映画はいいぞ。 前編

映画が好きだ。

別世界に浸れる感覚。映像の色味にときめいたり、物語にわくわくしたり、劇伴に聴き入ったり、俳優の演技に感激したり。

さらに Amazon prime に入ったので、1人で世界観に入り込めるようになった。邦画しか観ないなど好みの偏りが酷いのだけど、それも誰にも文句は言われない。
映画が好きなくせに映画館が苦手な私でも、お家で映画館気分が味わえる素晴らしいツールを手に入れた。(もちろん映画館で観ることへの憧れは常にある)

そういうわけで、夏休みは映画を観た。
感動が薄れてしまうのが嫌なので、春休みに観たのも合わせて残しておく。春休みのやつはもう薄れてるやろ、というツッコミもあるだろう。ほんとそう。

先に言っておくと、知識・技能は無いので偉そうなこと語れないしあんまり考えません。これはレビューではなく、どこが好きとかそういう思い。私の好み。

だけど、好きなものを発信したい気持ちもあるので、もしどれか1つでも興味を持ってもらえたなら嬉しい。
物語の要約は頑張って3行くらいで収めておきます。


① 世界から猫が消えたなら

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突然に余命宣告をされてしまった「僕」。そこに現れた悪魔のようなものが〝世界から1つ何か消すのと引き換えに、命を1日与える〟と言う。この出来事をきっかけに、家族、元恋人、人の思いに触れていく。

中学の時から観たいと思っていてようやく念願叶いました。
ファンタジーだけどリアルに溶け込んでいる世界が、存在してほしいような、してほしくないような。
「僕」の孤独に少し共感してしまう部分もあったり。胸が苦しくなる場面もあったけど、最後は優しい気持ちに包まれた。
主題歌が刺さる。そして私の好きな色味。あと猫かわいい。


② リトルフォレスト 夏・秋/冬・春

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小さな村での自給自足の生活を四季を通して描く。そこでの暮らし、人とのかかわりの中で、いち子の心の動き・変化が繊細に生じていく。
4部作。夏・秋、冬・春という同時上映で実質2本という感じ。

これが1番好きな色味です。景色が美しい。繊細。
静かに展開していく感じ、まさに自然に囲まれた生活の空気感ってこうだろうなと。皆の心の動きが微々たるものでも伝わってくるのもそれのおかげだろうな。
こういう生活、憧れるけど難しさもある。そこも考えられるくらい、過度に美化していないところも好きだった。
主題歌は FLOWER FLOWER です。それきっかけで知ったけど、観ておいて本当に良かった。
きっと春で終わることが大事なんだと思ってる。


③ レンタネコ

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サヨコは、寂しい人に猫を貸す「レンタネコ」を営んでいる。その中での、猫を借りに来る人や、偶然に出会う人とのかかわりを描く。
多分オムニバスっていうやつ。

絶対に現実に無い設定とか、セリフとか、そういうのも良いよね。映画だもん。そういう世界も好き。
この監督にしか作り出せない空気感と世界観。他の作品も何となく知っているのでそう思う。
レンタネコは、人を暖かく優しい気持ちにさせる、そういう空間を作る生業かなと思った。猫かわいい。


④ 海月姫

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男子禁制のアパート「天水館」でオタク女子集団と暮らす月海。ある日出会った美女は、女装が趣味の蔵之介だった。突然決まった天水館の取り壊しに反対すべく、蔵之介とともに立ち上がる。

きらきらした世界。
何となく生きている人たちが1つ目標を見つけて、それに向かって行動が起こせるとこんなにも輝くのかと。
それはフィクションだから、って言う人はいるかもしれないが、絶対に現実でも起こる。好きなもの、目標、それらを追いかけている人は美しくてきらきらしている。そんなことに気づいた。私もちょっと輝きをお裾分けされた気分になる。
あとは菅田将暉が綺麗すぎる。どうしたことだ。



さて、ここまででまだ春休み分なのだけど、長くなりそうなので分けます。
続きはまた次回。



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追記
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