四季のフォトスポット 陽春 10.長野 11.新潟
10.長野
10_1 千曲川河川公園
情緒あふれる町並みが魅力の小布施町は、江戸時代に北斎や一茶など多くの文人墨客に愛された町だ。
千曲川のほとりは町内屈指の花の名所として知られ、北信濃の山々を背景に、菜の花のじゅうたんが広がる。
同時期に開花する花桃、八重桜との競演はカメラマン垂涎の絶景だ。
10_2 大町公園
市街地を見下ろせる東山の中腹に位置する大町公園。
園内には約四十本のソメイヨシノとオオヤマザクラが植えられ、例年四月下旬になると、淡いピンク色の花が咲き誇る。
公園の高台から残雪の北アルプスを背景に見る桜並木はとても美しい。
10_3 白馬1_四十九院
白馬山麓にひと足早く春の訪れを告げるコブシの花。
白馬村では田んぼの脇や里山のあちこちで、その白い花を見ることができる。中でも四十九院のコブシは、水をはった田んぼの脇にひときわりっぱな花木が二本並び、その水に映った姿も美しく、春の人気の撮影スポットとなっている。
「白いこぶしと映り込み」「黄色い水仙」「背後に残雪の白馬三山」この三つが揃うのが四十九院だ。
10_4 白馬2_大出公園
長野県北安曇郡白馬村にある大出公園から白馬三山を眺める景色は、白馬村でも有名なビューポイントのひとつで素晴らしい風景が広がる。
白馬村の山々をバックに姫川の清流に架かる大出の吊橋と茅葺屋根の民家、そして桜並木が田舎情緒あふれる春の白馬の原風景を作り出していた。
11.新潟
11_1 津南町「中子の桜」
豪雪地域の津南町中子集落にある「中子の桜」。
雪が少ない年を除いて、残雪とともに桜の開花が見られるスポットとして有名だ。
残雪の桜、湖面に映る桜、背景の杉林、幻想的な朝霧など、カメラマンにとって最高の条件がそろっているのが魅力だ。
私が訪れた2018年4月は、残念ながら雪が少なく、「残雪の桜」は撮れなかった。
11_2 儀明の棚田
儀明の棚田の一番の見所は畔で育った山桜。
季節によって色合いが変わる美しい桜の木が、水をはった棚田に映る。
例年、四月末から五月の連休にかけてが開花の時期となり、山桜が水鏡に映る絶景を求めて、多くの観光客やカメラマンが訪れる。
令和四年二月、農林水産省より棚田地域の振興に関する取組が評価され、優良な棚田として「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~」に認定された。
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