名前はまだ無い。

冬ドームの当落が出ましたね。
まことにありがたいことに今回も入ることが出来そうです。本当に結構な確率で行かせてもらっているなぁ。感謝です。

このライブに行く時、彼らはどうなっているんだろう、と思う。
グループ名を変えることを伝えてもらった動画が上がったとき、どんな内容でも大丈夫なように自分なりに心を落ち着けてから再生ボタンを押した。
きっと彼ら本人こそが何も決まっていない、何も分かっていない状況で、グループ揃って動画を撮って、自分たちの言葉で『ファン』に向けて意思を伝えようとしてくれるところ。そういうところが、多分私は本当に好きだ。
最後カメラを切ろうとして切れていなくて、それもそのままこちらに見せてくれるところも。

ChapterⅡ in Dome。ChapterⅡのCDが出て、ライブに行った時に確かに感じた彼らの『第二章』。その内容は冒頭から既に波瀾万丈だけれど、これを乗り越えていく彼らの姿を見守りたいと思う。
冬になり、ドームに立つ彼らは何という名前なのだろう。どんな名前で、私たちの前に立っているのだろう。そんなことを考えている。彼らの本質は変わらないだろうけれど、それを形容する名前が新しくなること。なかなか無い経験だなと思うし、今後もう無いままでいてくれとも思う。

当落が出て翌日の今日、髪を切りに行った。またライブ前にはお世話になるだろうと思い、次の予約を入れて店を出た。
こうやって次の予定を入れながら生きていくんだろうな。太宰の『葉』の書き出しみたいだ。思えばあれも冒頭しか知らない。今度またちゃんと読みます。