四季のフォトスポット・早春 3.大阪・4.奈良
3.大阪府
3.1大阪城梅林
早春には色とりどりの見事な花をつけ、訪れる人たちで賑わう大阪城梅林。内濠の東側、約1.7㏊の広さに約1,270本の梅が植えられている。早咲きから遅咲きまで百品種を超え、毎年1月~3月頃にかけて見ごろとなる。
3.2万博公園・日本庭園
椿が早春を告げる日本庭園
日本庭園の早春は椿が主役である。
3月上旬に訪れると、竹藪の緑と椿の赤が描くコントラストが美しい。
蒼い池とネコヤナギの白のコントラストが美しい
コブシは早春に、葉が展開する前に他の木々に先駆けて白い大きな花をつける。桜の開花が近いことを告げている。
4.奈良県
4.1賀名生梅林
2万本の梅花ほころぶ
賀名生梅林は、丘陵を麓から中腹までおおいつくすように2万本の梅が咲き誇る奈良県有数の梅林として知られている。
純白や淡い紅色の梅の花は早春の陽光を浴びて、爽やかで壮観な風景を展開させている。
南朝の悲しい史話を帯びて、雅やかな梅の花の色合いは、丹生川の支流に南朝のロマンを映しているようだ。
2月下旬から3月下旬にかけて、さながら雲海のように梅の花がほころび、ほのかな香りが、山々を伝うように漂う。
4.2氷室神社
奈良で最も早く咲く「しだれ桜」の氷室神社
奈良県奈良市に位置する氷室神社。
かつて平城遷都のおりに三笠山山麓に氷室(氷の保冷庫)をつくり、その守り神として祀られたのがこの神社のはじまりとされている。その後に現在地に移築された。
例年3月下旬~4月初旬にかけて、奈良で最も早く咲くと言われている四脚門前のしだれ桜が花を付ける。
この大きなしだれ桜は樹齢百年を迎えた今でも咲き続け、訪れる人の目をたのしませている。
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