メロンメランコリー
世の中には不可解な事がある。
例えばこの私の文章だが
何が起きたのかわからないが、私が今まで書いた文章で、これが一番読まれている。私比ではものすごい勢いで読まれているため、不思議だった。
内容の通り、かなりゆるゆるっと書いたやつなんだけどなぁ。
摩訶不思議とはこういう時に使うのか。
否、絶対違うだろう。
もっと根本的に不思議な事だ。
例えるなら
チョコモナカジャンボを食べたあとにミニオレオを食べると、仄かにメロン風味がする。
これは摩訶不思議だ。正しく摩訶不思議と言ってよかろう。
ちなみに夫も同じことを感じたそうなので、信憑性があるといえる。(n=2)
いやね、騙されたと思って食べてくださいよ。
明らかにミニオレオの風味が変わるから。
オレオクッキーがですね、青臭く感じるんですよ。
で、その後に来る甘みと相まってメロンでした。
ちなみに私はメロンアレルギーのため、5年以上まともにメロンを食べてないのですが、危険センサーとしてメロンっぽさを感知しました。
青臭さとビギャッとするえぐみを感じながらの、ブワワと広がる甘み。そしてそのビギャッこそ、私の
アレルゲン風味そのもの
である。そう勝手に分析しているので普通の人には共感しづらい感覚だろう。だからオレオ食べ進めるのが怖く感じるくらいでした。
私は、そのスーッとした青みがかかった匂いから、その後口全体に広がる芳醇なむせかえるような甘味と香り、もう爽やかさは消えてしまい、みずみずしさが溢れてくる、この段階で、自らのメロンアレルギーを自覚する。
ビギャッにより、喉と耳の奥がイガイガしてくるのだ。
それを感知するとメロンを食べるのが不可能になる。
だから
ハーブスのミルクレープはもう食べられない。
かなり悲しい事実だとおもっている。
ちなみにこのメロンアレルギーは、23歳ごろに発覚した。私はそんなにメロンばかりを食べる家庭に育ったわけではない。無論メロン果肉を肌に塗ったりもしていない。
全く意味不明なのだが、突如メロンアレルギーとなった。仕方ない、
これが運命だ。
本当、世の中ってわからない。
何が良いのか何が悪いのか。
カビは抗生物質になるし、水虫にも原因にもなる(カビの種類が違います確か)
つい昨日までの常識が、明日には通じないこともある。時代の流れなんて読めない。だから難しく、時に楽しい。いいこともあるけど、悲しく辛いことも。でもそのほとんどが、本当はよく分からないことばかり。
毎日何とか生きていかなきゃね、と思うのですよ。良識と常識は持っていたいのだけど、常に自らの全てを変えていくのは疲れるから、普遍的な何かを持っていたい。
例えばカステラと牛乳のような組み合わせを。
あの2人はとてもお似合いで美味しかった。
私を満ち満ちと優しい気持ちにさせた。
だけど、もう子どもではなくなった私の胃袋には、牛乳の甘さがくどく感じた。
おそらく、比較的安価で売られる牛乳だったら水っぽくてよかったのだが、その時は某社のおいしい牛乳で、それが良くなかった。
コクと甘さが、もう私には合わなかった。
世の中も変わるけど、わたしもきっと変わってる。そんな荒波を乗りこなす気力はもうないので、かつては沢山食べることのできたメロンの、剥いた皮にでも乗って、ぼんやりと流されていきたい。
でも、そんな消極的なことをしていれば、いずれ濁流に飲まれるだけなので、とりあえず
メロンカステラがあるならば、食べる勇気くらいは持とう
とおもうのでした。
追記:
メロンカステラ。調べたら普通にこの世にありましたので、さっさと食べてみようかと思います。
北海道と長崎にあるそうです。
食べた方、宜しければコメント下さい。
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