管長さんへの一言
こんにちは。フリー坊主のしゅんしょう先生です。
自称「開運霊学」マスターです。
私がとある真言宗の祈禱寺院の本山に勤務していた時の話をします。
もう20年以上前の話です。
出張先の祈願祭が終わって私が運転手として管長(一宗一派のトップ・今は故人)さんを乗せた帰りの車中での話です。
その管長さんは、霊能者としては大変な力をもっていた方でした。
若い頃から総理大臣や国会議員の先生方と強いつながりを持ち、信者である議員さんが新たに総理大臣になった時には総理大臣の椅子に座らせてもらった時のことを嬉しそうに話してくださいました。
皇室にも強いつながりを持っておられた方です。
ある日のこと、私がMr.マリックさんの番組を観た次の日、同じ番組を管長さんも観ていたらしく「あれは全部わしゃにゃできるけど、(マジックではなく霊能力で)一つだけわからんのがあったなあ。」とおっしゃっていた。そのわからなかったマジックというのはマリックさんが手に持っていた一万円札が瞬時に消えてTV出演者のスーツの上着の生地と生地の間に移動しているというものでした。
管長さんは何でも瞬時にわかる方でした。
今後も時々、この管長さんの話はするつもりですが、今回は出張先からの帰りの車中でのこと。
管長さんはこの時から遡ること数年前に大病を患い、以後は食事に制限がありました。消化の悪いものは食べられなかったのです。定期的に病院に検査にも通われていました。
その状態を見ていたので私は、
「管長さん大変ですね、食べたいものが食べられないなんて。」
すると管長さんは、
「いやあ、わしは皆が食べれんような物も食べてきたし、行きたいところも行ってきたし、皆が見れんものも見てきたからいいんじゃ。」と。
そのとき私は、
「いああ、でも人間は今しか無いんじゃないですか?今食べたい物が食べれないと・・・・」
管長さんは少し寂しいそうに、
「そうだなあ。」
あなたはどう思いますか?
ここで、開運のコツです。
人間は、今が一番大事だということ。そして、昨日の延長が今日です。
今日の延長が明日です。過ぎた昨日の事実を変えることはできません。明日を変えたいにしても、何かやれるのは今日しかできないんです。
もしそうだとしたら、明日、或いは一年後に変化をもたらそうと思えば今日の『今』変化(心でも行動でも)しないと明日は変わらないし、一年後も変わらないということです。
これは、五年後、十年後も同じ事。 合掌