天皇賞(秋)2022

10/30 東京11R 天皇賞(秋)

上記の予想記事です。

はじめに

初めに断っておくが、今から書く内容はこれからお届けする予想には一切関係無い。

唐突だが、私の現役推し馬はカラテだ。
2021の東京新聞杯の予想をするにあたって、過去レースを見ていたのが出会いだった。
若潮Sを3馬身差で圧勝するのを見て惚れ込み、東京新聞杯では対抗に挙げ(本命はシャドウディーヴァ)見事ワイドのみ(カテドラルが来なければ…)的中した。
それ以来カラテを追い、G1での大敗やG2,3での惜敗、約1年ぶりの勝利等も見てきた。
そしてマイルでの追走が厳しくなり、2000でならもっとやれるのにと思っていた所にあの新潟記念。
好位から直線早々に抜け出し、そのまま完勝する姿は若潮Sを思い出させてくれた。
そんな推し馬が初の2000mG1に挑む。
新潟記念から天皇賞を勝った馬が記憶に無かったので、調べてみると1頭だけ該当馬が。
その馬名はオフサイドトラップ
カラテ同様重賞でも善戦するものの中々勝ちきれず、8歳にして七夕賞で初の重賞制覇。その勢いのまま新潟記念を勝ち、天皇賞秋をも制覇した。
東京新聞杯3着中山記念2着を経ていて、重賞はG3の2勝のみで天皇賞というのも全く同じだ。
そしてオフサイドトラップが制した天皇賞秋はあの98年。偶然にも今年の天皇賞にもパンサラッサやジャックドールという強い逃げ馬が。
これは果たしてカラテが勝つ天啓なのか。

とまぁ、カラテについて語り過ぎた感は否めないけど、先に語っておかないと予想がカラテ◎にしかならないんで許して下さい!
それでは本題の天皇賞(秋)2022の予想に入ります。

天皇賞(秋)2022の注視ポイント

・最初のコーナーまでが短く、隊列が早く決まる。
・例年では少ない、明確な逃げ馬が多頭居る。
・人気実力馬の殆どが後方差し馬。
・外枠(馬番⑬以降)は勝率複勝率共に低い。
これらを基準に予想していきたいと思います。

全頭の見解

①マリアエレーナ
前走の小倉記念では5馬身差の圧勝で、過去も同様に好位からの競馬で結果を残している。3着のジェラルディーナがオールカマーを勝っているのも好材料。
パンサラッサやジャックドールの後ろで追走して行きたいので、今回1番枠順に恵まれているのはこの馬だと思う。
馬場が渋る場合は追走に脚を使って残らないタイプなので、一応当日の馬場には注意が必要。

②カラテ
カラテの強みはロングスパートである。
力は通用すると信じて疑わないが、この武器が使えないと流石に厳しいのも事実。ハイペースになるようであれば早目の仕掛けが必要だし、ミドルペースならば前目に位置取れるかが鍵だろう。
今回この2枠2番というのが曲者で、ミドル想定なら位置取りし易くて良いが、ハイペースの場合は早目に仕掛ける為に馬群を捌かなければならない。
カラテは大型馬かつ走法もデカい為に、馬群を割っていくのが苦手。
壁になり難い有力馬の後ろに入って、すんなり抜け出していけるかどうかが勝負の分れ目。

③パンサラッサ
お馴染みの大逃げ馬。
2000という距離自体はギリギリ守備範囲だが、やはり府中というのが最大の懸念点。
実はテンが速くない馬なので、内枠とはいえ短い最初の直線でハナを取り切るには脚を使う必要がある。更に最後には長い長い直線。2000がギリギリでは逃げ切るのは至難だろう。

④ポタジェ
大阪杯を制したG1馬。
特徴が無いのが特徴で、事実大阪杯でも1区間もTOP3のタイムを出していない。重たい馬場でもそれが変わらない点が強みではあるが、逆に他馬がパフォーマンスを出せる舞台では厳しくなりがち。
ハイペースにならない展開で好位につけられれば。

⑤ダノンベルーガ
皐月賞ダービーで4着。共同通信杯ではジオグリフやダノンスコーピオンに完勝している。
皐月賞ダービーでは外からジオグリフに圧をかけられ続け、内を走る事になって伸びずという形。
そして今回もすぐ外にジオグリフ。5強の並びで最内に入ってしまった事は苦しいポイント。
能力自体は全く劣っていない。

⑥ジオグリフ
皐月賞馬。その皐月賞ではイクイノックス、ドウデュース、ダノンベルーガ、アスクビクターモアに完勝。特にイクイノックスを差したのは圧巻だった。
喉鳴り持ちでダービー2400は保たなかったが、2000までであればジオグリフを最高評価にしたい。
そして26日付調教後計量で516kg(+24)である。
距離的にもJC目指して緩く作るはずが無いので、これは成長分であり期待値である。

