

夜に「トゥースフェアリー」が来て、この歯を持っていって、代わりにお金を置いていくのです。
なんていい妖精なんでしょう。

だから、子供は歯が抜けると大喜び。
お金がもらえる妖精が来てくれるんですもんね。

初めて「トゥースフェアリー」のことを旦那から聞いた時は、びっくり!
お金がもらえる妖精がいるなんて。
私の子供の頃にこの妖精がいてほしかった。

実際のところ、妖精はお金を持ってきてはくれません。
残念ながら……

お金は私たち、そう両親が子供が寝ている間に、歯と交換しています。
いまのところ両親が妖精の代わりをしていると、どの子供からも聞いたことがないので、みなさん上手にしているようです。

うちの場合、私が妖精です(おばちゃん妖精)

お弁当作りやライターの仕事をするので、いつも早起き。そーっと子供の枕の下から歯をとって、お金を置いておきます。

うっかり「トゥースフェアリー」のことを忘れてしまった時は、
「今日はトゥースフェアリーが来なかったね」
なんて言ってごまかします。

うちの「トゥースフェアリー」はお金持ち

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先日お母さん達と「トゥースフェアリー」の話をした時に、お金の相場がそれぞれの家で違うってことを知りました。

ある子は、25セント=日本円で20円、そしてある子は1ドル=82円、他にも2ドル=164円などなど。

うちの家の「トゥースフェアリー」は、お金持ち!?なんです。

最初に旦那が5ドル札=410円をあげてしまったので、金額を少なくするわけにもいかず、毎回5ドルを枕の下に置いています。

そうなると、子供の歯が抜けると「よかったね!」と言いながら心の内では「あー、5ドルの出費だ」と思ってしまう私。

子供の成長はうれしいけど、ちょっつらい、複雑な気持ちになる「トゥースフェアリー」

他の国にも「トゥースフェアリー」はいるのかな?


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