ゆる〜くはじめよう!中国語 (4)発音編:中国語の声調
大家好!カエルライフの朱虹です。
今回から、いよいよ中国語の発音を勉強します。ここではあまり細かくなりすぎないように、できるだけシンプルに説明したいと思います。
中国語の漢字は「一字一音」
まず、「白」という漢字の読み方を、日本語と中国語で比べてみましょう。
日本語 → し/ろ、は/く
中国語 → bái
日本語では、「し/ろ」「は/く」のように、それぞれ2つの音節(ひとまとまりの音のくぎり)で読まれますが、中国語ではいつも bái と1つの音節で読まれます。
また、中国語「白」の発音は bái とローマ字で書きますが、このローマ字式記号のことを、ピンイン(拼音)と言いますので覚えておきましょう。
中国語の音節については、以下の動画で短くまとめています。
声調とは
先ほどの bái の a の上に記号が付いているのにお気づきでしょうか。これを「声調記号」と言います。
中国語の音節には、「声調」という音の上がり下がりの調子が付いています。声調は全部で4種類あるので「四声」と言います。
では、ma と yi を例にして見てみましょう。
このように、同じピンインでも声調によって意味が違ってくるので、発音をするときは、四声に注意して発音するようにしましょう。
それぞれの声調
ではそれぞれの声調を説明します。最後の動画で、実際の音声を聞きながら練習できます。
第 1 声
普段自分が話す声の高さよりも高い声で、平らに伸ばします。声の高さのイメージとしてはドレミファソの「ソー」です。
第 2 声
やや低めの声から、声を一気に引っ張り上げます。イメージとしては、びっくりした時の「ええっ?」です。
第2声を出す時は、出だしは低めの声で、声をこれ以上、上げられないくらいまで上げるのがコツです。声が上がり切った時は、喉が閉じたような感じになるので、自然と音が切れるはずです。
第 3 声
まず、あごを引くようにとにかく声を低く抑えて、声が出ないくらいまで下げます。
この時、喉に締め付けられるような緊張感があるはずです。これ以上、下げられないところまで下げて、それから喉の緊張感を解くと、音が自然に上昇します。
後半の上昇部分は決して無理に上げようとせず、自然な上昇に任せます。イメージとしては、がっかりした時の「あ〜あ」です。
第 4 声
高めの声を一気に下げるように発音します。第1声の高さから、音が消えるくらいに、これ以上下げられない低さまで下げるのがコツです。イメージとしてはカラスが鳴く時の「カァー」です。
声調の発音練習
では実際に音声を聞きながら練習してみましょう。声調の練習については、以下の動画で2回に分けて分かりやすく説明しています。
声調の聞き取り練習
次回は、母音の発音について勉強します。
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