ググれ。〜格差を生む検索方法〜
こんにちは。
今日は、情報の調べ方についてお伝えしていきます。
2020年という21世紀の序盤において、高度情報化社会というのはどんどん進行していて、情報にどのようにたどり着いて、それをどのように扱うのか、ここに大きな格差が発生していて、それがそのまま収入の機会に直結している印象です。これは強まる傾向にあります。
「ウォールストリート」という有名な金融映画があります。ゴードン・ゲッコーの「Greed is good(強欲は善だ)」という有名なセリフがあるんですけれども、私は彼の「The most valuable commodity I know of is information.(私の知る限り最も価値のあるコモディティ(商品)は情報だ。)」と言っています。この映画は1987年の映画なので30年以上立っているわけですけれども、その傾向はどんどん強まっていると思います。
いま一度、この情報検索について理解を深めていくために基本に検索における考え方について共有したいと思います。
【情報検索のベクトル】
情報を検索する時というのは、しっかりとベクトルを意識する必要があります。ビジネスにおいて「水平展開」という言葉と「垂直展開」という言葉が使われますが、個々のそれぞれの意味を正しく理解しているということが大切になります。
これらは、使われるシチュエーションによって、少し意味が変わってくることもありますが、ビジネスにおいて大変重要な概念となります。
これらの考え方は情報を検索するときにそのまま使うことができます。この考え方をしっかり理解しておかないと、これから行う「検索」が無意味で、時間を浪費するだけの行動となってしまいます。
【情報収集における水平と垂直】
みなさんが情報を検索するときに重要なことは、その対象に対して、「どんな情報の方向性を採用しているか」ということです。
調べたい事柄、その事柄に対して「横方向」の情報を集めたい(=水平展開)のか「縦方向」の情報を集めたい(=垂直に展開)のか、ここをしっかり把握しておくことが重要になってきます。
【水平展開】
質より量のことです。上辺だけや薄っぺらい情報でもいいのでたくさんの情報量が欲しいとき、またはテーマを広く持っているとき、とりあえずのなにかのきっかけとしての情報が欲しいというときに有効な検索方法です。
例えば、あるセクターで成功した会社がその成功のノウハウをそっくりそのまま流用して全国展開に取り組んでいったりする、同じノウハウがそのまま活かせる別の商品やサービスに事業拡大していくということです。
つまり、力のベクトルを横へ伸ばしていくことを言います。
具体的には、商談前の雑談に使えるようなネタを集めたいとき(スポーツ、天気、政治など)、それぞれの詳しい内容というより軽い話題を相手に対して多数持っておくことが大事な場面というのがあります。このケースにおいてはとにかく「質より量」の情報が欲しいので今話してきた水平展開で検索する必要があるということです。
【垂直展開】
最も大きな利益を追求していくことが目的として、設備投資したりコストの見直しをしたりなど、力のベクトルを縦に伸ばしていくことを言います。
「狭く深く」情報を集めたいとき、つまり「量より質」という場合に有効な検索方法です。すでに相手が事前情報を持っている場合、さらにディープでニッチな情報を集めたいときや他の人が知らないであろう情報を調べたいときに最適です。
具体的には、商談において、その場にいる誰よりも「専門的な情報」を持っていなければならない時や、クライアントからの質問に的確に回答する必要がある場合など、相手を驚かせるような情報を持っていたりすればさらに優位に商談を進めていくことができます。
ある物事についてより深く専門的で、一般的には知られていないような情報まで集めたい場合、垂直に展開していく情報検索を行っていくべきだと言えます。
今の時代における情報検索というのは、ただやみくもに検索するだけでは良い結果というのはまず得られません。ですので、例えばGoogleという検索エンジンを利用する場合でも、論理式のようなものを加えることで、返ってくる情報の検索結果を自分の意図したものに選定することができます。
フレーズ検索やマイナス検索、ワイルドカード検索など、これらのテクニックを駆使して、なるべく短時間でベストな結果を得ることが大切です。
例えばワイルドカード検索は、その言葉の周辺の情報を多く集めることに適しているので、「水平展開」に有効です。
また、海外の検索サイトを利用してみると、普通では見つからないようなニッチな情報が見つかることがあり「垂直展開」の収集方法に適しています。
【まとめ】
あなたが今得たい情報が「横方向」なのか「縦方向」なのかを事前にしっかり認識して、適した検索を行うということがなによりも大切になるということです。
結局、手法を知っているだけでは意味がないということです。
この話は投資の話にもつながるということで、これは人間関係にも当てはまってくるということです。ぜひ皆さんには、情報検索を舐めていると死ぬんだ、ということを自戒もこめてお伝えさせていただきたいと思います。
高度情報化社会が進展する現代において、情報検索というのはどんな場面においても欠かせない入口です。
しかし、非常に重要なフェーズにもかかわらず、結構な人がこの辺りをないがしろにしていたり、いい加減にやっているということがあります。ですので、今時できて当たり前だと思われがちな情報検索というものは、実は他人と差をつけやすい武器になるスキルということですね。ぜひ、しっかりと学んでいきましょう。
以上
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