⑦イクイノックス
皐月賞ダービー2着で連対率100%の馬。
ダービーでは大外枠ながら恐ろしい末脚で最後方から差してきた。
ただ今回は縦長隊列になりそうなので後ろ過ぎると、ジャックドールらに届かない可能性はある。
皐月賞のようにある程度の位置で走るのか、大外回すの覚悟で後からなのか見極めたい。

⑧シャフリヤール
エフフォーリア世代のダービー馬。
去年のJCではコントレイルと併せて上がっていき、オーソリティで進路が狭まった所で外にもたれての3着。そのオーソリティにはドバイで勝っている。
ドバイSCのメンツも強く、実力は疑いようがない。
枠的にも内側の3歳勢に圧を掛けつつ好位が取れる中枠で、人気馬の中では1番実力を発揮出来そうだ。

⑨ジャックドール
前走の札幌記念で、パンサラッサを逃げさせ3〜4番手に抑えながらキッチリ差し切る強い競馬を見せた。5枠9番という枠順的にも、パンサラッサとは競らず同じ様な位置取りをしていくのでは。
大阪杯ではアフリカンゴールドが突っ掛けた事でペースが速くなり、直線で息が上がってしまった。
今回もバビットが競り掛けて来そうな点は注意。
土曜日の馬場を見る限りは、そこまで内前有利でもないがしっかり残せるかどうか。

⑩ノースブリッジ
アメジストSで同舞台を逃げ勝っているが、稍重でのスローペース逃げ切りで相手も強くない。
前走の毎日王冠では後方からの競馬をして、ポタジェを抜いて掲示板に入ってきた。
馬場が渋った時に狙いたいのは変わらないが、今回も後方からで結果を残すようであれば1段階上のステージに行くのでは。

⑪レッドガラン
2走前の札幌記念を見る限りは、どうやってもジャックドールとパンサラッサ相手に勝ち目は無い。
今回は如何にジャックドールとパンサラッサを捉えるかが大事なので厳しいか。
前走が稍重馬場で2週しか空いていないのもマイナス。

⑫バビット
今回のペースのキーになる馬。
パンサラッサに競りかければハイペースは必至である。ただ、そんな事をしてバビットに勝算はあるのか?という疑問を抱いている。
恐らく競り掛ける相手はジャックドールなのではないか。ジャックドールとペースを作り最後にパンサラッサを捉える、という競馬が最も勝つ(或いは掲示板に残せる)と考える。
それでも枠もあってジャックドールの上を行くとは考えられないが、ペースを握っているのは間違いなくこの馬の動きだと思う。

⑬アブレイズ
前走は先行したが、持ち味はヴィクトリアマイルでも見せた末脚。マイルだが32.9の上がり1位タイは凄い。
今回の鞍上はマーカンドで、土曜日の東京8Rは正に剛腕で差し切った形だった。もしかすると後方から届かせる事が出来るのではと思ってしまう。
10/29,21時現在で単勝143倍、複勝16倍。3連系の3列目や複勝で狙う価値はあるかもしれない。

⑭ユーバーレーベン
去年のオークス馬。
近走は低迷しており、他のオークス参戦馬もソダシ以外はパッとしない。
前走一気に増えた馬体重を絞って来ているのは好材料ではあるが、外枠からこのメンツ相手に戦える武器が見いだせない。

⑮カデナ
天皇賞秋への出走も今回で4回目で、過去3回いづれも成績を残せていない。
中山や小倉等の小回りが得意で、そういった場では掲示板に乗る力はまだある。
ただし今回はそういった場では無い。

展開予想と印

パンサラッサが逃げ、その後ろをジャックドールとバビットが追走する。バビットがパンサラッサに競り掛けないことで想定よりハイペースにならないのではないか(1000m59.7〜60くらい)。
そうなるとある程度の位置取りをしないと、パンサラッサとジャックドールを捉えられない。
しかし、スローではない東京競馬場で上がりタイムを無視は出来ない。
今回はその2つを重視して印を決めました。

◎⑧シャフリヤール
○⑥ジオグリフ
▲①マリアエレーナ
△⑦イクイノックス
△⑨ジャックドール
☆②カラテ
展開予想的に、得意展開に持っていけるシャフリヤールを◎に。
同じ要素でここが目標であろうジオグリフを○に。
1枠1番で、展開自体に最も恵まれそうなマリアエレーナを▲に。
能力だけで無視できないイクイノックスと前で残しそうなジャックドールを△に。
好位で脚を溜めて馬群が割れれば、人馬共にG1初制覇もあり得るカラテを☆に。

買い目

◎を軸に○▲△☆へ馬連ワイド。
◎-○,▲-△☆⑤⑬の3連複。
枠連5,4-1,2,3,4,5でいくのもあり(4-5はオッズ注意)。

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