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映画『ゆるキャン△』を拝見した

とりあえずみに行く理由としては、これも高木さんの件と同様で佐久間ANNでが良いって言ってたから。それが一番の理由です。相変わらず主体性はそこまでありません。

本映画は、彼女たちが社会人になってからの話です。それぞれの道を進んだ野クルの皆さんがそれぞれの職業について社会人をやってるところにとあるキッカケで再び集合することになって一つの目的の為にみんなで協力するって話です。

見る前は「5人で出来るかーい」とか思ってたんですけどちゃんと地元の人間と協力してました。ただの萌え映画ではなおい良いところが一杯あります。

まず、冒頭にリンちゃんと千明が酒を飲みに行くシーンがあります、成人したと言うことを明確に示します。正直リンちゃんはバイトで出版社にいる設定でも通ります。それが居酒屋で酒をのむと言うことで時間の流れを明確に示してきます。そのシーン手元が延々と映ってるんですがなんか良かったです。居酒屋で飲んでる時って結構あんなテンションじゃないですか?そこで今回の主題とも言えるキャンプ場づくりが動き出します。原作だとそこまでリンちゃんと千明って2人で仲がいい描写がなかった気がするんです。でも、色々考えた結果この計画を進めるのに適任だと考えて新幹線に乗る訳ですよ彼女のバックグラウンドだけでも1作品作れるんじゃないですかね?ってくらい熱い導入だったなと思います。

次に、安易に涙しないところがいいなと思いました。犬子の閉校になって迎えに行くシーンなんかTVドラマだったら絶対泣かせて生徒への想いを独白する浜辺美波が安易に想像できますね。閉校になることも映画内では直接セリフとしては出てきません。先生と犬子が「大変ね、、」とだけ言うのですが、TV版は泣きながら思いを吐露する方向になってしまうでしょう。さらに、なでしことリンちゃんが露天風呂の一番のグッとくるシーンも「おどぉなに!なっでもぉ」とか言う気がします。現実の大人はそんなに泣きません、大人ですから。最近知り合いが天に召されました「お前別に仲良くなかっただろ」って奴が結構泣いてたか。そう言うやつが浜辺美波のゆるキャン見てるんだろうなと思います。浜辺美波自体はすきです、一応。あと福原遥を忘れてますね。

あとは、なんとなく解決しないと言う所も良かったです。きちんと不慣れな開墾作業を地元の人とどうにかするしちゃんとリンちゃんの作業が漏れた分は先輩のフォローがあるし、そういえば萌え映画によくある男性の完全排除もなかったですね。浜辺美波版では確実にリンちゃんの先輩と最後キスして終わりますね。
閑話休題、とにかく県の力を存分に使い業者を利用し、マンパワーが必要な時はそれを出して問題を逐一潰してました。私もなかなかの年数の社会人となってしまいましたが、ああやってポジティブに解決していきたいものです。そして裏方の千明ちゃんが本当に頑張ったんだと思います。
正直仕事の大変ぶりとかだと彼女の映画といっても過言ではないと思います。

一応女の子の可愛さにも言及しておきたいのですが、個人的には恵那ちゃんが一番好きでした。自分の歩幅で一つ一つ歩いていくような、高校生からメンタルが完成されているな、というのをひしひしと感じました。
かわいさ面もなんとなくリンちゃんを主軸に置くのかな?と思ったけど割と全員スポットはあったような気がします。もっと言うと原作から一番成長していない描写をされているのがリンちゃんだったのが驚きましたね。
まぁ、相変わらず原作者が脚本にかかわってないんですね、当然連載が忙しいからだろうけど映画版って基本的に原作者は関わらないものなのでしょうか?

最後に本映画は計画を練って作るんだけど、途中で頓挫してそれを乗り越えようって映画の認識です。社会人として計画して実行して結果を出すと言うことは大体みんなやってると思うので共感できる部分は多いと思います。その中のトラブルも利用してそれを乗り越えると言うことをやる、腐らないって言う社会人の入門書みたいないい映画でした。
従って9.5点ですね。

後輩と連続二回映画を見に行ってないのですが、普通に良い映画を連続で見る結果になってしまいました。次に一緒に行く時何を思うか心配です。

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